MBTI診断の「E型」「I型」はどんな人?データから性格特性を見てみよう

MBTI診断の「E型」「I型」はどんな人?データから性格特性を見てみよう

正確な自己分析ができると話題のMBTI診断。「16Personalities」を試してみたことのある読者も多いのではないでしょうか。今回は、MBTI診断で分類されるE型・I型のユーザーの特性について、どのような特徴をもった人々なのか、その人となりをデータから調査していきます。


MBTI診断におけるE型・I型とは?

近年注目を集めているMBTI診断とは、93の質問に答えることで、16通りの性格タイプから自分の性格に合った1つを提示してくれる性格検査です。

同様の性格特性でも、「I型」と「E型」で、それぞれ別の性格タイプに振り分けられます。
例えば「分析家」のカテゴリ下だと、「建築家」と「指揮官」、「論理学者」と「討論者」がそれぞれペアとなっており、アルファベットの頭文字が「I」か「E」かで、異なる性格タイプと定義されていることがわかります。

今回はこのE型・I型のユーザーの特性について、どのような特徴をもった人々なのか、その人となりをデータから調査していきます。

なお、この分析はあくまでも対象者のデータから導いたものであり、各セグメントの特徴を断言するものではありません。それぞれのMBTI診断結果からわかるユーザーの性格特性を、楽しんでいただければ幸いです。

ではそれぞれのセグメントについて、性年代・SNS利用時間・興味関心の3つを軸に見ていきましょう。

※E型・I型の違い(16Personalities / https://www.16personalities.com/より抜粋
・E型:外向型の人たちはグループで行う活動が好きで、人との交流を大切にします。自分の熱意や興奮感を表に出す傾向があります。
・I型:内向的な人たちは有意義な深みのある交流を好む上、交流の機会は比較的少なくても満足します。落ち着いた環境に惹かれる傾向にあります。

E型・I型のユーザーは、性年代分布がほぼ等しい

今回は、ヴァリューズが保有する消費者のWeb行動データの中から、MBTI診断結果のURLに接触したユーザーのうち、その人自身に関するアンケート回答が紐づいているユーザーのデータを分析しています。

そして、各E型・I型のユーザー属性にどのような傾向が出ているかを掴むため、全体セグメントも用意しました。
※全体セグメント:ヴァリューズが保有する消費者パネル内の全ユーザーが含まれたセグメント(MBTI診断をしていないユーザーも含んだ全ユーザー)

では、各セグメントの性年代分布を見ていきましょう。

>MBTI診断結果を閲覧したE型・I型別ユーザーの性年代
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

そもそもMBTI診断を受けているユーザーが若年層に多く見られることもあり、E型・I型共に若年層の比率が高く、また、各性年代の分布比率も近いことが分かります。
E型、I型では、性年代の偏りが出ないことがこのデータから読み取ることができます。

E型はInstagram、I型はTwitter(現X)に利用の特徴が見られる!

続いて、SNSの利用時間に違いが出ているのか見てみましょう。
今回はLINE、Twitter、Instagramの3つのSNSを取り上げ、利用時間を比較していきます。

※全体セグメントと比べ、MBTI診断者全体の傾向として若年層が多く出現しているため、いずれの型のSNS利用時間も全体セグメントより長く出ている傾向があります。

LINE

>MBTI診断結果を閲覧したE型・I型別のユーザーのLINE利用時間比率
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

LINEの利用時間は上記のようになっていました。

利用時間が30分未満、30分~1時間未満の項目では、E型の割合が比較的高く出現していました。セグメント別一日平均利用時間も、E型の「平均21.3分」が最長でした。

一方で、1時間以上LINEを利用しているユーザーの割合(棒グラフの赤部分)は全セグメントで近い比率が確認できます。LINEヘビーユーザーはいずれのセグメントにも一定に存在すると読み取ることができます。

Twitter

>MBTI診断結果を閲覧したE型・I型別のユーザーのTwitter利用時間比率
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

Twitterの利用時間は上記のようになっていました。

利用時間が30分未満、1時間以上の項目では、I型が比較的割合高く出現していました。セグメント別一日平均利用時間も、I型の「平均43.7分」が最長でした。
E型では利用時間が30分~1時間未満の項目の比率が高く出ていますが、一日平均利用時間は約33分とI型と比べ、約10分ほど短いことが分かりました。

