ファッションEC 訪問頻度ランキング

ファッションEC 訪問頻度ランキング

リピートされるECサイトの特徴とは?


通販サイトでは、新規客の獲得だけでなく、一度サイトに来訪してくれたユーザーにリピート利用して貰い、いかにファンを増やしていくかが重要視されています。ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)では、一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、通販サイトのファッション領域について2015年1月~3月のサイト訪問者数、訪問回数を集計し、訪問頻度ランキングを作成しました。また、訪問頻度の高い上位サイトについて、サイト基本指標、ユーザー属性、集客構造を比較検証しました。

分析概要

全国の20万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2015年1月~3月の3カ月間で各サイト訪問者数、訪問回数を集計し、訪問頻度ランキングを作成。訪問頻度の高い上位サイトについて、同時期のサイト基本指標、訪問者の属性、流入元構成などを分析した。
※サイト訪問者数、訪問回数はPCからのアクセスを集計
※「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義

考察サマリ

サイト訪問者数では、カタログ通販の「ベルメゾンネット」「ニッセン」が2強。 訪問頻度では、TV通販の「ショップチャンネル」「QVCジャパン」をはじめ、「ZOZOTOWN」が上位に。

まず、2015年1月~3月の3カ月間で「ファッション」カテゴリのECサイト訪問者数を集計したところ(表①)、訪問者数の1位「ベルメゾンネット」2位「ニッセン」で、ユーザー数ではカタログ通販サイトが2強となっていました。3位は「ユニクロ」4位には「ZOZOTOWN」が入っていますが、トップ10のうち半数がカタログ通販サイトとなっており、依然としてカタログ通販の集客力の高さがうかがえます。

次に、同期間のサイト訪問回数を集計し、ユーザー1人当たり訪問回数(訪問頻度)でランキングしたところ(表②)、1位は「通販・テレビショッピングのショップチャンネル」、2位「QVCジャパン|世界最大級のテレビショッピング・通販」、3位「ZOZOTOWN」という結果になりました。「ショップチャンネル」や「QVCジャパン」はTV通販との連携があるためか、3カ月間で1人当たりの訪問回数が10回超と非常に高くなっています。

一方、3位に入った「ZOZOTOWN」をはじめ、トップ10内の「スタイルクルーズ」「ワールド オンラインストア」「Stylife」などは、各アパレルブランドのファンが、新作やセールのチェックなどでリピート訪問していると考えられます。また、4位のニッセンが運営する「アウトレット通販 BRANDELI」や、「ギルト」「ファミリーセール グラムール」等、会員制のアウトレットやセールサイトが、複数、訪問頻度上位にランクインしていることも特徴的です。

集客施策はサイト特性が顕著。 ZOZOTOWNは自然検索流入、ブックマーク経由などでファンをつかむ。

来訪頻度の高い上位ファッションECのうち、TV通販からは「ショップチャンネル」、アパレル特化のECモールから「ZOZOTOWN」、会員制アウトレットモールより「BRANDELI」、の3サイトについて、サイト基本指標を比較してみました(表③)。まず特筆すべきは、各サイトともに直帰率が20%前後と低く、平均滞在時間は約10分と、来訪してくれたユーザーを逃さず、サイト内で回遊・滞在させるつくりになっている点です。また、購入者に絞った平均滞在時間では、「ZOZOTOWN」は30分を超えており、各サイト共通して、購入者では平均滞在時間が約2~3倍に伸びています。吟味しながら購入を検討しているようです。

サイト訪問者の属性でも、各サイトのターゲット像が明確にあらわれています(グラフ④)。性別では各サイトとも女性の割合が高くなっていますが、「ZOZOTOWN」では男性比率も37%あります。また、年代では「ZOZOTOWN」は20代~30代が56%、一方の「ショップチャンネル」は50代~60代が67%を占める結果となりました。

最後に、各サイトの集客構造を比較してみましょう(グラフ⑤)。「ショップチャンネル」や「ZOZOTOWN」は、「お気に入り(ブックマーク)/履歴」経由の流入が30%を超えており、一定のファンがついていることがわかります。「BRANDELI」は最初にメルマガ登録をしてセール会場へ誘導するつくりになっているため、「メール経由」の流入が27%と高くなっています。また、「ZOZOTOWN」では「自然検索」経由の流入割合が47%と高くなっています。検索キーワードはサイト名の「ZOZO」をはじめ、各アパレルブランドの名称や、「トレンチコート」「チェスターコート」等アイテム名など、バラエティに富んだ結果となっていました。流行の変化が激しいファッション業界ですが、常に新作が入荷する「ZOZOTOWN」では旬のキーワードを的確にとらえたSEO対策が、有効に機能しているようです。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


最新「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、1位は移動でマイルがたまる「Miles」|2021年9月~10月

最新「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、1位は移動でマイルがたまる「Miles」|2021年9月~10月

毎月更新のスマートフォンアプリインストール数ランキングTop5をまとめました。今月の1位は移動でマイルがたまるアプリ「Miles」。そのほか、Coke ONやTVerが上位にランクイン。トレンドチェックにお役立てください。


