シニア層にリーチするなら朝がおすすめ?シニアのデジタル生活実態を徹底調査 〜 ヴァリューズ×リクシス共催セミナーレポート

シニア層にリーチするなら朝がおすすめ?シニアのデジタル生活実態を徹底調査 〜 ヴァリューズ×リクシス共催セミナーレポート

シニア市場の拡大に伴い、シニアマーケティングは各企業にとってますます重要な課題となっています。一方、シニアの生活実態は想像することも調査自体も難しく、実態に即していないマーケティング施策が行われていることも少なくありません。本セミナーではシニアの生活実態に迫ることを目的として、ヴァリューズのWeb行動ログ分析を活用し、シニアの住んでいる場所や時間帯によるサイト閲覧やWeb利用の実態を徹底調査。有効なシニアマーケットへの施策のヒントとなる結果をご紹介します。※詳細なセミナー資料は無料でダウンロードできます。下記フォームよりお申し込みください。


スピーカー紹介

図:スピーカー紹介

図:スピーカー紹介

Agenda

シニアのWeb行動全般の特徴
・<サイト>利用の若年層との違い
・<アプリ>利用の若年層の違い

エリアで見るシニアのWeb行動の違い
・シニアの中での、エリアごとの利用<サイト>の違い
・シニアの中での、エリアごとの利用<アプリ>の違い

時間帯で見るシニアのWeb行動の違い
・シニアの中での、時間帯ごとの利用<サイト>の違い

シニアのWeb行動全般の特徴

<サイト>利用の若年層との違い

年代別のサイト利用割合

株式会社ヴァリューズ 竹久真也(以下、竹久):「こちらは2021年12月から2022年2月までのWeb行動ログによるデータです。
まずは若年層(20〜30代)とシニア層(65歳以上)の利用割合の多いサイトの違いを見てみます。
若年層と同様にしてシニア層にも多く利用されているのは、Amazon・楽天・YouTube・Googleとなっています。
しかし、利用率の値を細かく検証すると、Googleの利用割合が少なく、Yahoo!系の利用が多いといった差分も見られます。」

図:シニアのウェブ行動特徴<サイト>|年代別のサイト利用割合

図:シニアのウェブ行動特徴<サイト>|年代別のサイト利用割合

シニア層の方が利用の多いサイト

竹久:「引き続きサイトの利用状況の内容を見ていきます。こちらは、シニア層の方が利用の多いサイトのランキング表です。

シニア層が若年層に比べ特に利用が多いサイトは、PCのデフォルト設定となっているサイトやサポートサイト、初期設定に多いYahoo!関連のサイト、スポーツ情報などマスコミ系のメディアサイトなどとなっています。

一方で、シニア層が若年層に比べ特に利用が少ないサイトは、Google系サービス、サブカルやゲームなど、エンタメを楽しむサイトとなっていました。

シニア層は若年層に比べ、Webをビジネスに活用したり、エンタメを楽しむために利用することが少ないと考えられそうです。」

図:シニアのウェブ行動特徴<サイト>|シニア層の方が利用の多いサイト

図:シニアのウェブ行動特徴<サイト>|シニア層の方が利用の多いサイト

<アプリ>利用の若年層との違い

年代別のアプリ利用割合

竹久:「続いてはシニア層のアプリの利用状況の違いを見てみます。

シニア層も若年層同様、LINEの利用頻度は高く、次いでYouTubeとなっています。
しかし、若年層との違いはTwitterやInstagramといったSNSの利用頻度はまだ低いという点だと言えそうです。」

図:シニアのウェブ行動特徴<アプリ>|年代別のアプリ利用割合

図:シニアのウェブ行動特徴<アプリ>|年代別のアプリ利用割合

シニア層の方が利用の多いアプリ

竹久:「アプリに関してもシニア層の方が利用頻度が高いものを見てみましょう。

一見して、ニュースサイト関連が目立ちます。そのほか、Yahoo!系のサービスや歩数計のアプリも利用が多いようです。

このランキングを見ても、若年層に比べると、TwitterやInstagramのランクインは見られず、シニア層にとっては、これらSNS系のアプリの利用は顕著に少ないと言えるでしょう。同様に、若年層の利用に多いサブスクや漫画のサービスの利用もかなり低いと考えられます。」

