増えるリノべ需要。withコロナで変化する住まいのニーズを調査

増えるリノべ需要。withコロナで変化する住まいのニーズを調査

withコロナでリモートワークやオンライン授業が普及する中、住まいのリノベーションに注目が集まっています。仕事や勉強スペースのために壁や間仕切りを設けたり、廊下をなくしてリビングを広げたりなど、引っ越すのではなく、今の住まいの見直しを検討する人が増えているようです。今回はリノベーションの需要の変化とそのニーズについて探ります。


コロナ禍で高まるリフォーム&リノベーション需要

まずは、「リノベーション」および「リフォーム」の検索ユーザー数の推移を見ていきましょう。

「リノベーション」「リフォーム」検索ユーザー数推移

「リノベーション」「リフォーム」検索ユーザー数推移

期間:2019年9月〜2021年8月
デバイス:PCおよびスマホ

「リフォーム」の検索数は新型コロナウイルス感染拡大による最初の緊急事態宣言後に急激に増加していることがわかります。「リノベーション」も同時期にユーザー数が増え、その後微増しています。

「リフォーム」の検索ユーザー数は2021年1月からは減少に転じているものの、コロナ禍以前と比べてもまだ高い数値を保っており、依然として関心が高いことがわかります。

「リフォーム」と「リノベーション」の違いを明確にしているユーザーがどれくらいいるかはデータからは読み取ることができませんが、検索ユーザーの違いは年齢層に見られました。withコロナを見据えて今の住まいの見直しを検討する人、つまり「リノベーション」に興味がある人は30代が多いことがわかります。

「リフォーム」検索ユーザー属性

「リフォーム」検索ユーザー属性

期間:2019年9月〜2021年8月
デバイス:PCおよびスマホ

コロナ禍の前後でニーズの違いはある?

続いて、コロナ禍前後のニーズの違いを、掛け合わせワードから見ていきます。ここからは、今回のテーマに合わせて「リノベーション」で分析します。

「リノベーション」と掛け合わせで検索されたのは、コロナ禍前後で同じようなワードが目立ちますが、特にコロナ禍以降は「マンション」「中古マンション」「古民家」「団地」「戸建」と、具体的な物件の種類が増えています。また、リフォームとの違いを検索するユーザーは減り、1年間で「リノベーション」の認知が進んだと考えられます。

「リフォーム」同時検索ワードランキング

「リフォーム」同時検索ワードランキング

期間:2019年9月〜2021年8月
デバイス:PCおよびスマホ

また、物件種別ごとに、「リノベーション」と同時に検索したユーザー数の推移を分析しました。

その結果、「中古マンション」「マンション」と掛け合わせ検索をしたユーザーはコロナ禍で増加しており、他のキーワードについても増加傾向が見られました。

物件種別ごとの「リノベーション」掛け合わせ検索ユーザー数推移

物件種別ごとの「リノベーション」掛け合わせ検索ユーザー数推移

期間:2019年9月〜2021年8月
デバイス:PCおよびスマホ

リノベーションの目的はリモートワーク?!

もう少し詳しくニーズを探っていきましょう。
中古マンションのリノベーション情報サイト『リノベる。』を訪問するユーザーが、どのキーワードから同サイトへ流入したかを分析します。

対象期間はコロナ禍がスタートした2020年4月からの1年間とします。

その結果、以下の表のように、「コロナ」「書斎」がランクインしていたことがわかりました。リノベーションの目的の一つにリモートワークがあると推測されます。

『リノベる。』訪問ユーザーの流入キーワード

『リノベる。』サイト訪問ユーザーの流入キーワード

期間:2020年4月〜2021年3月
デバイス:PCおよびスマホ
※単語分割して集計

住まいのニーズは、今、どう変化しているのか

データ分析によって住まいのニーズ、特にリノベーションの需要について見ていきましたが、世の中のトレンドはどう変わっているのでしょうか。

空間を広げながら、区切るとことは区切る

特にマンションなど限られたスペースでワークスペースを確保するとなると、間取りの大幅な変更が必要になります。そこで話題になったのが、室内廊下をなくすリノベーション。空間を広げながら、区切るところはしっかりと区切るという工夫も。

もう家の中に廊下は要らない。コロナ禍で進化するマンションの間取り(櫻井幸雄) - 個人 - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/byline/sakuraiyukio/20210906-00254605

コロナ禍は、マンションの間取りにいくつかの変化を及ぼした。住戸内にテレワーク用スペースを設けるのもそのひとつ。そして、最先端の動きとして、「室内廊下をなくす」動きが出て、不動産業界の注目を集めている。

ワークスペースが切り口のコンテンツが人気

『リノベる。』が実施した調査によると、在宅ワークの普及でワークスペースのニーズが「高まった」と回答した人が45.2%、「少し高まった」が37%という結果に。同サイトではワークスペースを切り口にした記事も人気です。

コロナ時代の在宅ワークを快適にするワークスペース | リノベる。ジャーナル

https://www.renoveru.jp/journal/12216

新型コロナウイルスの影響によって働き方が変わり、在宅ワークする人が増えました。在宅ワークの普及に伴って注目を集めているのが、「書斎」や「ワークスペース」。ストレスを感じることなくテレワークをするために、自宅の作業スペースを見直す人が増えています。在宅ワークを快適にする「ワークスペース」の最新事情をご紹介します。

まとめ

withコロナでリモートワークやオンライン授業が普及する中、ワークスペースを切り口にした住まいのリノベーションに注目が集まっています。

「リノベーション」および「リフォーム」の検索ユーザー数の推移は、コロナ禍以降の「リフォーム」検索ユーザー数の急増、「リノベーション」も同時期に増加していることがわかりました。

「リノベーション」の検索目的に新型コロナの影響があるかどうかを、掛け合わせワードから分析した結果、コロナ禍以降は「マンション」「中古マンション」「古民家」「団地」「戸建」など、具体的な物件の種類がより多く検索されていました。また、リフォームとの違いを検索するユーザーは減り、1年間で「リノベーション」の認知が進んだと考えられます。

また、物件種別ごとに「リノベーション」との掛け合わせ検索ユーザー数を見ることでも、ニーズの増加がわかりました。

中古マンションのリノベーション情報サイト『リノベる。』を訪問するユーザーの流入キーワードを分析したところ、コロナ禍になって「コロナ」「書斎」がランクインリノベーションの目的の一つにリモートワークがあると推測されます。

分析概要

今回の分析には、マーケティング分析ツール『Dockpit』を使用し、ユーザーのデジタル行動を分析しました。

『Dockpit』は、競合サイト分析や消費者のトレンド調査にとても役立ちます。もし宜しければ、無料版もありますので、下記よりご登録ください。

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この記事のライター

フリーライター。大手キャリア系企業で編集の仕事に出会い、その後、3つのメディアの立ち上げなど行い、2014年にフリーランスに。医療系、就活系、教育系、結婚系のサイトで執筆中。

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