Webサイト&アプリ市場のユーザー数ランキング2021を発表!Amazon・楽天市場などEC堅調。キャッシュレス決済のPayPayがさらに躍進

Webサイト&アプリ市場のユーザー数ランキング2021を発表!Amazon・楽天市場などEC堅調。キャッシュレス決済のPayPayがさらに躍進

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、2021年1月~10月のWebサイトのアクセス数、スマートフォンのアプリの起動数を調査し、ランキングを作成。前年との比較や、年代別での利用傾向、EC利用に関しても分析をおこないました。


2021年、異例の「独身の日/W11」商戦。中国EC通販はどのように変わった?|中国トレンド調査

2021年、異例の「独身の日/W11」商戦。中国EC通販はどのように変わった?|中国トレンド調査

世界的なコンサルティング会社であるAlixPartnersが発表した「2021年ダブル・イレブン予測レポート」によると、調査対象となった消費者の半数が、今年の「W11(ダブルイレブン)」で3,000元以上の買い物をすると予想しています。本調査では今年W11の実態やトレンドをデータから説明します。


「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、1位はケンタッキーのアプリに|2021年8月~9月

「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、1位はケンタッキーのアプリに|2021年8月~9月

スマートフォンアプリの最新インストール数ランキングTop5をまとめました。2021年9月のインストールランキング1位はケンタッキーの公式アプリでした。キャンペーン効果でインストール数が上昇したと考えられます。そのほか、スマートニュースやイオンのアプリ、Pontaカードアプリやマクドナルドアプリなども上位に。


Toyota's "RAIZE" is making great strides! Who are interested in it?

Toyota's "RAIZE" is making great strides! Who are interested in it?

The "RAIZE", Toyota's new compact SUV launched on November 5, 2019, surpassed Toyota Corolla to become the top-selling vehicle in January 2020 and continued to be the top-selling vehicle in February 2020. In this article, we will examine the online behavior of people who visited official website of Toyota's "RAIZE".


最新の投稿


コロナやマッチングアプリの普及で告白事情はどう変わった?検索ワードから生活者の関心を調査

コロナやマッチングアプリの普及で告白事情はどう変わった?検索ワードから生活者の関心を調査

コロナ禍による緊急事態宣言の発令やマッチングアプリの普及など、交際に関する様式も大きく変わりつつあります。そんななかで、「告白」の事情はどうなっているのでしょうか?今回の調査で共通して関心が高い項目やユーザーの属性による関心の違いが明らかになりました。今回はWeb行動ログ分析ツール「Dockpit」を用いて検索キーワード数の推移や属性別の掛け合わせワード、流入ページ・サイトを分析し、告白にまつわる関心を調査しました。


Tableauで実際にデータを深掘ってみた【第1回】OODAループでデータを見ていく

Tableauで実際にデータを深掘ってみた【第1回】OODAループでデータを見ていく

Tableauを使った分析が良い!と言われても正直ピンと来ない方もいらっしゃると思います。 この連載ではなぜTableauでデータを分析すべきなのか、どう使っていくとデータ分析がはかどるのかご紹介していきます。 <br>第1回は、ExcelとTableauの違い、PDCAサイクルとOODAループの考え方の違いについてみていきましょう。


ヴァリューズ&TableauがDX・データ活用セミナーを共催。「Tableau」を活用したビッグデータ分析手法を徹底解説

ヴァリューズ&TableauがDX・データ活用セミナーを共催。「Tableau」を活用したビッグデータ分析手法を徹底解説

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズは、リーディング分析プラットフォームを提供するTableau (NYSE:CRM)と共同で、『Tableau・VALUES共催 _ゼロから始めるDX&データ活用徹底解説セミナー』を、2021年12月10日(金)16:00~17:00にオンラインで無料開催いたします。


Zoomで背景のぼかしはどうやる?ぼかせない場合の対処方法も解説

Zoomで背景のぼかしはどうやる?ぼかせない場合の対処方法も解説

リモートワークの普及に伴い、急速に普及したWeb会議ツール「Zoom」。Zoomでは背景画像を設定しなくても、背景をぼかす機能が備わっていて便利です。Zoomで背景ぼかしを設定したり、それがうまくいかない場合の改善方法について解説します。


2021年のトレンド総決算!流行語大賞の「リアル二刀流/ショータイム」をはじめ「AHAMO」「CLUBHOUSE」「マリトッツォ」など。2021年検索キーワードまとめ

2021年のトレンド総決算!流行語大賞の「リアル二刀流/ショータイム」をはじめ「AHAMO」「CLUBHOUSE」「マリトッツォ」など。2021年検索キーワードまとめ

コロナ2年目となる2021年も残り僅かとなりましたが、今年はどんな1年だったのでしょうか。ヴァリューズでは、保有するモニターパネルのWeb行動ログを分析し、毎週急上昇している検索キーワードを調査しています。昨年に引き続き、今年も2021年1月~10月の週間検索キーワードで検索が急上昇した特徴的なワードと、2021年新語・流行語大賞の分析から2021年のトレンドを分析しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

最近話題のキーワード

マナミナで話題のキーワード


Web会議 ツール テレワーク zoom セミナー