「Z世代の消費行動」を現役大学生にインタビュー|5千円の飲み会は渋り、5万円のWBCは即決?

「Z世代の消費行動」を現役大学生にインタビュー|5千円の飲み会は渋り、5万円のWBCは即決?

Z世代にとって、お金は単なる消費の手段ではなく、リターンを最大化するための「投資」のような存在です。日々の食費や飲み会をシビアに管理する一方で、自身の価値観に合う体験には数万円を即決する彼ら。本記事では、現役大学生3名へのインタビューを通じ、徹底したリサーチでリスクを排除する合理的な思考法を解き明かします。効率を追求しながらも、対人関係や楽しさとの間で彼らが見出す「納得感」の正体に迫ります。


【参加者プロフィール】

Aさん Aさん

男性・東京都在住の大学4年生。経済系の学部に所属。サッカーサークルに所属。

Bさん Bさん

女性・東京都在住の大学4年生。経営系の学部に所属。最近は競馬が趣味。

Cさん Cさん

男性・東京都在住の大学4年生。経営系の学部に所属。旅行が趣味。

大学生の「お金の使い道」|飲み会と旅行が2大出費?

――お金周りのところで世の中的に注目されているのは「物価高」ですが、物価高は実際感じますか?

Aさん:僕は食べ物とかに結構感じるかもしれないです。いつも利用するお弁当屋さんがあるんですけど、そこがちょっとずつ値上げしていってるのを見て、「あ、なんか高くなってってるな」みたいなのを感じますね。

Bさん:私はスーパーによく行くんですけど、豚肉とかが結構高いなって思います。日によって違うので、最近はちょっと覗いて高いなって思う日は豚肉をあきらめて鶏肉にしようとしたりとかが増えました

Cさん:僕は食費っていう観点で言うとあんまり感じていないです。自分の支出の中で食費が占める割合が高くないので、そこで数パーセント上がっててもあんまり感じないのかなと思って。どちらかというと旅行に行く時に円安の方に痛みを感じますね。

【関連レポート】物価高での消費行動調査2025|3人に1人が食料品を「代替品」へ移行。「バター→マーガリン」が代替1位に!

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インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の18歳以上の男女33,276人を対象に、直近2年間の物価高による消費行動変化に関する消費者アンケート調査を実施しました。また、WEB行動ログを使用し、WEB上における興味関心を分析しました。※本レポートは記事末尾のフォームから無料でダウンロードできます。

――そもそも、今は何にお金を使うことが多いですか?

Aさん:毎月の支出は大体8万円くらいです。食費が3万円、飲み会代が2〜3万円ほどですね。あとは、サブスクが月1万円くらいと結構かさんでいて……。NewsPicksやAI系のツール、Kindle Unlimitedなどに入っているのが理由です。イレギュラーな出費としては、2〜3ヶ月に1回の旅行があります。

Cさん:僕は旅行、飲み以外はあんまりお金を使わないです。旅行は毎月行くんですけど行く場所によって費用は変わってきますね。

――飲むときの店選びには、何か基準はありますか?

Cさん:金額で選びます。 男友達だけとかならエリア関係なくチェーン店に行くことが多いですね。「とりいちず」のような居酒屋はとにかく安いのでよく行きます。

――安さ重視なら「家飲み」も選択肢に入ると思いますが、外で飲むのとどちらが多いですか?

Bさん:家飲みのほうが多いです。2年生の頃まではサークルの飲み会で外へ飲みに行くことが多かったのですが、最近は少人数で集まって家で飲むことのほうが増えました

――旅行についてはどうでしょう? 行き先や予算はどう決めていますか?

