■スピーカー紹介
コロナを境に利用者が増加したBing
はじめに、Bingの利用状況について調べてみましょう。Google・Yahoo!・BingのPCにおける利用者数を比較してみると、コロナ前に比べてGoogle・Yahoo!は横ばいに近い状態で推移しているのに対し、Bingユーザーは増加傾向にあることが分かりました。
リモートワークの影響によるユーザー行動の変化
Bing利用者が増加している背景には、一体何があるのでしょうか?
コロナ禍においては多くの人がリモートワークを余儀なくされました。そんな中、仕事用のPCでプライベートのタスクや検索を行う「ワークデイコンシューマー」が増加しているといいます。
仕事用のPCとして、Windowsを使用するユーザーは多く存在します。BingはWindows 10やMicrosoft Edgeなどと並び、Microsoft製品に標準搭載されているため、Bing利用者が増加した要因の1つとして、ワークデイコンシューマーの検索行動が影響しているといえそうです。
次に、Google・Yahoo!・Bingの併用状況を調べてみます。
Google検索ユーザーは、Google検索エンジン“のみ”の利用が多い一方、Yahoo!検索ユーザーはYahoo!検索“のみ”の利用が減少しており、Bing検索と併用して利用する人の割合が高まっていることが見えてきました。
Bing検索ユーザーは、Yahoo!検索と併用して利用する割合が高いものの、2020年中旬からBing検索“のみ”の利用が増加しています。このことから、Bingだけがアプローチできるユーザーが一定層いるという観点を持つことができます。
Bing上で検討が起こりやすい業界は?
続いて、業界別のサイト群に対して、どの検索エンジンからの流入が多いのかを調査しました。
下のグラフを見ると、業界を横断してGoogle検索の割合が圧倒的に高く、いずれの業界でも80%超となっています。一方でYahoo!やBingは業界によって差分があり、中でもBing検索での流入は不動産/金融/法律/医療・健康/to Bサイトの割合が高いことが分かりました。
話題のChatGPTとBing利用者増の関係性
Microsoftが大規模投資をしているOpenAIのChatGPTは、チャットボットのインターフェースでAIによる回答が得られるもので、一対一の回答以外にも表計算ソフトの関数やプログラミング言語の記述をする際に活用できるほか、SEO観点で文字起こししたい文言の検討時など、マーケティング業務においても様々な活用が期待されています。
【関連】ChatGPTとは?マーケティング・ビジネス9つの影響【本人にも聞いてみた】
https://manamina.valuesccg.com/articles/2270ChatGPTとは、米OpenAI社が開発した対話型のAIチャットツール です。世界中で注目を集め、さまざまな機能を活用してビジネスに応用したサービスも登場しています。ChatGPTは便利なツールである一方で、マーケティング領域ではどのような影響をもたらすのでしょうか。本記事では、基本機能(できること・できないこと)に加え、ビジネス・マーケティングへの好影響とリスクをまとめています。
2022年にローンチしたChatGPT。近年の利用状況を見てみると、1人あたりの使用回数や月平均の訪問日数が、月を追うごとに増加していることが分かりました。一過性の利用のみならず、むしろ使用する頻度や回数の多いヘビーユーザーが増えていることがうかがえます。
Bingで広告出稿するメリットと方法
これを受けて、マーケターはどのように対策を進めれば良いのでしょうか。Bingへのアプローチについて、まずは広告出稿の観点でご紹介します。
世界中のインターネット広告における圧倒的なシェアを誇るGoogleと、日本国内での検索エンジン利用者数第2位のYahoo!を対象にした広告出稿を軸に、多くの企業では施策が検討されていることと思います。
Microsoft Advertising(Microsoft広告)は、Bingを掲載先に指定できる唯一の媒体で、EdgeのスタートページやMSN、OutlookなどMicrosoft独自の掲載面があるところが特徴です。OutlookやMicrosoft365(Excel)などを通じて、1st Party Dataを取得しており、2024年のCookie規制の中で新たな選択肢になる可能性があります。
その他、広告表示オプションやターゲティングといった、Microsoft広告“のみ”の機能や配信事例、Bingへの広告出稿方法なども、ダウンロードいただけるレポートにて詳しく解説しています。
BingのSEO対策でおさえるべきポイントは
次に、BingにおけるSEO対策について解説します。
GoogleとBingを対象に、ある検索クエリに対し上位表示されるサイトの傾向と、掛け合わせ検索ワードに対するサジェストの傾向を比較調査したところ、検索アルゴリズムの考え方はほぼ変わらないことが分かりました。この結果から、ユーザーファーストな対策が必要になることに加え、Bing独自の細かい特徴を押さえた対策も重要になることが考えられます。
アルゴリズム周りや、SEO対策のためのアプローチ方法・成功事例についても、レポートにて詳しくまとめています。完全無料でダウンロードいただけますので、是非ご活用ください。
セミナー資料ダウンロード【無料】|Bingユーザー激増!ChatGPTの影響とBingの最新動向と対策について事例付きで徹底解説!|セミナーレポート
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