技研商事インターナショナル、生活者の意識や購買傾向を捉える新データの提供を開始

技研商事インターナショナル、生活者の意識や購買傾向を捉える新データの提供を開始

技研商事インターナショナル株式会社は、エリアセグメンテーションデータ「c-japan(R)」とリサーチデータを掛け合わせることで、居住エリアの特性と共に生活者の“意識”や“購買傾向”を捉えることができる「生活意識データ」と「購買カテゴリーデータ」の提供を、2023年8月1日(火)より開始します。


技研商事インターナショナルは、ライフスタイルの多様化の進行により、性年代や職業、収入等のデモグラフィック特性に加え、生活者の“意識”や“購買傾向”といった異なる視点からも生活者を捉えたいというマーケッターのニーズの高まりを受け、年齢や家族構成、住宅、就業等の特性に「年収」や「地価」といった様々なデータを元に、全国の町丁目を居住者特性別に35タイプに分類した「c-japan(R)」のセグメントに合わせ、新たに50万人規模の生活者へのリサーチデータを活用した、サイコグラフィック軸でエリア単位の顧客分析を可能にするデータを開発しました。

今回追加したのは、生活や買い物、食や健康等のライフスタイルに関するリサーチを基にした「生活意識データ」と、様々な商品カテゴリーの購入・利用経験や購入意向、購買チャネル等を聴取した「購買カテゴリーデータ」。これらのデータは、GIS(地図情報システム)「MarketAnalyzer™ 5」で地図上に可視化し、分析することができます。

これらのデータの掛け合わせにより、“なぜその商品を買ったか”等の消費背景の把握や、“どんな意識や特性を持った人が、どこに多く住むか”等、生活者をエリア視点でより深く把握できるようになり、例えば店舗ビジネス等において自社商圏の顧客理解や需要予測、販促施策への活用が期待されます。

分析例

〇 生活意識データ×c-japan(R)の分析例

・食に対する意識をエリア毎に把握
「高くても鮮度・素材の良い食品を選ぶ」 「地元や近郊でとれる食材を買うようにしている」という項目の回答(当てはまる/当てはまらないの4段階)をMarketAnalyzer™ 5で地図上に可視化したものが下の図です。

地方・郊外のセグメントでは地元でとれる豊かで愛着のある食材を購入する意識が強く、一方で都市部では高くても品質の高い食材を選ぶ傾向が強い傾向が分かります。

また、これらの回答データと「c-japan(R)」を掛け合わせると

高くても品質の高い食材を選ぶ傾向が強く出た“都市部”とは、c-japan(R)セグメントの“都心のセレブ/ファミリー/単身層、都会の住宅街”の傾向が高く、地元でとれる豊かで愛着のある食材を購入する“地方・郊外”とは、“地方の工業地帯や田舎の大家族”の傾向が高いことがみてとれます。

c-japan(R)では、各セグメントの居住者・エリアの特徴の詳細レポートも閲覧でき、顧客像の具体化に役立ちます。

(例:「都心のセレブ」詳細レポート)

このように、どういう生活意識を持つエリアが、どんな特性で、どんな人(世帯)が多く住むかまで可視化でき、顧客理解の幅を広げることができます。

〇購買カテゴリーデータの分析例
例として、「アルコール類で直近3ヶ月以内に購入したものはどれですか? 」という回答を、アルコール商品カテゴリー別にエリアで色分け表示をしました。このように購買傾向を地図上に可視化することで、自社店舗所在地や顧客の分布と見比べることができ、販促やCRM活動の戦略立案やROI向上に役立ちます。

Q:アルコール類で直近3ヶ月以内に購入したものはどれですか?

※商圏分析GIS「MarketAnalyzer™ 5」にて地図上に可視化

焼酎や発泡酒は広くエリアを選ばす購入されているのに対し、ワインは都市圏での消費が主であることが分かります。

出典元:技研商事インターナショナル株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000098428.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

僕と私と株式会社は、全国のZ世代/Y世代/X世代を対象に、商品カテゴリー別のカスタマージャーニーに関する調査を実施し、結果を公開しました。


ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

株式会社オトバンクは、企業のマーケティング担当者を対象に「ポッドキャストに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

イードとガイエ、リアルとデジタルの融合でアニメファンの推し活を支援する広告パッケージを提供開始

株式会社イードと株式会社ガイエは、全国のファミリーマート、ローソン(※一部店舗を除く)に設置されているマルチコピー機で展開するコンテンツサービス「エンタメプリント」を活用した広告パッケージ「Anime Touch Ad」を共同開発し、販売開始することを発表しました。


最新の投稿


Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

僕と私と株式会社は、全国のZ世代/Y世代/X世代を対象に、商品カテゴリー別のカスタマージャーニーに関する調査を実施し、結果を公開しました。


ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

株式会社オトバンクは、企業のマーケティング担当者を対象に「ポッドキャストに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


スイート&スパイシー「Swicy(スワイシー)」味の商品が続々と登場!アメリカで人気の背景とは | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年11月)

スイート&スパイシー「Swicy(スワイシー)」味の商品が続々と登場!アメリカで人気の背景とは | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年11月)

海外からやってくるトレンドが多い中、現地メディアの記事に日々目を通すのはなかなか難しいもの。そこでマナミナでは、海外メディアの情報をもとに世界のトレンドをピックアップしてご紹介します。今回は、アメリカの食品業界で新たなトレンドワードとして注目されている「Swicy(スワイシー)」とその流行の背景について取り上げます。


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

SEOに積極的に取り組んでいるサイトの9割以上が表示速度の重要性を認識!改善に取り組む目的は「顧客体験の向上」と「リピート率の改善」が上位【Repro調査】

Repro株式会社は、Webサイト運営・管理者を対象とした、「Webサイトの表示速度改善についての実態調査」を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