コロナやマッチングアプリの普及で告白事情はどう変わった?検索ワードから生活者の関心を調査

コロナやマッチングアプリの普及で告白事情はどう変わった?検索ワードから生活者の関心を調査

コロナ禍による緊急事態宣言の発令やマッチングアプリの普及など、交際に関する様式も大きく変わりつつあります。そんななかで、「告白」の事情はどうなっているのでしょうか?今回の調査で共通して関心が高い項目やユーザーの属性による関心の違いが明らかになりました。今回はWeb行動ログ分析ツール「Dockpit」を用いて検索キーワード数の推移や属性別の掛け合わせワード、流入ページ・サイトを分析し、告白にまつわる関心を調査しました。


クリスマスが近づき、街でイルミネーションを見かける機会が増えると同時に、周囲に恋人ができる人も増える季節になってきました。マナミナでは以前、検索キーワードから緊急事態宣言でのデート事情について調査しましたが、今回は「告白」について調査していきます。

コロナ禍の緊急事態宣言で人々のデート事情はどう変わった?検索ワードから関心を調査

https://manamina.valuesccg.com/articles/1169

コロナ禍による緊急事態宣言の発令など、2020年序盤は外出デートには厳しい状況がありましたが、今回の調査で人々のデートへの関心が復活してきた様子が明らかになりました。Web行動ログ分析ツール「Dockpit」を用いて検索キーワード数の推移や季節比較、ワードネットワークを分析し、デートにまつわるインサイトを調査しました。

「告白」検索者は減少傾向。コロナ影響か?

まずは検索数の推移についてです。2019年の11月からの検索数推移をまとめたグラフが下記になります。

「告白」の検索ユーザー数推移

「告白」の検索ユーザー数推移
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

2019年の11月~2020年3月までは月間約8万〜10万人を推移していますが、新型コロナウィルスについて第一回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月以降は約6万〜8万人を推移と、かなり検索数が減少していることが分かります。

2021年の4月以降は増加傾向にありますが、全体的にはコロナの影響で出会いが減ってしまったことが検索数減少の要因と言えそうです。ただ、現状ではコロナが落ち着いており、クリスマスやバレンタインといったイベントも控えているため、今後の検索数は増加するかもしれません。

次に、検索ユーザー全体での検索キーワードは以下のようになっています。

「告白」の検索キーワードランキング

「告白」の検索キーワードランキング
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

「タイミング」や「場所」といったワードが上位にランクインしています。告白をするにあたってシチュエーションをどうするか、ということに関心を持っている人が多いようです。

一方で、作家の湊かなえさんの「告白」という作品や、それを映画化した作品、あるいは「告白」をタイトルする楽曲の歌詞を検索するキーワード等も見られます。今回の記事では付き合う過程の「告白」に関して調査したいため、以降のデータではこれらのキーワードは除いたデータに注目していきます。

「告白」検索で知りたいことは?男女別キーワードの違い

続いて、男女別の検索キーワードについてです。
まず「告白」検索ユーザーの男女比は以下のようになっています。

「告白」検索ユーザーの男女比

「告白」検索ユーザーの男女比
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

やや男性の方が多いものの、ほとんど半々の比率になっています。
続いて、男女別の上位掛け合わせワードを下の表にまとめてみました。

男女別の「告白」への掛け合わせキーワードランキング

男女別の「告白」への掛け合わせキーワードランキング
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

男女どちらにも、共通するキーワードを黄色でまとめてあります。「タイミング」「デート」「セリフ」といった言葉が男女ともに上位に来ていることから、タイミングやデートといったシチュエーションに加えて、告白時のセリフへの関心が高いようです。

また、「マッチングアプリ」「LINE」といったワードも上位にランクイン。一昔前にはあまり一般的でなかった、LINEを使った告白やマッチングアプリでの出会いを通じての告白も普及してきていることがわかります。

次に、男性には「保留」と「失敗」が、女性には「返事」「断り方」「断る」がランクインしています。やはり男性が告白をして女性が返事をする、という構図がまだまだ多く、女性側としてはどう返事をするか、あるいは断る場合には如何に関係性を壊さずに断るかに関心が高いと言えそうです。

他に男性に特徴的なキーワードは「場所」です。タイミングは男女どちらとも気にしているテーマですが、場所を重視するのは男性が多いと分かります。男性の方がデートを計画することが多いことと関係しそうです。

一方、女性に特徴的なキーワードは「バレンタイン」「夢占い」です。特に女性から男性にプレゼントを渡すことが多いバレンタインデーは、クリスマスと比べても女性視点で告白するタイミングとして最適なため多く検索されていると言えそうです。また夢占いについては、夢占いを利用して告白のタイミングを決めている、というユーザーが一定数いると言えそうです。

