「光回線」検索での流入サイト1位は価格.com!閲覧サイトランキングを調査

「光回線」検索での流入サイト1位は価格.com!閲覧サイトランキングを調査

光回線の家庭への供給も一般的となってきた昨今。自宅で、光回線を用いたインターネットを利用している方も多いのではないでしょうか。本記事では光回線の業界について検索キーワードを分析。具体的には「光回線」クエリでの訪問ユーザー数が多いサイト順にランキングを作成しました。ヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を用いて、光回線に関するネット検索で訪問者の多いサイトを調査します。


光回線関連WebサイトのアクセスランキングTOP10

まずは、「光回線」クエリの過去1年におけるWebサイトユーザー数ランキングを調査しました。下図をご覧ください。

「光回線」関連サイトの「ユーザー数」ランキング

「Dockpit」で抽出した「光回線」関連サイトの「ユーザー数」ランキング
期間:2021年2月〜2022年1月
デバイス: PC・スマートフォン

Webサイト名がすべて掲載されているTop50までのランキングをホワイトペーパーにまとめています。ページ下部から無料でダウンロードしてご覧ください。

首位にランクインしたのは幅広いジャンルを手がける比較サイト「価格.com」でした。続く2位には、ソニーネットワークコミュニケーションズの提供するISP(インターネットサービスプロバイダ)の「NURO」公式サイト、3位には学研のニュースメディアである「GetNavi web」がそれぞれランクインしています。

また、4位以下は主にアフィリエイトによる収益化を図っているブログ型サイトが多く見られ、光回線市場におけるWeb上の主要な集客チャネルとして、アフィリエイト広告が機能していることが窺えます。

ランキング上位のWebサイトの特徴を紐解く

先ほどのランキングで上位だった各Webサイトの特徴を簡単に見ていきましょう。

1位:価格.com

「価格.com」は国内の大手比較サイトであり、光回線の領域でも複数クエリにおいて検索上位にランクインしています。この背景には、光回線ではプロバイダや料金プラン、各種キャンペーンの組み合わせが非常に多岐に渡ることが挙げられます。情報を比較検討したいユーザーにとって、価格.comの「料金・サービス比較」というサイト機能がニーズにマッチしていると考えられます。

上記のように、サイト内にはランキング、プラン検索、口コミ…といった契約に際しての意思決定要素が充実しており、煩雑な光回線の商材選択をサポートする機能群が、検索エンジン上の評価にも繋がっていそうです。

2位:NURO公式サイト

「NURO」公式サイトの特徴としては、まず自身が急成長を遂げているISPであることが挙げられます。MM総研の光回線サービスに関する市場調査(2021年5月度)を見ると、同市場内でNURO光が昨対比40%以上の高成長と遂げていると報じられています。市場シェアやサービス知名度の拡大に伴い、検索市場での露出も増えてきていると考えられるでしょう。

また、ISP公式サイトの中でも、NUROは積極的にSEO対策を進めている点が特徴の1つです。様々なジャンルの記事がサイト上に公開されており、これらのコンテンツがサイト集客の間口を広げていると思われます。

3位:GetNavi web

3位の「GetNavi Web」は、ガジェットやライフハックの情報を主としたニュースメディアとして多くの訪問者を集めています。光回線だけでなく、通信機器やMVNOなど幅広い領域に対してコンテンツが公開されている様子です。

光回線を含む通信業界は、技術革新やサービス更新のニュースが日々絶えないという側面を持ちます。GetNaviも最新情報の発信媒体として、トレンドに即したコンテンツによる多くの集客を得ていると推測されます。

まとめ

今や現代人の生活に欠かせないネット通信の分野。今回は光回線の検索市場について調査をしてみましたが、訪問者の多いサイトを総括すると、どれも「消費者の検討フェーズに寄り添うサービスや情報を提供している」という特徴を持っているように感じました。

本調査が、皆さんのマーケティング業務や市場調査などに役立ちますと光栄です。

【調査概要】
・全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報にもとづき分析
・行動ログ分析対象期間:2021年2月〜2022年1月
※ボリュームはヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測
※対象デバイス:PC・スマートフォンの両デバイス

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この記事のライター

国内大手の採用メディア制作部を経てフリーライターとして独立。現在はWebマーケティング、就職・転職、エンタメ(ゲーム・アニメ・書籍)等の各種メディアにて記事制作を担当。「マナミナ」では一人でも多くの読者に楽しく読んでもらえるマーケティングコンテンツを提供していきます。

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