いくつご存知ですか?日本でメジャーなサブスクリプションサービス事例

いくつご存知ですか?日本でメジャーなサブスクリプションサービス事例

生活に定着しつつある「サブスクリプション」型のサービス。代表的な動画配信サービスといったデジタル系だけではなく、住まいや自動車、食材といった「モノ」を提供するサブスクリプションサービスも増えています。今回はさまざまなジャンルの代表的なサブスクリプションサービスの事例を紹介します。


サブスクリプションとは?

サブスクリプション(subscription)は「定期購読」を意味する単語です。ビジネスモデルとしては、このような意味よりも商品やサービスの一定期間の「利用権」に対して定額料金を支払うサービスを指します。

もう少し砕いた表現をすれば「月額定額制」となりますが、サブスクリプションサービスの場合、増加傾向にある「モノを所有することに価値を見いださない」「モノを入手する際に失敗したくない」などのユーザー心理と、多様化するユーザーのニーズに応えやすいという両者の思惑の合致、これがサブスクリプションサービスの隆盛の理由として挙げられます。

サブスクリプションとは?

https://manamina.valuesccg.com/articles/732

最近、よく耳にするようになった「サブスクリプション」方式。定期購読に代表される定額で一定期間利用できるサービスです。この記事ではサブスクリプションの定義や、具体的なサービスの事例を紹介していきます。

サブスク事例1:Amazonプライム・ビデオ(動画定額制サービス)

2005年から始まった「Amazonプライム・ビデオ」。全世界で1億人の会員数を誇っています。日本でも600万人(2019年9月時点)もの会員が登録し、動画配信のサブスクリプションサービスとしては世界最大級といえます。

Amazonプライム・ビデオが人気の理由は、豊富な人気映像作品だけではなく、オリジナルの映像コンテンツを用意している点はもちろんですが、年間4,900円・月額500円で加入できる「Amazonプライム会員」の存在が見逃せません。

Amazonプライム会員になると、世界最大の通販サイトであるAmazonの配送料が無料になるといった特典が多く用意されています。

トータルでのコストを考えれば、ほかの動画配信サブスクリプションサービスとは一線を画す「お得感」がAmazonプライム・ビデオ人気の理由です。

Amazonプライム・ビデオの独走ぶりが明らかに

https://manamina.valuesccg.com/articles/686

音楽、自転車、車、家具やテレビにブランドバッグ、居酒屋やコーヒー、ラーメンまで、あっという間に生活へ入り込んだサブスクリプション(サブスク)モデル。なかでもサブスクの先駆者といっていい動画アプリのユーザーは、右肩上がりで増加中です。コンテンツ視聴がお茶の間のテレビからパーソナルでモバイル対応のスマホやタブレットへシフトするなか、動画サブスク市場はどう変化しているのでしょう。市場調査ツール「eMark+」のユーザーログから探ります。

Amazon.co.jp: プライム・ビデオ: Prime Video

https://www.amazon.co.jp/Prime-Video/b?ie=UTF8&node=3535604051

Amazon.co.jp:プライム・ビデオ 全品無料配送(一部を除く)。当日お急ぎ便なら注文当日にお届け。コンビニ、ATM、代引きでのお支払いもOK。豊富な品揃えから毎日お安くお買い求めいただけます。

サブスク事例2:Spotify(音楽定額制サービス)

2006年、スウェーデンから始まった音楽配信サービス「Spotify」は、いちはやくサブスクリプションサービスを導入しています。5,000万曲(記事執筆時点)という豊富な楽曲は、月額980円の「プレミアムプラン」だけではなく月額料金ゼロの「無料プラン」でも同じように提供されます。

無料プランは音声広告が入ったり、Spotifyの特徴「プレイリスト」を作れないなどの制限があります。

デジタル音楽配信はアーティストサイドに報酬が入らない、いわゆる「海賊版」の問題と表裏一体でしたが、早くからサブスクリプションサービスとしてこの問題の解決の道筋を示しています。なお、世界的にはプレミアムプランユーザーが多く、無料プランから得られる売り上げは全体の10%程度にしかすぎません。

月額980円で安心してたくさん音楽を聴けるほか、プレイリストというSpotifyが提供するおすすめ曲リストで意外な発見もでき、多くの支持を集めています。

みんなのための音楽。

https://www.spotify.com/jp/

あなたに必要な音楽は、Spotifyだけ。

サブスク事例3:OYO LIFE(住まいの賃貸サービス)

