2018年の話題作「君たちはどう生きるか」はテレビ番組がヒットに貢献

2018年の話題作「君たちはどう生きるか」はテレビ番組がヒットに貢献

2018年流行語大賞にもノミネート、「君たちはどう生きるか」のヒットに迫る


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、今年ヒットした話題作「漫画 君たちはどう生きるか」の検索動向について分析、調査しました。
分析概要

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2017年7月~2018年10月の期間に「君たちはどう生きるか」関連ワードを検索したネットユーザーの行動を分析しました。
※検索者数やサイト訪問者数はVALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。

考察サマリ

「君たちはどう生きるか」の検索者数は、テレビ番組で取り上げられた月に増加

2017年8月に発売された「漫画 君たちはどう生きるか」。吉野源三郎氏によって約80年前に発表された小説の漫画化作品が、今年大ヒットしました。2018年の流行語大賞候補にも選ばれた「君たちはどう生きるか」は、どのように話題が広まっていったのでしょうか。まず、2017年7月から2018年10月までの関連ワード検索者数の推移を調べました【図1】。

「君たちはどう生きるか」の検索者数が突出して多いのは、2017年10月、2018年1月、2018年5月でした。これは、テレビ番組で「君たちはどう生きるか」が取り上げられた月と一致しています。発売後すぐの8月、9月では検索者数も少なく、テレビ番組が話題の拡散に一役買ったことは疑いないものと言えるでしょう。

「君たちはどう生きるか」検索者はSNSやブログサイトを頻繁に閲覧

次に、「君たちはどう生きるか」の検索者属性を調べるため、その他の人と比べてよく閲覧しているサイトをランキング化しました【図2】。(集計期間:2017年11月~2018年1月)

まず、最も特徴を示したのはWikipediaでした。これは後述のように、検索者がWikipediaの「君たちはどう生きるか」ページを見て情報収集していたからだと考えられます。また、2位と3位にはFacebookとTwitterがランクイン。そして4位以降にはNHK、NAVERまとめ、ブログサイトなどが入っています。「君たちはどう生きるか」に興味を持つ人々はSNSやブログサイトを頻繁に閲覧し、情報収集に活用している可能性が示唆されました。

話題が広がるにつれ、20代が「君たちはどう生きるか」に興味を持ち始めた

次は検索者の属性を2つの時期に分けて調べてみました。時期は検索ボリュームの多かった2017年10月~12月と、2018年1月~3月とします。まず、男女比は時期によって大きな変化がなく、男性が7割ほどを占めました【図3】。

一方、年代別に見ると、話題が広まっていった2018年1月~3月で、20代の割合が10ポイント増加しています【図4】。原作を知らない年代ながら、「君たちはどう生きるか」というテーマに問題意識を持った若者像が読み取れるでしょう。

「君たちはどう生きるか」の検索者はWikipediaで情報を収集

最後に「君たちはどう生きるか」を検索後に訪れたページを調べ、ランキングに示しました【図5】。

最も訪問者数が多いのはWikipediaの「君たちはどう生きるか」ページでした。ここから、検索者はさらに詳しく書籍の情報を得るためにWikipediaに訪問した可能性が考えられます。また、2位と3位にはAmazonのページがランクインしています。検索時点で購買意欲の高い消費者もいたと言えるでしょう。

今回は「君たちはどう生きるか」の話題がどのように拡散したかを知るために調査を行いました。その結果、検索者数の推移データとテレビ番組の放送時期を比較することで、テレビ番組が話題づくりに貢献したことが判明しました。また「検索後LPランキング」を調べることで、検索者はWikipediaでさらに深く情報収集し、Amazonで購買を検討した様子もうかがえました。

調査は「VALUES eMark+」を用いて行いました。今回のような特定のキーワード検索者の属性や、LPランキングといった検索後の行動特性、併用サイトなど、インターネット上のユーザー行動を調査できるツールです。Free版の利用は下記URLからご登録ください。
https://www.valuesccg.com/inquiry_free/

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