こんにちは!早稲田大学1年生のハルです。
普段は大学のアカデミックサークル「マーケティング研究会」で活動しており、インターン生としてマナミナで調査・ライターをしています。ぜひ最後まで見ていってくださいねー!
16Perspnalitiesってなに?
16Personalitiesとは、93の質問に答えることで、自分の性格や性質を16種類に分類するというもの。公式サイトで無料で診断を始めることが出来ます。
「16Personalities」性格タイプの例(一部抜粋)
これは16Personalities(https://www.16personalities.com )の接触者数の推移を表したものですが、2023年に入ってから流入者が増え始めているのが分かります。一体どんな人がサイトを訪問しているのでしょうか?
毎月更新される行動データを用いて、手元のブラウザで競合サイト分析やトレンド調査を行えるヴァリューズのWeb行動ログ分析ツール「Dockpit」を用いて分析していきます。
「16Personalities」サイト:接触者数推移
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:PC・スマートフォン
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16Personalitiesの利用者は?
では、16Personalitiesサイトの接触者属性を見ていきます。
まずは性別から。男女比は約4:6と、男性よりも女性の割合が多いことが分かりますね。
「16Personalities」サイト:接触者男女比
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:PC・スマートフォン
次は年齢。20代が50%と、若者が大半を占めています。
「16Personalities」サイト:接触者年齢層
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:PC・スマートフォン
さらに世帯年収を見てみると、ネット利用者全体よりもやや低いことがわかります。
「16Personalities」サイト:接触者の世帯年収
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:PC・スマートフォン
以上のことから、20代、女性、世帯年収が平均より若干低い属性の人が多く利用していることが分かります。つまり、
働き始めか学生の女性層=Z世代の女性
が16Personalitiesの主な接触者
と考えることができそうです。なぜこの層が最も利用しているのでしょうか?
利用者の興味・関心が高いのは?
ここからは、なぜZ世代の女性がメインユーザーなのかを調べていきます。なお分析にはWeb行動データとアンケートデータを用いて、ターゲットユーザーにおける特定のWeb行動の前後の動きと属性を集計できる、ヴァリューズの分析ツール「story bank」を用います。
以下のデータは、16Personalities接触者が、接触前後180分の間に閲覧したサイトのランキングです。
「16Personalities」サイト:接触者の前後180分間の閲覧サイトランキング
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:PC・スマートフォン
具体的に見ていくと、No.2「モチラボ」No.3「就活の教科書」やNo.5「arweb」とNo.8「NET ViVi」などがランクインしていることから、
就活関係のサイト、および美容系のサイト
が多くを占めていることがわかります。
同様にアプリの利用ランキングも見ていきましょう。
「16Personalities」サイト:接触者の前後180分間の利用アプリランキング
調査期間:2022年7月~2023年6月
デバイス:スマートフォン
No.2「Meitu」、No.6「SNOW」などカメラアプリ、加工アプリが上位にランクインしています。
以上のことから、16Personalitiesのサイト流入者はその診断結果を
就活の自己分析に使っている
SNSなどのプロフィール作りに利用している
という風に考察できるのではないでしょうか。
おわりに
今回は巷で流行り始めている16Personalities性格診断について調査してみました。分かったことは、
①Z世代の女性がメインユーザーと考えられる
②性格診断の結果を就活やSNS運用に用いている
でした!
実際この記事を書いている私もZ世代ですが、このような自己診断系のものは周りで多くの人がやっていますし、それをSNSにあげたりもしています。他人にも自分の性格を知ってもらうことはお互いの仲を深める役割を持っているのかもしれないですね。
しかし、まだ世間的にはそこまで認知度が高くないかもしれません。有名人などがSNSで取り上げているところから考えるに、これからより人気が出てくるのではないでしょうか?今後の動きに注目です!
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ヴァリューズは、国内最大規模の消費者Web行動ログパネルを保有し、データマーケティング・メディア「マナミナ」にて消費トレンドの自主調査を発信してきました。今回、国内外におけるZ世代の消費トレンド、Instagram、TikTok等SNSの利用実態など、2024年に反響の高かった16本のデジタル動向調査をピックアップし、白書として収録しました。
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早稲田大学商学部1年生のハルです。愛知から上京してきて絶賛一人暮らし中。自炊にはまっています。現在マナミナにてインターン中。