インド発のホテルベンチャーOYO(オヨ)とヤフー株式会社の合弁事業として、2019年3月から始まった賃貸サービスが「OYO LIFE」です。物件探しから入居契約、家賃の支払い、退去手続きまでがスマホ1つで完了するサービスです。

月額料金は物件によって変動するので定額制ではありませんが、光熱費がかからないほか、家具や家電、Wi-Fiといった基本的な生活必需品一式が用意されています。さらに、敷金・礼金も不要なので、トータルコストで考えれば割安となっています。

そして、OYO LIFEにはもうひとつのサブスクリプションサービス「OYO PASSPORT」も用意されています。こちらは、洋服や家具のレンタルのほか、家事代行サービスなど100以上のサービスが含まます。

まだ始まったばかりのサービスですが、スマホですべて完結でき、OYO PASSPORTというさらに生活を豊かにするサブスクリプションサービスとの組み合わせで、転勤族やミニマリスト、海外からの転入者など、現状の賃貸形態では満足できない人を中心に広がっています

サブスクリプション型の賃貸サービスOYO LIFE、日本上陸半年でユーザー数3倍! その理由やユーザー像を調査

https://manamina.valuesccg.com/articles/585

スマホで物件探しから入居までできるサブスクリプション型の新賃貸サービスOYO LIFE(オヨライフ)。日本では2019年3月にサービスを開始して以来、不動産賃貸業の黒船として注目されています。今回は、OYO LIFEのユーザー数や属性、集客施策、認知率などをマーケティング分析サービス「eMark+」を使って、分析しました。

サブスク事例4:KINTO(自動車の定額レンタル)

トヨタ自動車が2019年2月から開始されたサブスクリプションサービス「KINTO」。自動車所有にかかる費用、税金、任意保険、メンテナンス・修理代を3年間、定額でまかなえるサービスです。「KINTO ONE」の月額料金は車種によって異なりますが、1台の車が月額およそ3万円から10万円、「KINTO SELECT」は3年間で月額19万4,400円で6台のレクサスブランドの車を利用できます。

自動車のサブスクリプションサービスはすでに各国で取り組まれており、失敗・成功いずれのケースもあり、実験段階といえます。そんな中、KINTOでは独自の取り組みとして車載専用通信モジュールを搭載し、各種データを採取。そのデータによってユーザーのドライビングのエコ度、安全度を判定し、結果によってボーナスポイントを付与するサービスをおこなっています。

獲得したポイントはKINTOの支払いに充てることもでき、トヨタ側はデータを収集し今後の開発やサービス向上に役立てられるというwin-winのメリットでサービス拡大を目指しています。

サブスク事例5:Oisix(食材の定期便)

2000年に始まったeコマースサイト「Oisix(オイシックス)」のサブスクリプションサービスは、毎週17品ほどの食材を自宅に配送します。本格的な料理を手早く調理できる食材セットを提供する「Kit Oisix」、Oisixが取り扱っている商品3,000点から旬の野菜や食材をセレクトする「おいしいものセレクトコース」、離乳食や乳幼児向けのKit Oisixや時短商品を提供する「プレママ&ママコース」という、3種類のコースが用意されています。

月額で5,000円以上(人数に応じて価格は変動)なので、場合によっては割高と感じられるかもしれませんが、買い物や調理の手間を省きたい、安心できる食材がほしいというさまざまなニーズに応えることで、20万人以上の会員数を獲得するサービスに成長しました。

食材に特徴があるだけではなく、スマホアプリを使った各種申し込みをおこなえるほか、LINEなどの外部サービスとの連携を充実させたこともユーザー増の一因です。

食材宅配サービス市場を調査。Oisixがユーザー数1位、パルシステム、コープデリが拮抗して続く

https://manamina.valuesccg.com/articles/675

自然派食材の「Oisix(オイシックス)」、生協が提供する「パルシステム」「コープデリ」など人気上位の食宅サービスを調査し、それぞれの月次ユーザー推移と、性別・年代別・子供有無といったユーザー属性を分析しました。

【Oisix公式】初めての方限定「おためしセット」はこちら

https://www.oisix.com/

オイシックスは有機野菜など安心安全でおいしい食材をご提供しています!初めてご利用される方限定で「おためしセット」 をご紹介!お得なキャンペーンはもちろん、オイシックスが自信を持って厳選した商品をお手頃価格で提供しています!