図:シニアのウェブ行動特徴<アプリ>|シニアの方が利用が多いアプリ

図:シニアのウェブ行動特徴<アプリ>|シニアの方が利用が多いアプリ

エリアで見るシニアのWeb行動の違い

シニアの中での、エリアごとの利用<サイト>の違い

竹久:「今度は、エリア毎でシニア層が利用するサイトの違いが出るのかを検証したデータをご紹介します。先のデータと同様に、2021年12月から2022年2月の3ヶ月間のWeb行動ログデータを集計し、ヴァリューズ内で、エリアごとに利用割合が大きく違うサイトを発見するための指標を用いて作成したグラフです。赤いセルが高頻度に利用されているサイトを示しています。

エリアごとに利用者の割合が大きく異なるサイトがどのようなサイトか見てみると、地域の電力や銀行、コープなど、特定のエリアにサービスエリアを限定したサイトなどが確認できました。」

図:シニア間の、エリア別利用サイトの違い

図:シニア間の、エリア別利用サイトの違い

(一例)シニア間の、エリア別利用<サイト>の違い【北海道】

竹久:「一例として、北海道のシニア層が利用しているサイトにフォーカスし、詳しく見てみます。

よく利用されているサイトとしては、どうしんウェブ、UHB北海道文化放送など、北海道系メディアの閲覧割合が多いことが分かります。ほか、地域柄飛行機利用が多いためか、JALなど航空関連のサイト利用の傾向なども目立っています。いずれも地域性が強く出ていると言えるでしょう。」

図:シニア間の、エリア別利用サイトの違い<北海道>

図:シニア間の、エリア別利用サイトの違い

(一例)シニア間の、エリア別利用<アプリ>の違い【北海道】

竹久:「こちら、北海道内のシニア層が利用しているアプリの状況も見てみましょう。
北海道独自性がうかがえるのは、セイコーマートやどうぎんアプリなど、地元に根付いた店舗のサービスアプリ利用が目立ちます。ツルハドラッグなどの利用も多いようです。」

図:シニア間の、エリア別利用アプリの違い<北海道>

図:シニア間の、エリア別利用アプリの違い

時間帯で見るシニアのWeb行動の違い

シニアの中での、時間帯ごとの利用<サイト>の違い|年代別比較

竹久:「それではシニア層は一体どの様な時間帯にWeb行動を行っているのでしょうか。
こちらは、2022年2月の1ヶ月間における、年代別の一人当たりのセッション数をグラフ化したものです。

赤い折れ線がシニア層となっており、こちらを見ると特徴的な利用状況が現れました。
シニア層の利用は朝方(9〜11時)と夕方前(15〜17時)であり、多年代の利用が多くなる夜(18時〜23時以降)には利用が少なくなるという傾向があるのが分かります。」

図:年代別のサイト利用時間の違い

図:年代別のサイト利用時間の違い

シニアの中での、時間帯ごとの利用<サイト>の違い|時間帯別の閲覧サイトの違い

竹久:「まずは朝方のWeb行動でのアクセス内容を見てみます。

朝方(9〜11時)のアクセスが特に多いサイトとしては、証券会社など金融機関のサイトや経済関連のサイトが目立っています。市場が開くタイミングなどで、金融情報などをチェックする習慣があるユーザーが一定数いるものと思われます。」

図:時間別の閲覧サイトの違い(朝)

図:時間別の閲覧サイトの違い(朝)

竹久:「参考までに、夕方(16〜19時)はどんなサイトを見ているのか見てみます。
目につくのは、クラシル、クックパッドなどのレシピサイト、そして、Yahoo!テレビ、FNNなどのテレビ情報、阪急旅行、一休といった旅行情報など、日々の生活に即した情報や余暇を楽しむ行動をしていることがうかがえます。」

図:時間別の閲覧サイトの違い(夕方)

図:時間別の閲覧サイトの違い(夕方)

まとめ

竹久:「ここまで、シニア層によるWeb行動の特徴を見てきました。

概要をまとめますと、サイト利用については、ニュースサイト、主に経済系が多そうだということが分かりました。そしてアプリに関しては、若年層と比較すると、いまだエンタメや発信系SNSには利用が少ないということが言えそうです。

また、居住エリアによって、利用サイト及びアプリに大きな差があり、地域に根付いたサイトやアプリに強みを感じられました。

そのようなシニア層のWeb行動時間帯としては、9〜11時と15〜17時。特徴的なのは、朝の経済情報や金融関連サイトへの訪問が多く見られることなどが挙げられます。

このようにシニア層のWeb行動の傾向をさらに分析することで、一層シニア層に特化した有効なマーケティング施策を検討できるのではないかと考えます。」

図:サマリー

図:サマリー

セミナー資料ダウンロード【無料】

シニアのデジタル生活実態を徹底調査レポート

セミナー資料のダウンロードURLを、ご入力いただいたメールアドレスに送付させていただきます。
ご登録頂いた方にはヴァリューズからサービスのお知らせやご案内をさせて頂く場合がございます。

