2024年下期インターネット広告市場動向の主なポイント
■インターネット広告費は増加傾向
2024年下期の広告費は、2024年上期と比べ増加したとの回答が40.7%で、前回調査時より6.2%増加。
同社が行った前回調査では「増加」・「同程度」・「減少」の割合がほぼ同水準であったが、2024年下期は「増加」の割合が増えており、広告費が増加傾向にあることがうかがえます。
■運用型ディスプレイ広告市場の状況
2023年と比較して2024年のCPMは高い傾向を示し、上昇と下降を繰り返しながら、2024年12月に最高値のCPM136.6円を記録しました。
今回の調査からCPMの業種別比較表を追加しており、2024年上期と比べて100%を超える業種が13業種に達しました。
■インターネット広告取引手法別の市況感
広告取引手法別では、動画広告のポイントが引き続き高い傾向にあり、特にコネクテッドTVのポイントが最も高い結果となりました。 (※ポイントが高い=増加したとの回答が多い)
インターネット広告における課題・中長期的施策・トレンドの主なポイント
■インターネット広告におけるトレンドや課題
リテールメディアは興味関心が高く、注目されている取引手法ですが、現状では活用率が低く、まだ活用できる余地があることがわかりました。
これらの調査結果をもとに、2025年上期のインターネット市場の動向は、緩やかに上昇することが予想されます。
調査概要
タイトル:第10回インターネット広告市場に関するアンケート
調査手法:メール配布によるアンケート調査
調査時期:2024年12月11日(水)~12月24日(火)
対象者:広告主、広告会社、媒体社、メディア、プラットフォーマー、テクノロジー・ソリューションベンダー、メディアレップなどインターネット広告市場に関係のある方
回答数:108
出典元:株式会社CARTA COMMUNICATIONS
※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。
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