Cさん:以前は国内旅行がメインでしたが、最近は「長い休みが取れるのも学生のうちが最後だ」と思って、海外に足を伸ばしています。まず予算を決めて、その範囲内で行ける場所を探すスタイルです。まあ、足りなかったら「親に借りればいいか」くらいの気持ちでいます(笑)。

Bさん:私は「借りる」という選択肢はないですね(笑)。ただ、旅行の費用って、まず航空券を決済して、翌月にホテル代を払って……という風に、結果的に支払いが数ヶ月に分散されるじゃないですか。なので、「この金額なら今月払えるな」と調整しながら月を跨いで出しているので、厳密な旅行の予算は決めてないですね。

――なるほど。支払いがバラついているからこそ、高額な旅行でも心理的なハードルが下がって行きやすくなる、というのは面白い視点ですね。

【分析】若者から50代まで人気の「とりいちず」

飲むときの店選びでCさんが挙げていた「とりいちず」。とりいちずは、手ごろな価格で鶏料理専門店の味を楽しめる、全国展開する大衆酒場居酒屋です。

出典:【公式】とりいちず | 水炊き・焼き鳥・居酒屋

検索ユーザー数は、2024年から徐々に増加し、20代のほか、40代・50代からも検索されています。

図:「とりいちず」検索者数推移 期間:2024年3月~2026年2月 デバイス:パソコン・スマートフォン

図:「とりいちず」検索者数推移
期間:2024年3月~2026年2月
デバイス:パソコン・スマートフォン

図:「とりいちず」検索者の年代分布 期間:2024年3月~2026年2月 デバイス:パソコン・スマートフォン

図:「とりいちず」検索者の年代分布
期間:2024年3月~2026年2月
デバイス:パソコン・スマートフォン

【関連レポート】デジタル・トレンド白書2025 – 食トレンド編

https://manamina.valuesccg.com/articles/4663

「デジタル・トレンド白書2025 食トレンド編」は、2025年に注目を集めた食や飲料・お菓子などのヒット分析・トレンド解説が収録されたレポートです。物価が高騰しているなか、どのような商品が人気を博しているのか。消費者の食に対する好みや購買行動はどのように変化しているのかを分析しています。

大学生の「失敗した買い物・よかった買い物」|長期的にプラスかで判断

――「お金の使い方に失敗したな」っていう経験はありますか?

Aさん:僕はあんまりないかもしれないですね。ギャンブルとかもしないですし。

Bさん:私も基本的にはないですが、この1年で馬券を買い始めたんです。ネットで口座を連携させて、G1などの有名レースがあると1,000円分だけ買うのですが、外れるとやっぱり気持ちが沈みますね。もちろん、走る前からドキドキして楽しめるので、1,000円が無駄になった感覚はないんです。どちらかというと「あの馬に目をつけていたのに、あっちに賭ければよかった!」という後悔ですね(笑)。

図:「JRA(日本中央競馬会)」アプリの20代のユーザー数推移。20代の利用が増えている 期間:2024年3月~2026年2月 デバイス:パソコン・スマートフォン

図:「JRA(日本中央競馬会)」アプリの20代のユーザー数推移。20代の利用が増えている
期間:2024年3月~2026年2月
デバイス:パソコン・スマートフォン

Cさん:僕はブルーレイプレーヤーを買って後悔しました。「ジブリを観返したい」と思ってTSUTAYAで借りる前提で買ったのですが、結局1回しか使っていません(笑)。

――安いものを買って失敗したという経験はどうでしょう?

Bさん:最近ありました。格安の加湿器を買ったのですが、加湿が途中で止まってしまうことが多くて。朝起きると喉が痛くて「失敗したな」と。あと1,000円か2,000円出せばちゃんとしたものが買えたと思うと、もったいなく感じます。長く使うものは、高くても良いものを買ったほうが長期的に見てお得ですよね。

――逆に直近よかったお金の使い方はありますか?

Aさん:僕が最近満足した買い物で言うと、3万円ぐらいのヘッドフォンです。ずっとイヤホンで聞いてたんですけどヘッドフォンの音がすごい気に入ってて最近毎日使ってますね。

Bさん:私はマットレスです。セールでも8万円ちょっとぐらいで、ネットで色々調べて話題性があるのを買ってみました。最近で1番のモノへの投資ですね。睡眠は毎日のことなので。

Cさん:僕は今度アメリカに行ってWBCの試合を見に行くんですけど、そのチケットを1試合5万円で買いました。「現地でこの試合を観たんだ」と自慢したいですね。もし日本が負けて、その試合まで進んでこなかったら後悔に変わるかもしれませんが(笑)、今はワクワクしかありません。

――皆さんの中で、節約するポイントと、惜しまず使うポイントの境界線はどこにありますか?

