【調査リリース】 2021夏の旅行トレンド全国調査 ~ 高齢層を中心に20年より意欲減少、検討者は若者中心へ。温泉需要が減少、1~5万円までの費用帯が増加

【調査リリース】 2021夏の旅行トレンド全国調査 ~ 高齢層を中心に20年より意欲減少、検討者は若者中心へ。温泉需要が減少、1~5万円までの費用帯が増加

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、国内の20歳以上の男女10,003人を対象に、今夏の旅行予定に関する消費者アンケート調査を実施しました。またヴァリューズが保有する約250万人の独自パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使用して消費者の旅行動向を分析しました。


旅行業界のサイト訪問者数ランキング(2021年6月度)

ヴァリューズが独自に定義する「旅行・交通・レジャー」関連のサイトにおいて、2021年6月度のサイト訪問者数ランキングを集計したところ、1位「じゃらんnet」、2位「楽天トラベル」、3位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、4位「全日本空輸 (ANA)」、5位「日本航空 (JAL)」となりました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受け軒並みUU数が下がった昨年から、復調が見られるサイトとそうでないサイトで明暗が分かれているようです。「aumo」「ウォーカープラス」などのおでかけ情報メディアが台頭しており、旅行控えをする人の旅行欲をうまく満たすことが出来ているのかもしれません。

図表1 旅行業界サイト訪問者数ランキング(2021年6月)

図表1 旅行業界サイト訪問者数ランキング(2021年6月)

旅行需要は高齢層を中心に20年より減少

次に、アンケートで、今年の夏に旅行予定があるかどうかを尋ねたところ、夏の国内旅行検討/予定者は約2割と、2019年・2020年よりも減少していました。旅行需要全体はコロナ禍前の水準には戻っていないようです。

性年代別に旅行検討/予定の推移をみると、20年比では高齢層を中心とした減少幅が目立つ一方で、20代男性は20年に大幅アップしたまま高止まりしていました。

図表2 夏の旅行予定 全体/性年代別

図表2 夏の旅行予定 全体/性年代別

「旅行」のワード検索数は20年に続き減少、検索ユーザーは20代が中心

約250万人の消費者パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit」で、「旅行」のキーワード検索数推移をみてみました。21年6月時点での検索数は19年・20年と比較すると約半数となり、旅行への関心が低下していることがうかがえます。

「旅行」検索ユーザーの属性を性年代別で分析すると、20年と比較して21年は性別に大きな差は見られないながら、年代では20代の検索者の割合が高まっていました 。

図表3 「旅行」の検索ユーザー数推移(2019年6月~2021年6月)

図表3 「旅行」の検索ユーザー数推移(2019年6月~2021年6月)

図表4 「旅行」の検索ユーザー属性

図表4 「旅行」の検索ユーザー属性

昨年旅行を控えた人の約4割が”夏のリベンジ旅行“を予定

昨年旅行を実施した人、実施を見合わせた人に今年の実施意向を聞きました。昨年旅行を実施した人のうち5割超が今年も夏の旅行を実施予定と回答していました 。一方で、昨年夏の旅行を見合わせた人のうち、約4割が今年は夏の旅行を実施予定と回答。“夏のリベンジ旅行”を予定しているようです。

なお旅行予定者のコロナ対策について、新型コロナウイルスワクチンを旅行前に接種するか聞いたところ、6割以上が旅行前にワクチン接種を完了・接種予定としていました 。

図表5 昨夏旅行経験と今夏旅行意向/ワクチン接種意向

図表5 昨夏旅行経験と今夏旅行意向/ワクチン接種意向

7月の旅行実施割合が回復

夏の旅行を検討/予定している人に、いつ旅行を実施するか聞きました。19年・20年と比べて全体のボリュームゾーンは大きく変わらないものの、21年は7月の実施時期が19年並の約3割まで回復していました。

図表6 旅行実施時期(旅行検討/予定者に聴取)

図表6 旅行実施時期(旅行検討/予定者に聴取)

本州への旅行希望が減少傾向、居住エリア内旅行は四国地方が伸長

夏の旅行を検討/予定している人に、旅行先エリアを聞いたところ、本州への旅行は20年に比べて減少しているエリアが多くなった一方で、北海道・沖縄は旅行希望者の割合が増えていました。

また 、コロナ禍の新たな旅行スタイルとして話題になったマイクロツーリズム・近距離旅行の意向を調べるべく居住エリア内での旅行率を比較すると、北海道は20年より増加していましたが、九州地方・沖縄県は横ばいでした。伸び率としては四国地方⇒四国地方が12.5Pt増加と、エリア内旅行率が最も高まっていました。

図表7 旅行先エリア/居住エリア内旅行率

図表7 旅行先エリア/居住エリア内旅行率

温泉/ゆっくり過ごす需要が減少も、アクティブ旅行が微増

夏の旅行先選びで重視することを聞いてみると、2021年のトップ3は2020年と変わらず「温泉」「宿泊先でゆっくり過ごすこと」「家族・友人と過ごすこと」となりました。

しかし、「温泉」「宿泊先でゆっくり過ごすこと」は上位ではあるものの20年と比べてそれぞれ9Pt、4ptと下落していました。一方でアウトドア、マリンスポーツなどアクティブな項目は微増するなど、旅行先選びも若干変化が現れていました。

図表8 旅行先選びの重視点(国内旅行検討/予約者に聴取)

図表8 旅行先選びの重視点(国内旅行検討/予約者に聴取)

旅行費用は20年からさらに減少、1~5万円までの費用帯が増加

夏の旅行にかける費用を聞きました。旅行費用平均は、大幅に下落した2020年からさらに減少し、7万円程度となりました。一方で、19年・20年に比べ1~3万円、3~5万円の費用帯は増加に転じており、近隣への小規模旅行などマイクロツーリズムが浸透しているのかもしれません。

図表9 旅行費用(旅行検討/予約者にFA聴取)

図表9 旅行費用(旅行検討/予約者にFA聴取)

調査概要

夏の旅行予定については、全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)を対象として、 2021年6月23日~6月29日にアンケート調査を実施。(回答者10,003人)
※2020年度データについては、 2020年6月24日~7月1日にアンケート調査を実施。(回答者18,427人)
※2019年度データについては、 2019年6月21日~7月1日に、全国のヴァリューズモニターを対象にアンケート調査を実施。(回答者9,219人)
※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっている。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※サイト分類のカテゴリは、ヴァリューズが独自に定義。

ホワイトペーパーダウンロード【無料】|夏の旅行トレンド調査 2021

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