ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、起動ユーザー数の多いスマートフォンアプリについて調査・分析しました。
分析概要
全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、スマートフォンアプリ別にユーザー数を集計し、男女比や年代比を比較しました。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計し、ヴァリューズ保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※カテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得
※メール、Chrome、YouTube、Googleマップ、Gmail、Google+などプリインストールアプリは除く
考察サマリ
■コミュニケーションやSNSのアプリがトップ3を占める まず、性別や年代を絞らずモニター全体でユーザー数の多いアプリをラ
まず、性別や年代を絞らずモニター全体でユーザー数の多いアプリをランキングしたところ、1位は「LINE」で、2位の「Fecebook」に約1.6倍の差をつける結果となりました。3位は「Twitter」となっており、コミュニケーションやSNSのアプリがトップ3を占めています。4位には「Yahoo!JAPAN」、5位に「McDonald's Japan」と続きました。Yahoo!は、乗換案内や天気、スマホ最適化ツールなど様々なサービスがランクインしています。(図1)
■男性比率が高いアプリは「Amazonショッピング」と「Tポイント」、女性比率が高いアプリは「メルカリ」、「UNIQLOアプリ」、「LINE:ディズニー ツムツム」、「クックパッド」
次に、各アプリの起動ユーザーの属性を比較してみました。まず性別で見てみると、「Amazonショッピング」と「Tポイント」は男性比率が6割を超えており男性の割合が高いことがわかりました。一方で、女性比率が6割を超えるアプリは、「メルカリ」、「UNIQLOアプリ」、「LINE:ディズニー ツムツム」、「クックパッド」となっていました。中でも「クックパッド」は女性比率が8割弱となっており、女性との親和性が高いことがうかがえます。(図2)
■20代、30代比率が高いアプリは「Twitter」「Instagram」「メルカリ」。50代、60代比率が高いアプリは「Yahoo!関連」
続いて、年代別で見てみると、「Twitter」、「Instagram」、「メルカリ」は20代、30代の比較的若い層が半分以上の割合を占めていることがわかりました。また、「クックパッド」は30代、「Yahoo!ショッピング」は40代の割合が比較的高い結果となっていました。一方で、「Yahoo!JAPAN」や「Yahoo!天気」、「Yahoo!メール」、「Yahoo!スマホ最適化ツール」などのYahoo!関連アプリは50代~60代の割合が高いことが特徴的でした。(図3)
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