インサイドセールスの実施対象、成功企業は「オウンドメディア経由のリード」、失敗企業は「広告経由のリード」が最多【IDEATECH調査】

インサイドセールスの実施対象、成功企業は「オウンドメディア経由のリード」、失敗企業は「広告経由のリード」が最多【IDEATECH調査】

株式会社IDEATECHは、2024年上半期の部門目標を100%以上達成した、BtoB企業のインサイドセールス担当者と、2024年上半期の部門目標を達成できなかった、BtoB企業のインサイドセールス担当者を対象に、BtoB企業のインサイドセールス成功企業と失敗企業の比較調査を実施し、結果を公開しました。


インサイドセールスの実施対象、成功企業は「オウンドメディア経由のリード」、失敗企業は「広告経由のリード」が最多

「Q1.どこで得たリードにインサイドセールスを実施していますか。」と質問したところ、成功企業は「オウンドメディア経由のリード」が56.5%、「広告経由のリード」が53.7%、「セミナー/ウェビナー経由のリード」が45.4%、失敗企業は「広告経由のリード」が38.8%、「展示会経由のリード」が33.0%、「オウンドメディア経由のリード」が31.1%という回答となりました。

最も商談獲得につながっているリード、成功企業・失敗企業ともに、「オウンドメディア経由のリード」「展示会経由のリード」が上位

Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.どこで得たリードへのインサイドセールスが、最も商談獲得につながっていると思いますか。」と質問したところ、成功企業は「オウンドメディア経由のリード」が30.7%、「展示会経由のリード」が16.8%、「セミナー/ウェビナー経由のリード」が14.9%、失敗企業は「オウンドメディア経由のリード」が22.4%、「展示会経由のリード」が22.4%、「セミナー/ウェビナー経由のリード」が18.8%という回答となりました。

インサイドセールスを実施している手段、「メール」「Web会議」「電話」など

「Q3.インサイドセールスを実施している手段を教えてください。」と質問したところ、成功企業は「メール」が72.2%、「Web会議」が57.4%、「電話」が49.1%、失敗企業は「メール」が59.2%、「電話」が48.5%、「Web会議」が35.9%という回答となりました。

成功企業の60.3%が、リードのアクションから「60分未満」で電話をかけていると回答、失敗企業より16.3ポイント高い結果に

Q3で「電話」と回答した方に、「Q4.リードがアクションを起こしてから、どれくらいで電話をかけていますか。」と質問したところ、成功企業は「30分以上60分未満」が26.4%、「5分以上30分未満」が24.5%、「当日中」が13.2%、失敗企業は「当日中」が24.0%、「30分以上60分未満」が18.0%、「5分以上30分未満」が16.0%という回答となりました。

上半期部門目標の達成/未達の要因、第1位「効果的なターゲティング」

「Q5.上半期のインサイドセールス部門の目標を達成した/達成できなかった要因は何だと思いますか。」と質問したところ、成功企業は「効果的なターゲティング」が66.7%、「迅速なフォローアップ」が65.7%、「質の高いコンテンツ提供」が51.9%、失敗企業は「効果的なターゲティングができていなかった」が45.6%、「質の高いコンテンツ提供が不足していた」が35.0%、「質の高いリードが獲得できなかった」が31.1%という回答となりました。

成功企業では​​、「顧客の絞り込みを強化した」、失敗企業では「組織内の横の繋がり不足」などの要因も

Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、上半期のインサイドセールス部門の目標を達成した/達成できなかった要因があれば、自由に教えてください。」と質問したところ、成功企業は、「顧客の絞り込みを強化した」や「ダイアログシナリオの整備」、失敗企業は「組織内の横の繋がり不足」や「有力リード件数が少なかった」という回答となりました。

<成功企業:自由回答・一部抜粋>
・顧客の絞り込みを強化した。
・ダイアログシナリオの整備。
・要望を聞きながら合わせるようにPRした。
・客層を絞る。
・質の高いリードが獲得できたから。
・SNSを上手く使えた事。

<失敗企業:自由回答・一部抜粋>
・組織内の横の繋がり不足。
・販売商品そのものにも魅力に欠けていたと思います。
・予算、人的リソース。
・刺さっていない。
・セールスの質。
・競争が激化している中で、価格面で他社を下回ってしまったため。
・有力リード件数が少なかった。

インサイドセールス実施において、成功企業・失敗企業ともに「顧客データの分析」を重要視

「Q7.インサイドセールスを実施する中で、最も重視していることを教えてください。」と質問したところ、成功企業は、「顧客データの分析」が60.2%、「コミュニケーションの練習」が51.9%、「見込み顧客のリスト作成と精査」が50.0%、失敗企業は「顧客データの分析」が44.7%、「見込み顧客のリスト作成と精査」が41.7%、「フォローアップ戦略の策定」が35.9%という回答となりました。

成功企業は「顧客データの管理・分析の手間」、失敗企業は「質の高いコンテンツの不足」に課題感

「Q8.インサイドセールスにおいて感じている課題を教えてください。」と質問したところ、成功企業は「顧客データの管理・分析に手間がかかる」が45.4%、「見込み顧客のリストが精度不足」が40.7%、「フォローアップが遅れることが多い」が37.0%、失敗企業は「質の高いコンテンツが不足している」が40.8%、「フォローアップが遅れることが多い」が37.9%、「見込み顧客のリストが精度不足」が35.0%という回答となりました。

調査概要

・調査名称:BtoB企業のインサイドセールス成功企業と失敗企業の比較調査
・調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
・調査期間:2024年8月29日〜同年9月6日
・有効回答:【成功企業】2024年上半期の部門目標を100%以上達成した、BtoB企業のインサイドセールス担当者108名、【失敗企業】2024年上半期の部門目標を達成できなかった、BtoB企業のインサイドセールス担当者103名