Aさん:僕は長期的にプラスになるかどうかを大事にしてます。例えば、夜にふと食べたくなって買いに行くアイス。これって次の日には忘れているような、その瞬間の快楽のためだけの出費ですよね。逆にヘッドフォンなどは長く使いますし、自分の好きなことへの投資なので、出し惜しみはしません。

Bさん:私も似てますね。大きい買い物でも長く使える物だったら、買いたいなって気持ちになります。逆に飲み会とかは、この時間に4,000円の価値あるかのコスパを考えてしまいますね。一時的な快楽に対しての出費はなるべく節約するようにしてます。

――飲み会で後悔するとしたら、「時間」「体力」「お金」のうち、どれが一番大きいですか?

Bさん:今は時間と体力があるのでお金ですね。4,000円であればそこそこいいインテリアとか、他にも多分買えるものがいっぱいあるのに、もったいなく感じます。

Cさん:僕も飲み会が節約ポイントかなって思いました。後悔のポイントは「お金」、そして「気持ち」ですね。飲み会が終わった後、「今日の出費で、あのホテルに1泊できたな」なんて換算して、ブルーになってしまうこともあります(笑)。

――お金の後悔の話も、お金使ってというよりかは気持ちが納得してないところが後悔っていうポイントになるのでしょうか。

Cさん:そうですね。お金を使うときは、何かしらのリターンを求めてしまうんです。買い物なら、事前に値段を調べて「5,000円払えば5,000円分の価値があるもの」を確実に手に入れられるので、気持ちのマイナスは少ない。その点、飲み会はその時々で満足度がブレやすい。気持ちの面でリターンを得られない可能性が高いものの一つだと思っているので、より慎重になりますね。

【関連レポート】デジタル・トレンド白書2025 – 金融編

https://manamina.valuesccg.com/articles/4849

「デジタル・トレンド白書2025 金融編」は、開始1年を迎えた「新NISA」や暗号資産、話題のカブアンドなどの投資のトピック、富裕層の動向や電子マネーの進化など11の自主調査が収録されたレポートです。日経平均株価が史上初の5万円台に到達し 、日銀による追加利上げやトランプ関税による市場の乱高下など 、消費者の関心が非常に高まった金融業界の一年をまとめています。ダウンロード特典として「金融各業界サイトランキング」も収録。

大学生の「リスクをなくす買い物術」|人それぞれの徹底リサーチ

――買い物をするとき、情報収集はどのくらいされるのでしょうか?

Aさん:僕はかなり調べますね。ヘッドフォンを買った時も、何度も店舗に足を運んで、実際に装着感や音を確かめてから決めました。モチベーションが高い買い物ほど、絶対に失敗したくないので慎重になります。居酒屋とかも失敗したくないから、いつも同じ安いチェーン店になるのかもしれないですね。

Bさん:私はよく口コミを見てます。飲食店も本当にちっちゃい買い物もまずは口コミをチェックします。いろんなサイトの口コミを確認して、めっちゃ考えて買います。

Aさん:口コミ、僕も見ますね。良い点だけでなく、デメリットも含めて「嫌なこと」を事前に把握しておきたいんです。

Cさん:僕は、何を買うかについてはそこまで入念にリサーチしないです。例えばホテルの予約でも、「ホテルAにするかBにするか」は正直どちらでもいい。ただ、選んだホテルを「一番安い価格で予約すること」に関しては妥協しません。1万円で予約したホテルが、別のサイトで8,000円で出ているのを見つけたら、激しく後悔します。それはもう、明確に「損をした」という感覚なんです。

――「損をした」感覚になりたくないと。

Cさん:そうですね。物が違えば「価値がある」と自分に言い聞かせられますが、同じ物なのに値段が違うのは許せない(笑)。買うものはサッと決めて、決めた瞬間にあらゆるサイトを網羅して最安値を狙い撃ちします。

メルカリや中古品は買う?中古品に求める「納得感」の境界線

――フリマアプリの利用とか中古品の購入はしますか?

