4月の急上昇サイトはシャープマスクやLINE全国調査、Uber Eatsなどコロナ影響が反映された結果に

4月の急上昇サイトはシャープマスクやLINE全国調査、Uber Eatsなどコロナ影響が反映された結果に

2020年4月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


2020年4月の急上昇サイトは?

まず、訪問ユーザー数の前月比が高い順にWebサイトをランキングしました。以下のトップ10をご覧ください。

順位サイト名前月比(%↑)
1SHARP COCORO LIFE
914.6
2LINE MUSIC 公式note523.4
3LINE引き継ぎ攻略プロジェクト272.4
4Zoom224.9
5Skype201.0
6フィネス180.1
7Microsoft Teams178.0
8総務省165.0
9Uber Eats155.3
10nunocoto fabric126.2

※eMark+データより。不適切なサイトを一部除外しています。

急上昇サイト1位はシャープ

それでは早速、ランキングの1位から詳しく見ていきましょう。

1位:SHARP COCORO LIFE

1位はSHARPの子会社「SHARP COCORO LIFE」のホームページでした。前月比で900%以上も訪問者数が増加しています。家電メーカーのSHARPがマスクの製造を発表したことで話題になりましたが、今回のサイト急上昇と関連があるのか、コンテンツランキングで確認していきます。

実際、「SHARP マスク」で検索するとこちらのページが検索結果1位に出てきました。品薄のマスクを求めてアクセスする人が急増したと考えられます。

では、どのような経路で訪問ユーザー数を増加させたのか見てみましょう。

「SHARP COCORO LIFE」の流入元セッション数(対象デバイスはPC、「eMark+」画面より)

上図からわかるように、お気に入りや自然検索や外部サイトなど流入方法は様々でした。特に多かった外部サイトと自然検索からの流入を詳しくみていきましょう。

「SHARP COCORO LIFE」の流入元外部キーワードランキング(対象デバイスはPC、「eMark+」画面より)

検索ワードランキングでは、上位のほとんどが「マスク」を含んだ検索による流入であると分かります。4月に多くの人がSHARP製のマスクを求めて検索し、当サイトに流入したと考えられます。

次に外部サイトランキングを見ていきます。

「SHARP COCORO LIFE」の流入元外部サイトランキング(対象デバイスはPC、「eMark+」画面より)

SHARPの公式サイトやニュースサイトからの流入が目立ちました。ニュースでマスクの抽選を知り、そのまま当サイトに流入する様子が読み取れます。

また、外部サイト流入の3位にはTwitterがランクインしていました。シャープと言えば、Twitterの公式アカウントが有名です。

公式アカウントではマスクの抽選受付の情報も発信しており、サイト流入の大きなチャネルのひとつとなっていたのではないでしょうか。

2位:LINE MUSIC 公式note

2位はLINE MUSIC 公式noteでした。

LINE MUSICはLINEが運営している音楽ストリーミングサービスです。そんなLINE MUSICの公式noteではアーティスト情報や、キャンペーン等の情報を配信しています。

4月はどのようなページに注目が集まったのでしょうか。コンテンツランキングで確認してみましょう。

「LINE MUSIC 」のコンテンツランキング(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

1位と2位のページのUU数が非常に多いことが分かります。実際1位ページにアクセスすると、「LINE占い」で人気占い師の運勢占いの記事でした。

noteの「スキ」数は5月13日現在で6531件となっており、ユーザーの人気をつかんでいることがうかがえます。

また、2位の記事では以下のようなキャンペーンが行われていました。

こちらのキャンペーンでは、LINE MUSICで配信中の人気アーティストのキャンペーンソングをLINEのプロフィールBGMに設定し、指定ハッシュタグとともにツイートすると、抽選でスペシャルグッズが当たるそうです。

