検索キーワードだけでなく人気コンテンツもわかる!Keyword Finderとは?|eMark+(イーマークプラス)

検索キーワードだけでなく人気コンテンツもわかる!Keyword Finderとは?|eMark+(イーマークプラス)

競合サイト分析ができるツールeMark+(イーマークプラス)のKeyword Finder(キーワードファインダー)を使うと、キーワードの検索ボリュームだけでなく、検索後の人気コンテンツも発見できるのをご存知でしょうか?SEOからの流入を増やしたい、ターゲットユーザーに効果的なコンテンツを作りたいという担当者の方、要チェックです。


「Keyword Finder」は、株式会社ヴァリューズが提供するインターネット行動ログ分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」のメニューの1つで、検索キーワード調査に特化しています。

eMark+ Keyword Finder

キーワードの検索ボリュームがわかる「指定キーワードランキング」

Keyword Finderでよく使われている「指定キーワードランキング」は、指定したキーワードが含まれるキーワードの検索ボリュームや、実際にアクセスしたサイトのランキングなどが作成できる機能です。

eMark+のスタートメニューから、Keyword Finderの「指定キーワードランキング」を選択し、【検索キーワード/ページタイトル】に検索したいキーワードを入力、「条件保存&集計開始」をクリックすると、下図のように検索結果が表示されます。

Keyword Finderの「指定キーワードランキング」の条件設定画面

※【検索対象】は、『検索キーワード』と『ページタイトル』の2パターンから選択できるので、目的にあわせて分析できます。また、【結合条件】や【一致条件】、【検索条件】も選択できるので組み合わせ次第で様々な条件に応じた分析レポートが作成できます。

今回、検索キーワードに“旅行”を含む条件を例にして集計したところ、上位には、日本旅行、海外旅行保険、JTB国内旅行などがランクインしており、各キーワードのユーザー数(=検索した人)セッション数(=検索流入数)がひとめでわかるようになっています。

また、ランキング表では自然検索リスティングのセッション数の内訳もわかるようになっています。

他には各キーワードごとの流入ホストランディングページユーザー属性などの詳細もみることができます。

検索後のランディングページをチェック

例えば、ランキング1位の“日本旅行”キーワードがどのようなページにアクセスしているかを見てみましょう。

キーワードにカーソルをあてて右クリックし、「ランディングページ一覧」を選択するとランディングページがランキング形式で表示され、検索後にどのページがよく閲覧されているかを確認できます。

1位は株式会社日本旅行のサイトトップ(https://www.nta.co.jp/)となっていますが、2位以下も見ていくと詳細ページも閲覧されていることがわかります。

「日本旅行」検索後のランディングページ

「日本旅行」検索後のランディングページ

検索しているユーザーはどんな人?

「ユーザー属性」を選択すると、検索したユーザーの性別・年代・地域などの属性がわかるようになっています。表示形式もユーザー数構成比で選択できたり、グラフも円グラフ横棒グラフなど見やすいように簡単にカスタマイズすることが可能です。

「日本旅行」を検索したユーザーの属性

「日本旅行」を検索したユーザーの属性

「単語分割」で効率の良いキーワードを見つける

「指定キーワードランキング」ではランキングの表示結果を「キーワード」、「単語分割」、「流入ホスト」、「流入LP」の4種類から選択できます。

掛け合わせ検索が多いキーワードをランキング

検索結果のキーワードを単語(スペース区切りで分割)単位でまとめあげて見ることができる「単語分割」機能を使ってみましょう。この機能を使うと、どのような単語と掛け合わせ検索が多いのかがひと目でわかります。

掛け合わせ検索が多い単語をランキング

掛け合わせ検索が多い単語をランキング

性別や年代を軸に検索キーワードをマッピング

また、「単語分割」ではデータを任意のユーザー属性軸でマッピングできる「属性別マップ」機能があります。

「属性別マップ」をクリックすると、ユーザーの“年齢”を縦軸に、“性別”を横軸にとり「旅行」と掛け合わせ検索が多いキーワードをマッピングした結果が表示されます。

性別や年代により検索されているワードの違いがわかるようになっているので、ターゲットユーザーに効率の良いキーワードを発見することができます。

また、属性軸は性年代以外にも年収未既婚などからも選択することができます。

検索語句を性別×年代でマッピング

検索語句を性別×年代でマッピング

「流入LP」機能でLPOやコンテンツ改善に役立てる

最後に、表示内容を「流入LP」に切り替えてみましょう。

「流入LP」はキーワード検索後どんなサイトのどのようなランディングページにアクセスしたかがわかる機能です。ユーザー数はもちろん、セッション数でも並び替えが可能です。

“旅行”のキーワードでは、日本旅行のサイトトップが1位となっていますが、2位には持ち物チェックリストページがランクインしています。

ユーザーが何を求めて検索しているか確認しやすく、ニーズに合わせたランディングページを設定することに役立ちます。

また、自社だけではなく他社サイトの人気LPなども把握できるのでLPOやコンテンツの改善にも役立ちます。

キーワード検索後の流入LPをランキング

キーワード検索後の流入LPをランキング

ランキング2位の“http://www.nta.co.jp/kaigai/special/mochimono/”がどのようなキーワードでアクセスされているかを見てみましょう。

キーワードにカーソルをあてて右クリックして、流入キーワード一覧を選択すると流入キーワードがランキング形式で表示され、どのキーワードで流入されているかを確認できます。

このランディングページでは、「海外旅行」と「持ち物」の掛け合わせワードでの流入が多いことがわかります。

LPごとの流入キーワード一覧が確認できる

LPごとの流入キーワード一覧が確認できる

この記事でご紹介した「Keyword Finder」の指定キーワードランキングは有料機能となっていますが
ユーザー数の多いサイトがわかる「サイトランキング」や、指定したサイトのユーザー数がわかる「ユーザー数推移」などは無料で利用することができます。

まずは無料版に登録して、実際にeMark+を体験してみてくださいね。

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この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
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