Instagram

>MBTI診断結果を閲覧したE型・I型別のユーザーのInstagram利用時間比率
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

Instagramの利用時間は上記のようになっていました。

1日平均利用時間が30分未満の割合はE型・I型に大きな差がありませんが、利用時間が30分以上の項目に関しては、E型に大きな特徴が出ています。利用時間が30分~1時間未満、1時間以上の割合合算は他セグメントより約3倍となっており、Instagramを長時間見るセグメントだと認識できます。

3つのSNSのまとめ

今回は3つのSNSの利用時間を調査しました。E型はTwitterを利用していないユーザーがI型より多く、I型はInstagramを利用していないユーザーがE型より多いことが分かりました。セグメントによって利用率と利用時間が長いSNSが異なることが今回の分析から読み取ることができます。

E型は屋外で楽しめる興味関心ごとが多い

次にE型・I型それぞれの興味関心ごとについて分析します。
各セグメントの興味関心の割合が高い順に並べ、特にそのセグメントに特徴が出ている項目にクローズアップします。

グラフの色分けは、全体セグメントから見て割合が高かった場合は暖色、低かった場合は寒色に表示されます。また、割合が10ポイント以上離れている場合、濃い色に表示されるよう設定しています。

まずはE型の興味関心を見てみましょう。E型セグメントのユーザーが興味関心のある項目を降順に並べたグラフとなっています。

>MBTI診断結果を閲覧したE型ユーザーの興味関心
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

E型では、国内旅行やイベント・コンサート、グルメ・レストラン、海外旅行といったアウトドアに関する興味関心に特徴が出ています。また、写真・カメラにも傾向が出ており、外出先にて風景などの写真を撮っているのではないかと推察できます。

I型は屋内で楽しめる興味関心ごとが多い

次にI型の興味関心を見てみましょう。I型セグメントのユーザーが興味関心のある項目を降順に並べたグラフとなっています。

>MBTI診断結果を閲覧したI型ユーザーの興味関心
 対象期間:2022/12~2023/11
 デバイス:PC

動画共有サイトや、ゲーム、アニメ、映画といったインドアに関する興味関心に特徴が出ています。また、音楽鑑賞より動画共有サイトや映画への興味関心が高いことから、音だけでなく映像を合わせた作品を見て楽しんでいると推察できます。



今回はセグメントに分け、それぞれの興味関心が高く出ている項目について分析しました。そこで、「1つのジャンルでも関心を持つ観点が変わってくるのではないか?」、と筆者は推察しました。

「音楽」のジャンルで例を上げます。
I型は「歌手・ミュージシャン」への興味関心割合が高く出ていた一方で、「イベント・コンサート」への関心はE型よりは低くなっていました。また、E型は「音楽鑑賞」と「イベント・コンサート」への関心が高かった一方で、「歌手・ミュージシャン」への関心はI型より低くなっていました。
このことから、「音楽」という大きなジャンルの中でもE型、I型によって興味関心を持つ観点が変わると考えられるのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回はMBTI診断におけるE型とI型の特徴を掴むため、性年代・SNS利用時間・興味関心の3つを軸に分析しました。
性年代はE型・I型で分布に違いがなく、型によって性年代の分布が偏らないということが分かりました。
LINEの利用時間では、E型・I型どちらにもヘビーユーザーが存在していました。そしてTwitterの平均利用時間が長く、利用者率が高いのはI型、Instagramの平均利用時間が長く、利用者率が高いのはE型という結果になりました。
興味関心がある項目はアウトドア、インドアとそれぞれ傾向が出ていました。さらに、1つのジャンルに関する観点もセグメントによって変わってくるのではないかと推察しました。

お楽しみいただけたでしょうか。今後ディスカッションや企画出しの際に、MBTIが違う人同士と話すことで新しい観点に気づける機会が作れますし、反対にMBTIが似ている人同士では同じ観点でアイディアを深堀できるようになるかもしれません。そういった何かのグループ分けなど、メンバー採用や配置の面でお役立て出来れば幸いです。ではまた。

この記事のライター

株式会社ヴァリューズ アシスタントデータアナリスト
関西出身 2000年生まれ ENFP
2023年に新卒入社後、ヴァリューズのWEBログ分析に携わっています。
好きな食べ物はハンバーグとアップルパイです。

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