BEENOS、海外の消費者を対象にした越境ECの利用意向に関する意識調査結果を公開

BEENOS、海外の消費者を対象にした越境ECの利用意向に関する意識調査結果を公開

BEENOS株式会社は、同社グループが運営する海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」を利用する海外の消費者を対象に「越境ECの利用意向に関する意識調査」を実施し、結果を公開しました。


越境ECを利用する理由は「自国の店舗やECサイトで販売していないから」が81.2%と突出

越境ECで商品を購入する理由を質問したところ、「自国の店舗やECサイトで販売していないから」が81.2%で最も多く回答されました。入手が困難という意味で似た理由となる「限定品だから」「廃盤品だから」という回答も40%を超えています。

一方で、「国内よりも安いから」「商品の種類が多いから」といった利便性に基づく回答や、「公式サイトで購入したいから」という安心感を求めて越境ECを利用している様子の伺える回答も30%を超える結果となりました。

越境ECでの購入頻度は46.2%が「1か月に1回以上」と回答。91.3%が1年に2回以上利用

越境ECの利用頻度について質問したところ、半数近い46.2%が「1か月に1回以上利用する」という結果になりました。「1週間に2回以上」と回答したヘビーユーザーも5.7%存在し、91.3%が1年に2回以上越境ECを利用しています。

越境ECは海外の消費者にとって日常的な購買手段となりつつあることが分かる結果となりました。

1回あたりの購入金額は「5,000円~1万円未満」が最多

1回あたりの購入金額を質問したところ、「5,000円~1万円未満」の回答が最も多く29.6%となりました。1万円以上購入している割合は60.2%でした。

また、2024年は2023年に比べて越境ECの利用頻度が「増えた」という回答が51.3%と過半数となり、越境ECの利用拡大が伺える結果となりました。

越境ECで購入したことのある商品分野は多岐に渡り、最も多いカテゴリは「アニメなどのキャラクターグッズ」

越境ECで購入したことのある商品ジャンルを15分野に分けて質問したところ、14分野で10%以上の回答を得る結果になりました。

10%を下回った「カーパーツ・バイク用品」も越境EC全体でみると、東南アジアなどで人気のあるカテゴリです。

人気のトップは唯一57.3%と過半数の回答を獲得した「アニメなどのキャラクターグッズ」ですが、次点の「書籍・マンガなどの冊子」も48.3%、3位の「フィギュア・ぬいぐるみ」46.3%と半数近い回答数となっており、海外の消費者は様々な分野で越境ECを利用していることがわかります。

日用品分野の「インテリア・キッチン・生活雑貨」も16.6%の回答があり、越境ECでの商品購入が日常に溶け込みつつあることが伺える結果となりました。

日本の新商品情報は「YouTube」「Instagram」「X」などSNSで取得

日本の新商品の情報を得ることの多い媒体について質問したところ、「YouTube」「Instagram」「X」「Facebook」といったSNS経由で情報を取得している傾向がわかる結果となりました。

とくに上位3媒体は割合が40%を超えており、SNSで情報発信を行うことは海外の消費者に情報を届けるための有用な方法のひとつであるといえます。

越境ECを通じて同じお店から2回以上購入したことのある経験者は77.6%

越境ECで同じお店からリピート購入をしたことがあるか質問したところ、77.6%が「はい」と回答しました。

リピート購入を行う理由の上位は「公式商品の購入」、「新商品の発売」、「お気に入りのお店だから」となりました。「気に入った商品のリピート購入だから」28.0%は、日用品など消費財のリピート購入と考えられます。

海外の消費者も日本の消費者と同様に同じお店からリピート購入をしていることが伺える結果となりました。

また、リピート購入をしたことがない理由を聞いたところ、「購入したい商品が毎回異なるから」という回答が53.2%と過半数となりました。これは1点ものであるリユース商品やコレクションアイテム、トレンド性の高いファッション商品などを購入している消費者層と考えられます。

「欲しい商品が購入できればショップにはこだわりがないから」と回答した40.5%の消費者層は、自国では購入できない具体的な商品名を越境ECで検索し、指名買い購入をしていると考えられます。

旅行中に購入した現地の商品やブランドを、越境ECを利用して旅アト購入した経験者は44.0%

外国旅行中に気に入って購入した現地の商品やブランドを、帰国後に越境ECで再度購入したことがあるか質問したところ、44.0%が「はい」と回答しました。

2023年に同社が実施した「海外旅行及び訪日旅行における消費行動と越境ECに関するアンケート」で、訪日後の旅アト消費経験に対して「はい」と回答した35.4%から8.6ポイント増加しました。

旅アト消費の理由としては「自国で似たような商品を購入できないから」が60.0%と最も多いですが、「商品を提供するブランドやショップの世界観のファンになったから」が45.6%と半数近くにのぼり、「効能や味、香り、手触りなど商品自体がとても気に入ったから」という商品そのものに愛着を持つ回答も39.9%となっています。

旅アト消費を行わなかった理由では「現地購入で満足した」37.0%、「越境ECで購入できるかわからなかった」23.5%、「検索したが気に入った商品を見つけられなかった」19.1%という結果となりました。日

本で海外のお客様に商品販売する際には越境ECでも購入できるという情報をお伝えすることで旅アト消費に繋がる可能性が高まることが伺える結果となりました。

調査概要

実施時期:2024年11月19日~25日
回答者数:1,345名(内訳:表示言語が英語728名、繁体字454名、韓国語163名)
回答対象者:アンケート開始日より1年以内にBuyeeで商品をご購入いただいたお客様のうち、表示言語を「英語」「繁体字」「韓国語」に設定している方
調査方法:オンラインアンケート
調査主体:BEENOSグループ

出典元:BEENOS株式会社

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000765.000035599.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

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