日経だけでなくスポーツ、不動産系メディアも…営業職の人がよく見るサイトランキング【2019年上半期】

日経だけでなくスポーツ、不動産系メディアも…営業職の人がよく見るサイトランキング【2019年上半期】

あの職種の人たちがよく訪れるサイトはどこなのでしょうか? アンケート調査から職種が分かっている人のネット行動ログを分析することで、ある特定の職種の人がよく閲覧している特徴的なサイトを把握することができます。今回は『営業』の人たちがよく見ているサイトを調査しました。


『営業』のデモグラフィック属性

まずは職種ごとに現れるデモグラフィック属性の違いを見てみましょう。性別・年齢を職種ごとに集計した以下のグラフをご覧ください。男女比に着目すると、全体と比較して『営業』職では男性が約80%と、非常に多い傾向を示しています。また年代に着目すると、30代の割合が高く、60歳以上の割合が少ないことがわかります。

営業職のデモグラフィック属性

営業職のデモグラフィック属性

『営業』の人が特徴的に利用しているサイト

では、営業職の人に特徴的にみられているサイトTOP10を見ていきましょう。

「営業」の人に特徴的に見られているサイトランキング

『営業』の人に最も特徴的に見られていたサイトは「日本経済新聞」でした。「速報」や「株価や為替、金利の最新情報」のセクションが特に閲覧されており、業界の動向を常に追いかけることが営業に必要であることがわかります。特に見られていた記事は「マイナンバーカード 保険証に 22年度中に全国で」でした。

マイナンバーカード 保険証に 22年度中に全国で

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45649820U9A600C1MM0000/

政府は4日、首相官邸でデジタル・ガバメント閣僚会議を開き、マイナンバーカードの普及に向けた総合的な対策を決めた。2021年3月から健康保険証として使えるようにし、22年度中に全国のほぼすべての医療機

また、文章だけの記事ではなく、ひと目で分かるビジュアル表現でデザインした「日経ビジュアルデータ」も人を集めていました。

他には、不動産メディアサイト「SUUMO」「HOME’S」、新幹線の予約ができ出張利用と考えられる「JR東海」、お店選びのためのグルメサイト「食べログ」がランクインしました。他の職種と比較した際、営業の特徴として「転勤」「出張」「会食」が多いことが挙げられ、上記のサイトは営業職に特徴的なイベントを反映しているのかもしれません。

仕事に関するサイトだけではなく、趣味に関するサイトも営業職の人はよく閲覧しているようです。2位に最新のスポーツニュースを掲載する「スポーツナビ」がランクインしており、特に野球に関するページが閲覧されていました。東京オリンピック・パラリンピックの公式サイトも上位にランクインしており、営業職の人にはスポーツ好きの人が多いのかもしれません。

いかがでしたでしょうか。営業職についている友人を思い浮かべながらこの記事を読むと、新しい発見があるかもしれません。

調査概要

ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、全国モニター会員の協力により得られたネット行動ログとユーザー属性情報を紐付けたデータから、アンケート調査にて職種が『営業』と回答した人の、2019年1月~6月のネット行動ログデータを分析しました。

職種別に特徴的なサイトを調べるため、以下のように定義したリーチ差をサイト毎に算出しました。値が大きいほど全体と比較してその職種の方がよく見ているサイトを示しており、リーチ差上位10サイトを抜粋しました。

※サイト分類のカテゴリは、ヴァリューズが独自に定義しています。

※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっています。

※本記事では『営業/営業企画』と回答した人を『営業』と省略しています。

関連記事

クリエイター・情報システムの人がよく見るサイトランキング【2019年上半期】

https://manamina.valuesccg.com/articles/535

あの職種の人たちがよく訪れるサイトはどこなのでしょうか? アンケート調査から職種が分かっている人のネット行動ログを分析することで、ある特定の職種の人がよく閲覧している特徴的なサイトを把握することができます。今回は『クリエイター』、『情報システム』の人たちがよく見ているサイトを調査しました。

医師、看護師、介護福祉士など...医療従事者の人がよく見るサイトランキング【2019年上半期】

https://manamina.valuesccg.com/articles/570

あの職種の人たちがよく訪れるサイトはどこなのでしょうか? アンケート調査から職種がわかっている人のネット行動ログを分析することで、ある特定の職種の人がよく閲覧している特徴的なサイトを把握することができます。今回は『医師』『看護師』『介護福祉士』の人たちがよく見ているサイトを調査しました。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

誰もが一度は考えたことがあるはずのダイエット。特にコロナ禍で外出が制限されていた時期は興味をもつ人が多い状況でした。しかし、最近になって状況は少し変わってきているようです。この記事では、現在もダイエットに関心を持つ人々について分析し、彼らが何に興味を持っているのかを見ていきます。


