インサイドセールスの便利ツールをご紹介【効率化しよう】

インサイドセールスの便利ツールをご紹介【効率化しよう】

ここ数年で、インサイドセールスという新しい営業手法が注目されています。 インサイドセールスによってコストカットや営業の働き方改革など多数のメリットがあるため、日本の企業でも徐々に取り入れられてきているのです。しかし、いざインサイドセールスを導入したいと思っても、どこから始めるべきか分からないものです。そこで、インサイドセールスを始めるために便利なツールを紹介していきます。


インサイドセールスを導入するメリット

インサイドセールスは、従来の外勤タイプの営業手法とは異なり、顧客の元に訪問することなくオフィスから電話やメールで営業活動を行う手法です。

アメリカなど海外では浸透している営業手法ですが、インサイドセールスを導入することによってどんなメリットが得られるのでしょうか?

営業活動の効率化が可能に

内勤による営業活動では、外勤による営業活動に比べるとはるかに多くの商談数をこなすことが可能になります。

訪問営業では1日に回ることのできる数には限界がありますし、移動時間もかかります。
しかし、インサイドセールスでは移動時間も短縮でき、商談できる地域も拡大できます。

また、インサイドセールスの導入によって問い合わせや受注までリードタイムが短縮されますし、迅速な対応で当日商談も可能となります。

フィールドセールスと連携を取れば、インサイドセールスが見込み客を育て、フィールドセールスが受注角度の高い案件に集中することができるようになります。

こういった営業活動の効率化がインサイドセールスの最大のメリットとなるのです。

営業にかかるコストを削減できる

従来の対面式で行われる営業では、移動時間と商談の時間を合わせると1時間以上の時間がかかります。
しかし、インサイドセールスでは移動時間も必要ないので時間のコストカットが可能です。

また、時間だけでなく移動の交通費や出張費などの費用も削減できます。
訪問営業では多大な費用がかかるため、企業にとってコストを削減できることは嬉しいメリットと言えるでしょう。

インサイドセールスの導入にあたって便利なツール紹介

インサイドセールスを導入するにあたって、必要となるのは電話やメールだけではありません。

顧客や営業管理などの便利なツールを取り入れることで、インサイドセールスを上手く導入することができます。

インサイドセールスの導入に便利なツールを紹介していきます。

顧客・営業管理システム

まずは、インサイドセールスの導入にあたって欠かすことのできないツールがCRM(顧客管理システム)SFA(営業管理システム)です。

インサイドセールスにおいては、顧客とのコミュニケーション履歴をデータに残すことが大切です。
「どこまで提案が進んでいるのか」「誰がどんな提案をしたのか」といったことなどをデータとして残し、社内で共有します。

そうすると、別の人間が同じ顧客を担当した場合にもスムーズなアプローチが可能になります。
CRMやSFAがあれば営業のプロセスを可視化したり、業務内容の管理をして効率化を測ることができます。
どちらのツールも顧客情報管理が主体とされたツールになります。

sales cloud

概要

https://www.salesforce.com/jp/products/sales-cloud/overview/

Salesforceは、世界No.1 CRM(顧客管理)プラットフォームです。顧客管理を一元的に行うことで、営業生産性を高め、社内の情報共有を促進し、商談成約率を向上させます。

世界的にも有名であり、世界ナンバー1と言われるCRMプラットフォームを提供しているsales forceのsales cloudはスタートアップ向けのSFAツールです。sales cloudを運用していく中で規模が拡大すれば、sales forceへの拡張も可能です。

カスタマイズの多様さや、社内SNSでのコミュニケーションが特徴です。

eセールスマネージャー

SFA・営業支援システム | eセールスマネージャー

https://www.e-sales.jp/

eセールスマネージャーは営業マンからマネジメント層に至るまで直感的に操作出来る国産のCRM/SFAツールです。使いやすさだけでなく、導入後の充実したサポートで定着率96%と圧倒的に高く顧客のあらゆる営業課題を解決し売上向上に繋げます。