この記事のライター

マナミナ 編集部 編集兼ライター。
金融・通信・メディア業界を経てマーケティング・リサーチ業界へ。
趣味は食と旅行。

関連する投稿


【2022年12月12日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2022年12月12日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


【2022年12月5日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2022年12月5日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


【2022年11月28日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2022年11月28日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


SNSごとの特性を活かす施策とユーザーリサーチ法|吉田啓介さん×菅原大介さん対談

SNSごとの特性を活かす施策とユーザーリサーチ法|吉田啓介さん×菅原大介さん対談

SNSはマーケティングコミュニケーションのチャネルとして企業に欠かせない存在となりつつ、近年はソーシャルリスニングの手法に代表されるように、自社ユーザーの声をSNS上で収集して分析することでヒット商品が誕生する事例も多数出てきています。ただ、SNSの担当者の方にとって、Twitter、Instagram、Facebookなど様々あるSNSを、どのように活用し、また分析すれば良いか迷うこともあるのではないでしょうか。 SNSごとの特性を活かしたマーケティング施策とユーザーリサーチの手法について、カラビナハートのマーケティングコンサルタント、吉田啓介さんとリサーチャーの菅原大介さんに対談いただきました。


【2022年11月21日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2022年11月21日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


最新の投稿


タイパとは?Z世代が重視する「タイパ至上主義」の背景とマーケティング事例

タイパとは?Z世代が重視する「タイパ至上主義」の背景とマーケティング事例

Z世代は、生活のあらゆる場面でタイパ(タイムパフォーマンス)を意識しています。「タイパ至上主義」という言葉が登場するほど、Z世代は時間効率を重視しているのです。この記事では、Z世代の購買心理・最新のトレンドを知るために、タイパの概要や価値観、マーケティング事例を解説します。


2022年中国の「独身の日=ダブルイレブン」商戦。最新のトレンド業界は?

2022年中国の「独身の日=ダブルイレブン」商戦。最新のトレンド業界は?

ダブルイレブン(W11)とは、毎年<b>11月11日に中国で行われている独身の日を祝うイベント</b>です。2022年のダブルイレブンでは、ECプラットフォームや店舗などの関係者が売上高を伸ばすことに力を入れていました。その中で加盟店が示す戦況報告からは、中国のマーケットで、新しい産業やブランドが急成長しているのを垣間見ることができます。 本記事では、2022年ダブルイレブンのトレンドとなった業界を中心にご紹介します。


Popular AI Image Generators, “Midjourney” and “Stable Diffusion.” Who are giving attention?

Popular AI Image Generators, “Midjourney” and “Stable Diffusion.” Who are giving attention?

We will investigate "Midjourney" and "Stable Diffusion" AI Image Generators, which allow anyone to generate images from keywords. Let’s look into it users, its purpose, the reason for its popularity, and its strengths. We will analyze the data of the interest group and analyze our user experience.


行動経済学の入門書籍20選!教科書や今人気のベストセラーも紹介

行動経済学の入門書籍20選!教科書や今人気のベストセラーも紹介

経済学に心理学を組み合わせる「行動経済学」。マーケティングとの親和性の高さ、そしてマーケティング活動のためのヒントがあるとされており、さまざまな場面で活用が進んでいます。行動経済学をビジネスに活かすには、そのエッセンスがよくまとまった本・書籍で学ぶのが近道です。今回は、ベストセラー本から教科書的なものまで、行動経済学についてまんべんなく学べるよう、20冊のおすすめ本を紹介します。


全国旅行支援開始!「新型コロナワクチン接種証明書」が最新スマホアプリインストールランキング上位に(2022年10月)

全国旅行支援開始!「新型コロナワクチン接種証明書」が最新スマホアプリインストールランキング上位に(2022年10月)

毎月更新のスマートフォンアプリインストール数ランキングTop5をまとめました。今月のランキングでも「マイナポイント」「マイナポータル」が相変わらず根強い結果の中、全国旅行支援開始と同時に「新型コロナワクチン接種証明書」が急浮上。そして、Z世代に特徴的と言われる「タイパ」の影響が映像業界にも大きく影響している?「TVer」の上位ランクインの裏には、ダイジェスト動画配信サービスが関係していると考えられそうです。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら