『営業』のデモグラフィック属性
まずは職種ごとに現れるデモグラフィック属性の違いを見てみましょう。性別・年齢を職種ごとに集計した以下のグラフをご覧ください。男女比に着目すると、全体と比較して『営業』職では男性が約80%と、非常に多い傾向を示しています。また年代に着目すると、30代の割合が高く、60歳以上の割合が少ないことがわかります。
営業職のデモグラフィック属性
『営業』の人が特徴的に利用しているサイト
では、営業職の人に特徴的にみられているサイトTOP10を見ていきましょう。
『営業』の人に最も特徴的に見られていたサイトは「日本経済新聞」でした。「速報」や「株価や為替、金利の最新情報」のセクションが特に閲覧されており、業界の動向を常に追いかけることが営業に必要であることがわかります。特に見られていた記事は「マイナンバーカード 保険証に 22年度中に全国で」でした。
政府は4日、首相官邸でデジタル・ガバメント閣僚会議を開き、マイナンバーカードの普及に向けた総合的な対策を決めた。2021年3月から健康保険証として使えるようにし、22年度中に全国のほぼすべての医療機
また、文章だけの記事ではなく、ひと目で分かるビジュアル表現でデザインした「日経ビジュアルデータ」も人を集めていました。
他には、不動産メディアサイト「SUUMO」「HOME’S」、新幹線の予約ができ出張利用と考えられる「JR東海」、お店選びのためのグルメサイト「食べログ」がランクインしました。他の職種と比較した際、営業の特徴として「転勤」「出張」「会食」が多いことが挙げられ、上記のサイトは営業職に特徴的なイベントを反映しているのかもしれません。
仕事に関するサイトだけではなく、趣味に関するサイトも営業職の人はよく閲覧しているようです。2位に最新のスポーツニュースを掲載する「スポーツナビ」がランクインしており、特に野球に関するページが閲覧されていました。東京オリンピック・パラリンピックの公式サイトも上位にランクインしており、営業職の人にはスポーツ好きの人が多いのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。営業職についている友人を思い浮かべながらこの記事を読むと、新しい発見があるかもしれません。
調査概要
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、全国モニター会員の協力により得られたネット行動ログとユーザー属性情報を紐付けたデータから、アンケート調査にて職種が『営業』と回答した人の、2019年1月~6月のネット行動ログデータを分析しました。
職種別に特徴的なサイトを調べるため、以下のように定義したリーチ差をサイト毎に算出しました。値が大きいほど全体と比較してその職種の方がよく見ているサイトを示しており、リーチ差上位10サイトを抜粋しました。
※サイト分類のカテゴリは、ヴァリューズが独自に定義しています。
※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっています。
※本記事では『営業/営業企画』と回答した人を『営業』と省略しています。
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