Aさん:僕はフリマアプリは使わず、不要な物は捨てますね。フリマアプリも古本屋も大した金額にならないものは、わざわざ売るのめんどくさいなと思っちゃいます。ただ、本は中古で買うことも多いです。

Bさん:私は本の中でも特に、大学の授業で必要な本を中古で安く買ったりとかが多いですね。教科書って高いことが多いので、メルカリとかAmazonの中古とかで状態良さそうなものを探します。

――中古で買うもの、買わないものの基準はどこにあるのでしょうか?

Cさん:自分の目で見て、機能や状態がしっかり判断できるかどうかですね。リサイクルショップでも、加湿器や空気清浄機などは内部の傷み具合が外からわからないので買いません。逆に、本や未開封の化粧品などは、自分自身の目で見て商品の状態が確認できるので、全然気にせず買いますね。

――新品なら「それが良い製品か」だけを考えればいい。でも中古になると、「良い製品か」に加えて「状態はどうか」まで見極めなきゃいけない。その確認コストを避けている部分はありそうですね。

Cさん:例えば、服の袖の汚れが気になるタイプの人なら、中古の服は買わないですよね。でも、僕にとって本の表紙の小さな傷は、読書という体験において全く気にならない。それなら、新品も中古も価値は同じなんです。

大学生の「お金の調達」|借りる以外に何をする?

――さきほど「お金を借りる」というお話が出ましたが、足りない時はやはり親に頼ることもあるのでしょうか?

Aさん:発想としてはあります。たまに本当に旅行とかでお金が足りなくて困っている時とかは、親に数万円貸して欲しいみたいなことを言いますね。ただ、基本1人でどうにかやりくりしたいです。自立してる自分でいたいみたいな意識は結構強い方だと思っていて、そもそもお金を借りることに対してちょっと抵抗がありますね。

Cさん:僕は、親に借りられるなら借りた方が得だと思います。大学生のように、時間はあるけどお金が足りないから何かやりたいことができないっていうのはもったいないかなって思っています。今お金を使えるのは1番お得なことだと思って、じゃんじゃんジャブジャブ使いますね(笑)。

――非常に合理的な考え方ですね。それだけ「今」やりたいことが多い、と。

Cさん:今後できなくなることからやっていこうと思ってます。体力を使うことと時間を使うことは働き出して年取るにつれてだんだんできなくなるのかなと。

Bさん:私はお金に関しては幼少期から両親に厳しく言われてきているので、まず親以外に借りるっていうことは絶対にしないです。旅行とか自分の趣味のものは自分でなんとかしたいなっていう感じです。結構保守的なんですけど。なので、たくさん働いてお金を稼ごうっていう風に考えてますね。

――親にお金借りる以外だと、我慢するか、後払いやローンとか対処法は色々あると思うのですが、なにかやっていることはありますか?

Bさん:対処法としてはクレカで後払いくらいですね。できる限り利子が付いた分割払いとかはあんまりしたくない派なので優先順位が低いものは後回しや我慢ですね。

Aさん:僕も優先度が低いものはあきらめることが多いです。でもひとつ、親が買ってくれそうなものを自分で買わないという知恵があります。地方出身の一人暮らしあるあるだと思うのですが、帰省して家族でショッピングモールに行くと、服などを買ってもらえるタイミングがあるんです。通称「息子タイム」(笑)。東京で服が欲しくなっても、「あと少し待てば帰省だし、その時に買ってもらおう」と計算して、自分では買わずに済ませます

Bさん:わかります(笑)。特に資格の本とかは高いじゃないですか。親と本屋に行くときは、シレッとかごに入れたりしますね。

大学生の「決済・金融サービスの選び方」|インフラ感と還元率か

――次は決済方法の話なんですけど、普段は何で決済することが多いですか?