【調査リリース】4大SNSのヘビーユーザーを比較調査!X利用者はフォロー/シェア等での割引施策参加に積極的、 TikTok利用者は高価でも衝動買いの傾向

【調査リリース】4大SNSのヘビーユーザーを比較調査!X利用者はフォロー/シェア等での割引施策参加に積極的、 TikTok利用者は高価でも衝動買いの傾向

アプローチしたい顧客セグメントに到達するためには、コミュニケーション媒体として適切なSNSを選定し活用することが重要です。数多くの新興SNSも登場する中、どんなユーザーがどのSNSを選び、どのような購買活動をしているのか。今回は4大SNSとも言える、Facebook、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)それぞれのヘビーユーザーの属性、購買動機や興味関心などのサイコグラフィック、メディアの利用状況や消費行動などを調査し、ユーザープロファイルを作成しました。


平成女児に人気再燃のセーラームーンとプリキュアはなぜ数十年にわたり愛される? ファン層の特徴から分析!

平成女児に人気再燃のセーラームーンとプリキュアはなぜ数十年にわたり愛される? ファン層の特徴から分析!

30周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」と20周年を迎えた「プリキュア」。この2つの作品名を聞いたことがない方はいないでしょう。セーラームーンは特に女性人気が高く、プリキュアは男女どちらからも愛されているようです。本記事では、この2つの作品のファンについてより深く分析します。また、ファンの特徴から作品が愛される理由を考察します。


現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!早くも「夏」の準備開始?「母の日」プレゼント選びも(2024年5月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

現役Z世代が検索ワードからトレンドを考察!早くも「夏」の準備開始?「母の日」プレゼント選びも(2024年5月)【現役Z世代が読み解くZ世代の行動データ】

Z世代のデータアナリストが、自らZ世代の行動データを分析する本連載。第19弾となる今回は、Z世代とミレニアル世代の検索キーワードランキングから、「夏」「母の日」の2テーマを取り上げてZ世代のトレンドをお送りします。Z世代の準備・楽しみ方が気になる「夏」、「母の日」のプレゼント選びの悩み など、データとリアルな声を掛け合わせ、Z世代のニーズを読み解きます。


Analyzing dramas, anime, and games is getting popular among young people! Why is it trending?

Analyzing dramas, anime, and games is getting popular among young people! Why is it trending?

In recent years, there have been lots of “analysis” content, especially popular among young people. They cover a range of subjects, and platforms for expressing insights and “analysis” in writing is gaining popularity. Let's look at data to understand its popularity, different from that of “spoilers” or “synopsis”!


最新の投稿


現役大学生のうち約4割がマスメディアよりSNSを信用!情報は正確性よりも"早さ"で選ぶのが主流【RECCOO調査】

現役大学生のうち約4割がマスメディアよりSNSを信用!情報は正確性よりも"早さ"で選ぶのが主流【RECCOO調査】

株式会社RECCOOは、同社が運営するZ世代に特化したクイックリサーチサービス『サークルアップ』にて、最新のZ世代調査として「情報リテラシー」をテーマにした調査を実施し、結果を公開しました。


コスモヘルス、シニア世代の保険加入に関する実態調査結果を公開

コスモヘルス、シニア世代の保険加入に関する実態調査結果を公開

コスモヘルス株式会社は、同社が運営するシニア専門の調査プラットホーム「コスモラボ」にて、保険に関する市場調査・アンケートリサーチを実施し、結果を公開しました。


カスタマージャーニーマップ(体験設計のアウトプット)|現場のユーザーリサーチ全集

カスタマージャーニーマップ(体験設計のアウトプット)|現場のユーザーリサーチ全集

リサーチャーの菅原大介さんが、ユーザーリサーチの運営で成果を上げるアウトプットについて解説する「現場のユーザーリサーチ全集」。今回はカスタマージャーニーマップ(体験設計のアウトプット)について寄稿いただきました。※本記事は菅原さんの書籍『ユーザーリサーチのすべて』(マイナビ出版)と連動した内容を掲載しています。


コンタクトレンズを使用したい子どもは6割以上!対して9割超の親が子どものコンタクトデビューに不安あり【メニコン調査】

コンタクトレンズを使用したい子どもは6割以上!対して9割超の親が子どものコンタクトデビューに不安あり【メニコン調査】

株式会社メニコンは、小学4年生以上中学3年生以下の子どもを持つ親を対象に「子どものコンタクトレンズ選びに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」で利用率8割超!前年から利用率が最も伸びたのは「BeReal.」に【サーバーエージェント調査】

Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」で利用率8割超!前年から利用率が最も伸びたのは「BeReal.」に【サーバーエージェント調査】

株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告事業の「サイバーエージェント次世代生活研究所」において、「2024年 Z世代SNS利用率調査」を実施し、Z世代が利用しているSNSおよび各世代のSNS利用率・認知率を発表しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