出典元:株式会社IDEATECH/リサピー®︎

リサーチデータマーケティング リサピー®︎|IDEATECH

https://ideatech.jp/service/research-pr

リサピーは、マーケティング支援のリサーチサービスです。調査企画、調査〜ホワイトペーパー作成までコンテンツマーケティングの領域を包括的に支援し、リード獲得や受注を生み出すサービスで、過去400社以上を支援しています。

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000304.000045863.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


電通デジタル、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策の効果最大化に向けた支援サービスを提供開始

電通デジタル、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策の効果最大化に向けた支援サービスを提供開始

株式会社電通デジタルは、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策において、企画から実行、分析まで一気通貫で実施し、パフォーマンスを最大化する独自の支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」を開発し、同モデルを活用したサービスを提供開始したことを発表しました。


Z世代の約6割がTikTokで就職活動に関する情報収集 TikTokで情報発信をしている企業には好意的な印象も【TORIHADA調査】

Z世代の約6割がTikTokで就職活動に関する情報収集 TikTokで情報発信をしている企業には好意的な印象も【TORIHADA調査】

株式会社TORIHADAは、20代の男女を対象に『Z世代の就職活動におけるTikTok活用とTikTokを活用している企業に対してのイメージ調査』を実施し、結果を公開しました。


マーケ担当者の約9割が漫画インフルエンサーのPR結果に満足!活用目的は、漫画では"広告クリエイティブの素材"、SNSでは"企業名・サービスや商品の認知拡大"が最多【PRIZMA調査】

マーケ担当者の約9割が漫画インフルエンサーのPR結果に満足!活用目的は、漫画では"広告クリエイティブの素材"、SNSでは"企業名・サービスや商品の認知拡大"が最多【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAでは、InstagramやXを通じて漫画インフルエンサーや一般的なSNSインフルエンサーを活用したPRの経験を持つ企業のマーケティング担当者を対象に、「漫画インフルエンサーとSNSインフルエンサーの違い」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


アニメはテレビでみる60代、有料動画配信でみる20代 好きなジャンル、昔好きだった、好きなマンガのアニメ化がフックに【クロス・マーケティング調査】

アニメはテレビでみる60代、有料動画配信でみる20代 好きなジャンル、昔好きだった、好きなマンガのアニメ化がフックに【クロス・マーケティング調査】

株式会社クロス・マーケティングは、全国20歳~69歳の男女を対象に、アニメの「1か月平均の視聴時間」「視聴手段・媒体」「見たいと思うアニメ」「好きなアニメのジャンル」「最近見た中でおすすめのアニメ」「推しの声優」について調査した「アニメに関する調査(2024年)」の結果を公開しました。


SaaS企業の8割以上が”お役立ち資料"の成果を実感!資料作成における課題としては「資料内容のマンネリ化」が最多【IDEATECH調査】

SaaS企業の8割以上が”お役立ち資料"の成果を実感!資料作成における課題としては「資料内容のマンネリ化」が最多【IDEATECH調査】

株式会社IDEATECHは、ホワイトペーパーマーケティングを実践しているSaaS企業のマーケティング担当者を対象に、SaaS企業のコンテンツマーケティングに関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


7nowが宅配ピザに参入、その狙いと展開をアプリ利用者のデータから考察

7nowが宅配ピザに参入、その狙いと展開をアプリ利用者のデータから考察

セブンイレブンの商品を宅配するアプリ「7now」が先日、宅配ピザのサービスを開始したことで注目を集めています。本稿では、セブンイレブンが宅配ピザ業界に参入した狙いや今後想定される展開を、7nowアプリの利用者や購入商品、競合比較などの観点から分析していきます。


電通デジタル、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策の効果最大化に向けた支援サービスを提供開始

電通デジタル、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策の効果最大化に向けた支援サービスを提供開始

株式会社電通デジタルは、インフルエンサーを起用したタテ型動画広告施策において、企画から実行、分析まで一気通貫で実施し、パフォーマンスを最大化する独自の支援モデル「ヒト×タテMarketing framework」を開発し、同モデルを活用したサービスを提供開始したことを発表しました。


Z世代の約6割がTikTokで就職活動に関する情報収集 TikTokで情報発信をしている企業には好意的な印象も【TORIHADA調査】

Z世代の約6割がTikTokで就職活動に関する情報収集 TikTokで情報発信をしている企業には好意的な印象も【TORIHADA調査】

株式会社TORIHADAは、20代の男女を対象に『Z世代の就職活動におけるTikTok活用とTikTokを活用している企業に対してのイメージ調査』を実施し、結果を公開しました。


【2024年10月28日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

【2024年10月28日週】注目のマーケティングセミナー・勉強会・イベント情報まとめ

編集部がピックアップしたマーケティングセミナー・勉強会・イベントを一覧化してお届けします。


マーケ担当者の約9割が漫画インフルエンサーのPR結果に満足!活用目的は、漫画では"広告クリエイティブの素材"、SNSでは"企業名・サービスや商品の認知拡大"が最多【PRIZMA調査】

マーケ担当者の約9割が漫画インフルエンサーのPR結果に満足!活用目的は、漫画では"広告クリエイティブの素材"、SNSでは"企業名・サービスや商品の認知拡大"が最多【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAでは、InstagramやXを通じて漫画インフルエンサーや一般的なSNSインフルエンサーを活用したPRの経験を持つ企業のマーケティング担当者を対象に、「漫画インフルエンサーとSNSインフルエンサーの違い」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