Aさん:僕は基本、PayPayですね。残高や履歴がすぐに確認できるし、UI(操作画面)が優れていて安心して使えます。親からの仕送りがPayPayで届いたり、友達同士の割り勘もPayPayだったりするので、全部統一してしまった方が楽なんですよね。メインカードも1個あるのですが、大きい買い物をした時に使うぐらいです。

Bさん:私はほぼクレジットカードです。ポイントがつくのはもちろん、「締日と支払日」がはっきり決まっている方が、1ヶ月の支出を管理しやすいと感じます。メインは1枚ですが、特典に合わせてずらすこともあります。例えばドコモのゴールドカード。29歳以下の限定特典が手厚いのですが、年間30万円使ったら年会費が無料になるんですよね。その「ノルマ」を達成するために、意識的にメインから支払いを回したりしています。

Cさん:僕は基本QUICPayです。正直、PayPayはアプリを開くのが面倒です。QUICPayが1番簡単に決済ができる(機器にかざすだけ)し、クレカのポイントもつきます。コンビニとかでもほとんどQUICPayですね。クレカを使う理由はポイントが貯まるからです。旅行に行く時に全部マイルにするので、PayPayポイントよりもクレカのポイントの方が僕にとっては価値が高いですね。

クレジットカード選びの基準

――いまのメインのクレジットカードを選んだ理由は何ですか?

Bさん:私は還元率の良さで、若者向けのJCBカードをメインにしています。社会人になったら見直すつもりですが、今はこれが最適かなと。他のカードは、「初回特典」を目当てに作ったものが多いですね。学生だと入会マイルが大きいですし、何より特典航空券が「大人の半額」のマイル数で取れるのが魅力でした。

―― Bさんはドコモのゴールドカードも持っていますよね。そちらに一本化した方が「年間30万円」のノルマ達成もスムーズなのでは?

Bさん:そうなのですが、JCBの「Oki Dokiポイント(現:J-POINT)」で、ディズニーのチケットに変えたいんです。JCBはディズニーのスポンサーなので、ランクの高いカードを持つとパーク内の特別なラウンジを使える特典もあるみたいで……いつかそれを使ってみたいという憧れもあります。

Cさん:メインカードはANAをいつも使います。選んだ基準は同じくポイントの還元率がいいものですね。僕も初回特典でマイルをためるために他にも20枚くらいクレカを作りました。

――初回も最終的にマイルにするぞっていうところがモチベなんですね。

Cさん:僕がマイルを貯めているのは、単に旅行が好きだからというだけでなく、「1ポイントの価値をどこまで高められるか」という還元効率を突き詰めた結果なんです。例えば、ポイントをそのまま買い物に使えば1円の価値にしかなりませんが、航空券、それも国際線のビジネスクラスに交換すると、1マイルの価値が8円から10円相当にまで跳ね上がります。国内線やエコノミーに使うよりも圧倒的に効率が良いんですよね。もちろん、そこまで貯めるのは時間がかかりますし、途中で使いたくなるのを我慢する忍耐も必要です。でも、最終的なリターンを考えたら、ビジネスクラス一点に絞ってマイル貯金を続けるのが一番賢い選択だと思っています。


現役大学生3名へのインタビューから、Z世代にとってのお金は、単なる消費の手段ではなく、自身のQOLや将来へのリターンを冷徹に見極める「投資」のような存在であることが浮き彫りになりました。5,000円の飲み会代を「ホテル1泊分」や「インテリア代」に換算し、コスパを厳しく評価する一方で、WBCのチケットや高級寝具など、確実な満足が得られるものには数万円を惜しみなく投じる姿勢が印象的です。

しかし、彼らは決して「合理性だけの塊」ではありません。コスパが不透明で「失敗」するリスクがあると分かっていても、人付き合いやその場の高揚感を求めて飲み会に足を運び、後から「あの金額があれば別のものが買えた」と後悔に揺れることもあります。

徹底的な情報収集でリスクを排除しようとする一方で、割り切れない感情や対人関係の間で葛藤し、「納得感」と「楽しさ」のバランスを模索する姿こそが、彼らのリアルな金銭感覚といえるでしょう。

【関連レポート】デジタル・トレンド白書2025 – 金融編

https://manamina.valuesccg.com/articles/4849

「デジタル・トレンド白書2025 金融編」は、開始1年を迎えた「新NISA」や暗号資産、話題のカブアンドなどの投資のトピック、富裕層の動向や電子マネーの進化など11の自主調査が収録されたレポートです。日経平均株価が史上初の5万円台に到達し 、日銀による追加利上げやトランプ関税による市場の乱高下など 、消費者の関心が非常に高まった金融業界の一年をまとめています。ダウンロード特典として「金融各業界サイトランキング」も収録。

この記事のライター

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編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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