営業からマネジメントまで各部署が使いやすいように配慮された国産のCRM/SFAツールです。

導入してから運用までのサポートに定評があり、操作の説明会や研修サポートによって社内に定着させるようにフォローまで任せることができます。
営業プロセスを見直すことで、営業課題の解決に繋がり、売上向上することが期待できます。

MAツール

インサイドセールスでは、MAツールも多く導入されています。

MA(マーケティングオートメーション)は、マーケティング部門で使われる印象があるかもしれませんが、インサイドセールスでも仕事を効率化するのに便利なツールなのです。

MAによって見込み顧客管理を自動化することができるので、マーケティング活動がサポートされます。

インサイドセールスでは顧客と長期的に信頼関係を築いて成果に繋げるため、マーケティング力も求められるのです。そこで、MAツールの導入でマーケティング活動をサポートして、より営業活動の効率化をすることが実現できます。

また、メールマーケティング機能が実装されていることも多いので、条件によってメールマガジンを一斉送信することなども可能になります。

SATORI

マーケティングオートメーションツール SATORI

https://satori.marketing/

マーケティングオートメーション ツール「SATORI」 通常のMA機能に加え、匿名ユーザーへもアプローチする「アンノウンマーケティング」で、リードジェネレーションに強い。動画やコンテンツ、人的サポートで「あなたのマーケティングを一歩先へ」。

MAツールの中でも顧客開拓機能に力を注いで開発されたツールです。

匿名ユーザーから実名ユーザーにまでアプローチすることができ、見込み客の獲得だけでなく育成までをサポートすることができます。

Pardot

概要

https://www.salesforce.com/jp/products/pardot/overview/

営業担当者は新規ビジネスの獲得に専念。任せられる仕事は、B2Bマーケティングの自動化を支援するPardotに任せてしまいましょう。あなたのビジネスの成長を、効率化の面からサポートします。

Pardot はsales forceが提供するMAツールで、sales cloudと連携させることができます。

そのため、sales cloudと合わせてPardotをまとめて導入して、営業支援を協力させられるのです。
メール配信スコアリングなどの基本的な機能はもちろん揃っていますが、使いやすさに定評があります。

オンライン商談システム

インサイドセールスにおける顧客とのコミュニケーションは、直接訪問して話すことではありません。

時間や費用の削減となり、仕事が効率化されることがメリットですが、直接話す訪問営業に比べると伝えられる情報量が少ないことがデメリットになります。

このデメリットを埋めることができるのが、オンライン商談のシステムです。
オンライン商談のシステムを導入すれば、カメラ超しに顔を見て話すことが出来るので対面式に近いコミュニケーションが可能です。

また、資料を共有したり、デモ画面を見せながら話すこともできるだけではなく、世界中と繋がることができます。

bell Face

5秒でつながるオンラインルーム「bellFace(ベルフェイス)」

https://bell-face.com/

BtoBセールス、顧客サポートに特化したWeb会議システム。接続ナンバー発行ページはこちら。

オンライン商談システムの中でも有名なbell Faceは、国際的なセキュリティ基準により運用されているので、安心して利用できるツールです。

どのブラウザからも接続できるだけでなく、機能性の高さやサポートの充実が特徴です。

Mee2box

Mee2boxは、インサイドセールスに特化したオンライン商談ツールです。
アプリのインストールなどが必要ないことから気軽に利用しやすく、営業効率化によって売上アップが期待できます。

ツールを導入してインサイドセールスを始めよう

インサイドセールスには電話やメールだけではなく、業務をスムーズに行うための便利なツールを導入することで、より一層効率的なインサイドセールスが可能となります。

紹介したツールは、インサイドセールスだけではなくフィールドセールスやマーケティングなど社内の他の部門との連携にも役立ちます。

ツールの導入だけではなく、もう一度社内の体制や仕組みも見直してインサイドセールスの導入を検討してみてください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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