若年層ではマッチングアプリでの告白も?年代別の検索キーワード

ここまで男女別のキーワードについて見てみましたが、年代別ではどうでしょうか?
まず検索ユーザーの年代構成比は下のようになっています。

「告白」検索ユーザーの年代構成比

「告白」検索ユーザーの年代構成比
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

若年層の20~30代の検索がネット利用者全体と比較しても多く、全体の6割近くを占めています。
そこで、今度は20代と30代の検索時の掛け合わせキーワードを比較してみます。

20代・30代の「告白」への掛け合わせキーワードランキング

20代・30代の「告白」への掛け合わせキーワードランキング
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

先ほど同様、両年代に共通するキーワードを黄色でまとめてあります。男女別のキーワードに比べて共通するキーワードが多いことから、告白に関連する関心は年代にあまり関係ないことが分かります。

しかし、共通するキーワードのなかでも「マッチングアプリ」「LINE」のキーワードは20代の検索の方が多く、やはり若い世代の方がネットを絡めた恋愛が身近になっていることが分かります。

▼関連記事:マッチングアプリの利用についてはマナミナでも過去に取り上げていますので、ぜひ併せてご覧ください。

マッチングアプリ市場調査 利用ユーザー数では「Pairs(ペアーズ)」と「Tinder(ティンダー)」が2強に

https://manamina.valuesccg.com/articles/900

近年、出会いの手段として一般的になった「マッチングアプリ」。<a href="https://dime.jp/genre/597454/" target="_blank">株式会社ネオマーケティングの調査</a>によると若者の5人に1人が「マッチングアプリ」を利用していると言われています。 さらにアプリをきっかけにお付き合いをする人、結婚をする人も急増しているようです。今回は急激に普及している「マッチングアプリ」について、「eMark+」を使って調査・分析しました。

また、20代の特徴として、「2回目」や「3回目」といった具体的な回数に関するキーワードが検索されています。
「2,3回目のデートでの告白が成功しやすい」といった通説に関連するものでしょう。「何回目」についてはどちらの年代でも検索されていますが、20代の方がマッチングアプリや学校での新しい出会いが多いという点で、友人関係ができる前に告白を考えることが多いと言えそうです。

また、30代の特徴として「婚活」も検索されています。結婚を見据えた交際に対する関心が高いことが分かります。

流入サイト1位は「Yahoo!知恵袋」恋愛相談を参考にしている様子

最後に流入サイト・ページを見てみます。
まず「告白」検索時の流入サイトの上位10サイトが以下になります。

「告白」検索ユーザーの流入サイト

「告白」検索ユーザーの流入サイト
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

1位はヤフー知恵袋となっていました。恋愛や告白に関する質問や回答がかなり多く寄せられているため、自分の状況と照らし合わせて参考にしたり、実際に自分の告白に関する悩みを質問したりするユーザーが多いことが分かります。

続いて流入ページです。

「告白」検索ユーザーの流入ページ

「告白」検索ユーザーの流入ページ
(期間:2019年11月〜2021年10月、デバイス:PC&スマートフォン)

映画作品関係のページを除けば、「告白はタイミングで9割決まる」「うまくいった告白のセリフ」「告白はタイミングじゃない!?」といったタイトルのページが上位にランクインしています。

やはり検索キーワード同様、タイミングやセリフに関する関心は男女ともに高いことが分かります。

まとめ|「告白」検索者の知りたいことを考察

今回は「告白」に関するユーザーの興味について調査しました。コロナ前後では検索数は減少しているものの、コロナが落ち着きクリスマスやバレンタインなどのイベントを控える今後は伸びていくことが予想されます。

男女別の掛け合わせキーワード比較では、流入ページのランキングからもタイミングやセリフといった内容は男女共に関心が高いことが分かります。一方で男性は場所、女性はバレンタインや断り方に興味を持っているという違いが見えてきました。

また、年代別での比較では、20代の方がLINEやマッチングアプリ等のネットを絡めた恋愛がより身近で、30代になると結婚を見据えた交際への関心が高くなっています。全体として、共通して関心の高い項目が多いなかでもユーザーの属性によって重点を置いているポイントや属性による細かな違いがわかりました。

今回の調査ではブラウザ上で特定キーワードの検索数推移やユーザー属性、掛け合わせワード、流入サイトなどが簡単に分析できるWeb行動ログ分析ツール「Dockpit」を使用しました。生活者の動向を把握したり、コンテンツマーケティングやリスティング広告における対策ワードを調べたりなど、Webマーケティング全般に役立てられるツールです。無料版もありますので気になる方はぜひ使ってみてください。

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この記事のライター

2022年の春から、新卒としてヴァリューズに入社。

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