若年層の「Facebook離れ」実態調査

若年層の「Facebook離れ」実態調査

20代は「Instagram」へシフト?


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、「若年層のFacebook離れ」について調査しました。

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、Facebook、LINE、Instagram、Twitterについて調査・分析しました。
※サイト訪問者数は、PCおよびスマートフォンのアクセスを集計し、VALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計し、ヴァリューズ保有モニタ(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※集計期間は2016年11月~2018年10月

2018年6月以降は「LINE」と「Twitter」の訪問者数が「Facebook」を上回る

いまや情報源やコミュニケーションツールとして生活に欠かせない存在となったSNS。代表的なもののひとつに「Facebook」がありますが、昨今では”若年層によるFacebook離れ”が進んでいると言われています。では、若年層によるFacebook離れは実際にどれほど進行しているのでしょうか。まず「eMark+」のSite Analizerを用いて、4つの主要なSNSである「Facebook」「LINE」「Instagram」「Twitter」の訪問者数を見てみます【図1】。「Facebook」の月間訪問者数は2016年11月から現在まで、常に5,000万人前後を推移していました。しかし、2018年6月以降はやや右肩下がりとなっていることが分かります。一方「LINE」、「Instagram」、「Twitter」の訪問者数は増加傾向にあり、その中でも「Instagram」の成長は顕著です。2年前の2016年11月の「Instagram」訪問者数と比較すると、2018年10月には約1.7倍の約3,351万人まで躍進していました。さらに、2018年6月以降の訪問者数においては「LINE」と「Twitter」が「Facebook」を上回っていることもわかりました。

主要4SNSのユーザー数推移

20代の「Facebook」ユーザーが減少傾向。「Instagram」が上昇

次に若年層のサービス利用動向を調べるため、4つのSNSにおける20代訪問者数の推移を見てみました【図2】。2017年3月には約1,220万人いた「Facebook」の20代訪問者は、2018年10月には約1,000万人となり、約200万人の減少が見られました。その一方「Twitter」「LINE」「Instagram」の20代訪問者数は緩やかながら上昇傾向にあります。このトレンドが続けば、いずれ20代の「Instagram」の訪問者数は「Facebook」の訪問者数を上回ることが予想されるでしょう。「Facebook」の若年層離れは実際に生じていることが分かりました。

主要4SNSの20代ユーザー数推移

アプリの利用率が最も高いのは「LINE」

続いて、各アプリのスマートフォンユーザー全体に対する利用率を見てみたところ、利用率が最も高いのは「LINE」となっていました【図3】。「LINE」、「Instagram」、「Twitter」の利用率は堅調に推移しており、特に「Instagram」は2016年11月と2018年10月を比較すると2.2倍にまで伸びていることがわかりました。一方、アプリの利用率でも「Facebook」は減少傾向にあります。2年前の2016年11月には44.8%あった利用率が、2018年10月には42.2%まで下がっていました。ちなみに、Facebookのセキュリティ漏洩が発覚した2018年9月のタイミングでは利用率の減少は見られなかったことから、この問題が“Facebook離れ”の大きな要因ではないようです。

主要4SNSのアプリ利用率推移

「Facebook」は50代以上の割合が増加

最後に「Facebook」利用者の属性の推移を調べてみました。まずは性別で見てみると、男女割合はほぼ半々となっており直近2年間で割合の変化は見られませんでした【図4】。

次に年代別で見てみたところ、20代・30代の割合が減少し、50代以上の割合は増加していました【図5】。

まとめ

今回の調査から、Facebookの訪問者数やアプリ利用率は、2017年の終わり頃からダウントレンドにあることがわかりました。特に20代の若年層では、2017年4月以降、減少が続いています。その一方で「LINE」「Twitter」「Instagram」のユーザー数は増加し続けていました。今回は調査の対象としなかった「TikTok」など、新たなサービスも誕生しているSNS業界で、今後どのような変化が起こっていくかに注目です。

本調査は、ネット行動ログ分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を用いて調査・分析しました。

eMark+はマナミナを運営している株式会社ヴァリューズが開発・提供している、SaaS型のサイト・アプリ分析ツールです。

調べたいサイトやアプリは任意に指定できるため、気になるライバルサイト・アプリや、提案予定のクライアントの類似サイト・アプリのユーザー数などを、簡単にチェックできます。

eMark+には無料で利用できる機能もありますので、ぜひ登録して実際に体験してみてはいかがでしょうか。


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この記事のライター

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