コネクテッドシートを使った分析
コネクテッドシートの上部に[グラフ][ピボットテーブル]などいくつかのボタンが表示されています。このボタンを押すと、コネクテッドシートのデータを使った集計を別のシートに作成することができます。
ここでは[ピボットテーブル]ボタンを押して、[新しいシート]を選んだ状態で[作成]ボタンをクリックします。
すると別のシートに移動し、ピボットテーブル作成用の画面が表示されます。
ここまできたら、あとは通常のスプレッドシートでピボットテーブルを作る時と同様に行、列、値、フィルタなどを設定していくと分析画面を作成できます。
ピボットテーブルの他にも[グラフ]で集計結果を可視化したり、[抽出]を使ってコネクテッドシートからさらに特定の行や列だけを抜き出して再集計する、と言ったことも可能です。
コネクテッドシートのデータ更新
コネクテッドシートはデータ更新の設定をすることで、BigQueryの更新結果を自動で反映させることが可能です。
コネクテッドシートの[スケジュールを更新]を選択し、更新オプションでスケジュールを設定します。スケジュールは時間、日、週、月の単位で設定可能で、ここで設定したタイミングでBigQueryからコネクテッドシートへデータが更新されます。
なお、前編でもご紹介した通り、コネクテッドシートの処理リソースはBigQueryとなります。例えば1時間に1回など頻度の高い更新を設定してしまうと、他の用途でも使っているBigQueryに負荷をかけてしまうこともありますのでご注意ください。
まとめ
ここまでコネクテッドシートの接続から基本的な集計画面の作り方、データ更新の方法についてご案内してきました。
コネクテッドシートを使いこなすことでビジネスユーザーでもBigQueryに蓄積されているデータを自由度高く活用することができます。管理部門にBigQueryのデータ抽出を依頼し、都度手元でExcelやスプレッドシートを使って集計していた、といった方は特に、工数や時間を大きく削減できるので是非使ってみてください。
なお、ヴァリューズではBigQueryを使ったDWHの環境やコネクテッドシートを使った分析のレクチャなども行っています。ご興味のある方は是非お問い合わせください。
BigQueryのデータを簡単分析!コネクテッドシートを使ってみよう(前編)
https://manamina.valuesccg.com/articles/2448様々なデータを格納できるBigQueryは高度な集計処理ができる一方、使いこなすにはデータベースやSQLの知識が求められ、ビジネスユーザーが日々の分析に使うには敷居が高いのが現実です。 また、BIツールを使ってBigQueryを分析することもできますが、導入にかかる費用や新しいツールを習得する学習の負荷を考えると今すぐ使える、と言うものではありません。 この記事では、BigQueryデータ分析の敷居をグっと下げてくれる「コネクテッドシート」についてご紹介します。
新卒でソフトウェアベンダーに入社しBIツールを使ったシステム構築やデータ分析の他、顧客向けのトレーニングやセミナー講師を担当。
その後、WEB系事業会社のWEBマーケティングの担当として新規顧客獲得や広告運用の業務を担当した後ヴァリューズに入社。
現在はお客様が持っているデータを活用してマーケティングの支援を行う他、WEBマーケティングデータとBIツール「Tableau」を組み合わせた新たなサービスの開発にも従事。