note利用動向調査

note利用動向調査

SNSとの親和性でユーザーを集めるメディア・プラットフォーム


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、一般ネットユーザーの行動ログを用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、「note」ユーザーの利用動向を調査しました。本記事ではeMark+を用いて調査を行いましたが、eMark+の機能がパワーアップした新ツール「Dockpit(ドックピット)」が2020年10月にリリースされました。まずは無料版に登録して、実際にDockpitを体験してみてください。

投稿者が「ノート(個別の記事)」や「マガジン(雑誌のように記事をまとめたコーナー)」に自ら値段を設定でき、クリエイターの新たな登竜門として注目されるメディア・プラットフォーム・サービス「note」。「ビジネスモデル図解」やレシピのマガジンが書籍としてもヒットするなど、マネタイズを実現する人気クリエイターも登場し、ユーザー数は今年に入って急増しています。

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、「note」サイトユーザーの行動を分析した。

<分析対象サイト>
・note:https://note.mu/
※サイト訪問者数はPC・スマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※サイト分類のカテゴリはヴァリューズが独自に定義。

考察サマリ

2018年以降ユーザーが倍増

直近2年間のユーザー数推移を見ると【図表1】、2018年以降の増加が顕著でした。PC、スマートフォンとも、ユーザー数が前年同期の倍程度に増えています。ユーザーあたりセッション数も漸増傾向で、単に訪問ユーザーが増えているだけでなくリピーターの心を掴んでいるものと見られます。

コアユーザーは20-40代ビジネスパーソン

noteのユーザーはどんな人たちなのでしょうか。ユーザーの年代構成を見てみると【図表2】、20代が全体の3分の1程度を占め、30代と40代がそれぞれ4分の1程度となっていました。40代以下の比較的若い層に支持されているようです。

ユーザーの職業を見てみると【図表3】、「会社員(一般社員)」が41%で突出していたことをはじめ、収入のある職業に就いている人が8割を超えていました。ビジネスパーソンの興味や共感を得る話題の投稿が人気の源になっているのかもしれません。

さらにユーザーの年収別構成を見てみると【図表4】、個人年収では400万円未満が6割を超えていてやや低めとなっていました。20代が多いことが要因と考えられます。一方、世帯年収で見ると半数以上が500万円以上で、中間所得層の多い構成となっていました。夫婦共働きのユーザーや親と同居するユーザーが多いのかもしれません。

SNSでのシェアが導線に

続いてnoteサイトの流入元構成を分析しました【図表5】。PCでの流入経路は「外部サイト」が50%を占めています。「ノーリファラー」が19%で2番目に多く、「自然検索」が15%でこれに続きました。

流入元の詳細を見ていくと、検索キーワードで多かったのは「NOTE」のほか、「KAORI」「TIKTOKとは」といった特定のノートを想起させる用語でした。「外部サイト」の上位は、PC、スマートフォンともSNSとはてなブックマークが並びます【図表6】。面白い記事がSNSやソーシャルブックマークでシェアされ、noteへの流入に繋がっている様子がうかがえました。

noteユーザーはどんなことに関心があるのでしょう? 2018年7月~9月の間にnoteを使ったユーザーの接触率がインターネット利用者全体(一般ユーザー)の接触率よりも高いサイトのランキングをデバイス別に確認しました【図表7】。
デバイスにかかわらずTwitterとブログ、まとめサイトの利用が多い点は特徴的で、一般ユーザーに比べて読み物好きの傾向が明らかです。またWikipediaとYahoo! 知恵袋の利用も一般ユーザーより多く、調べ物好きともいえそうです。

無料ノートが上位独占、ダントツトップはKaoRiさん

最後に、noteサイトの中でページ別の閲覧者数を分析しました。閲覧者が多かったノートはいずれも無料のもので、舞踏家KaoRiさんが写真家荒木常雄さんのミューズとして過ごした過去を告白した「その知識、本当に正しいですか?」がダントツトップ。ほか、タレント・文筆家の牧村朝子さん「羽田と成田を間違えたけど間に合った話」、お笑い芸人のうすいよしきさん「デブでブサイクな男子大学生が女子店員よりもレディース服を売れるようになった話。」、作家の中村慎太郎さん「ハリルホジッチ解任でサッカークラスタが発狂している理由」、元演出家のrookeyさん「映画『カメラを止めるな!』について」は、PCでもスマートフォンでも人気となっていました。
その他、「ビジネスモデル2.0図鑑」として書籍化されたビジネスマン・チャーリーさんのノートはPCで、ベンチャー経営者ほりこすさん、芸術家諸岡亜侑未さん、作家・料理家樋口直哉さんのノートはスマートフォンで多く見られていました。
クリエイターの知名度と面白さが両立するノートがやはり人気を集めているものの、一般会社員やパン屋さんを兼ねるクリエイターも上位に散見されます。質の高い内容であれば有名人でなくても上位に食い込めることが、noteというプラットフォームの人気の秘訣なのかもしれません。

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この記事のライター

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