次に、どのような経路でサイトに訪問したのかを流入元を確認してみましょう。

「LINE MUSIC」の流入元セッション数(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

流入元を見てみると、外部サイトからの流入が圧倒的に多いことが分かります。内訳を見てみましょう。

「LINE MUSIC」の流入元外部サイトランキング(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

流入元ランキング1位はLINE MUSICでした。また、5位にはLINEモバイルがランクインしています。

最近ではnoteを活用する企業が増えていますが、LINE MUSICは音楽をテーマにしたゆるめのコンテンツでユーザーとコミュニケーションを取るスタイル。デジタル完結のコミュニケーション手法として参考になるのではないでしょうか。

コロナ禍で注目を集めたサイトがランクイン

3月の急上昇サイトでもランクインした「Zoom」が4月も4位にランクインしました。今回は新たにランクインした「LINE引き継ぎ攻略プロジェクト」と「Skype」と「総務省」の急上昇の原因を探っていきます。

3位:LINE引き継ぎ攻略プロジェクト

3位にランクインした「LINE引き継ぎ攻略プロジェクト」は、LINEの使い方がかんたんにわかるガイドページです。急上昇の原因はなんでしょうか。

コンテンツランキングで注目ページを確認してみましょう。

「LINE引き継ぎ攻略プロジェクト」のコンテンツランキング(対象デバイスはAndroidスマートフォン、「eMark+」画面より)

こちらも1位のページのUU数が圧倒的に多いことが分かります。実際のページが以下になります。

コンテンツランキング1位は、LINEが厚生労働省とタッグを組んだことで話題になった「新型コロナ対策のための全国調査」のページでした。既に3回実施されており、回答者数が2,453万人に上るなど大きな反響を呼びました。こちらのページから第4回「新型コロナ対策のための全国調査」に参加できます。

LINEの新型コロナ対策の全国調査に協力したい人や興味を持った人が多く、今回の急上昇サイトのランクインにつながったと考えられます。

5位:Skype

5位は無料でオンライン通話ができるSkypeがランクインしました。Skypeはお互いにSkypeのアカウントを持っていないと利用できません。そのため、Zoomのように部屋を作る手間なく簡単に特定の相手とオンライン通話ができます。

こちらのコンテンツランキングを確認しましょう。

「Skype」のコンテンツランキング(対象デバイスはPC、「eMark+」画面より)

上図からわかるように、アプリのダウンロードページやビデオ会議の作成ページが目立ちました。

4月は緊急事態宣言を受けて企業の在宅勤務の導入が本格化しました。Zoomの躍進が注目されていますが、ビデオ通話サービスの古参であるSkypeも利用者を集めている様子がうかがえます。

8位:総務省

8位にランクインしたのは総務省の公式ホームページでした。

3月は新型コロナウイルスに伴う国の緊急経済対策で国民に一律10万円を支給する特別定額給付金が発表され、話題になりました。この影響が大きいと考えられます。

どんなページに注目が集まったのかコンテンツランキングで確認してみましょう。

「総務省」のコンテンツランキング(対象デバイスはPC、「eMark+」画面より)

上位にランクインしたページ全てが新型コロナウイルスに関連するものでした。また、その大半が特別定額給付金の説明や申請に関するページとなっていました。

まとめ

最後に4月の急上昇サイトと、その増加要因をまとめます。4月は先月以上に新型コロナウイルスの影響がランキングに反映されていました。

LINEの新型コロナに関する大規模調査やSHARPのマスク製造や10万円の特別定額給付金などは、ニュースでも大きく話題となりました。これらを検索する人が増えた結果、SHARP COCORO LIFEやLINE引き継ぎ攻略プロジェクト、総務省などのページがユーザーを集めたと言えるでしょう。

またその他にも、先月に引き続いてZoomが4位にランクインしていましたし、9位のUber Eatsは外出自粛の影響でアクセスが急上昇していたことがうかがえます。本記事のデータはWeb行動ログ調査ツールのeMark+を使用しています。急上昇サイト分析機能は無料ですので、より詳細なデータを知りたい方はぜひ見てみてください。

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この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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