サブスク事例6:RAXY(コスメの定期便)

2016年、楽天が開始した化粧品・コスメのサブスクリプションサービスが「RAXY」です。月額1,980円で提供される化粧品やコスメは月に3~6点。RAXYのおすすめアイテムだけではなく、ユーザーが提出した「ビューティーカルテ」に沿ったおすすめのものも含まれます。

なにが届くかわからない「ワクワク感」がユーザー増の理由のひとつですが、もうひとつ重要なのが、月額料金の支払いに楽天ポイントを利用できる点にあります。このほか、届いたアイテムにハッシュタグをつけてSNSにアップすれば抽選でプレゼントがもらえるキャンペーンもおこない、ユーザーにお得感を持ってもらいつつ、SNSでのRAXYを拡散していることもユーザー増の一因です。

RAXY(ラクシー) | あなたに合ったコスメを毎月お届け

https://raxy.rakuten.co.jp/

RAXY(ラクシー)は楽天のコスメ定期購入サービス。あなた好みのスキンケア、メイクアップコスメが入ったボックスをお届けします。

サブスクリプション事例のまとめ

サブスクリプションサービスの普及は、ユーザーが「お得感」を抱く成功体験のみならず、より多彩なニーズを把握し、さらなる付加価値を乗せたサービス展開が鍵です。それをこれらの事例から読み取ることができます。

​​

メールマガジン登録

最新調査やマーケティングに役立つ
トレンド情報をお届けします

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


サブスクリプション

関連する投稿


自動車サブスク市場のWebサイトユーザー数を調査。トヨタのKINTOを各社が追う構図に【2022年4月】

自動車サブスク市場のWebサイトユーザー数を調査。トヨタのKINTOを各社が追う構図に【2022年4月】

コロナ禍を通じてサービスへの認知がの高まってきた自動車のサブスクリプション・サービス。本記事では、黎明期から数年経過したいま現在の自動車サブスク市場と、サービスを提供する各社の現状を、Webサイト訪問者のデータを用いて分析・解説していきます。


伸びる「宿泊のサブスク」利用者はどんな人?ユーザー数や属性、ワーケーション関心層の特徴も調査

伸びる「宿泊のサブスク」利用者はどんな人?ユーザー数や属性、ワーケーション関心層の特徴も調査

働き方改革やコロナ禍でのリモートワーク推進等により暮らし方が多様化する現代。ワーケーションへの関心も高まる中で、定額で全国の住居を利用できるサブスクリプション型宿泊サービスが登場しています。この新しい時代のサービスを利用するのはどんな人なのか?今回は、HafHとADDressの2サービスに着目し、ターゲットとなりうるワーケーション関心層と比較しながら分析していきます。


コロナ禍における香り物市場の動向を探る ~ 香りの力でリモートワークを快適に

コロナ禍における香り物市場の動向を探る ~ 香りの力でリモートワークを快適に

新型コロナウイルスの感染対策でリモートワークが一気に普及し、在宅時間は大きく増加しました。オフィスと違い、日常空間である自宅で集中して仕事に取り組むことは難しいと感じる人が多く、手軽に取り入れられる香り物の力を借りようとする人が増加しているようです。今回はそんな香り物市場のコロナ影響について調査しました。(ページ数|22p)


「デジタル・トレンド白書2021 -ネット・サービス業界編-」を公開 ~ コロナ禍における消費者のデジタル動向調査

「デジタル・トレンド白書2021 -ネット・サービス業界編-」を公開 ~ コロナ禍における消費者のデジタル動向調査

マナミナでは、これまで消費者トレンドや、さまざまな業界事情、withコロナの変化などの調査を行ってきましたが、その内容を一つにまとめた「デジタル・トレンド白書2021」をリリースしました。「第二部 ネット・サービス業界編」についてご紹介します。※レポートは無料でダウンロード頂けます。(ページ数|237p)


【トレンド調査】おやつのサブスク「スナックミー」が提供する「体験価値」を分析

【トレンド調査】おやつのサブスク「スナックミー」が提供する「体験価値」を分析

ここ最近話題のサービスを掘り下げ、人気の背景を分析する「トレンド調査」企画。今回は、おやつのサブスクリプションサービス「snaq.me(スナックミー)」を取り上げます。「スナックミー」は、ハッピーなおやつ体験を提供するお菓子のサブスクサービス。お菓子を定期的に届けるというサブスク機能よりも、「新しいおやつ体験」という体験価値がサービスの売りだといいます。コロナ禍によっておうち時間が増えたことも追い風となり、数あるD2Cサービスの中でも話題のスナックミーの強みや提供価値について、Web行動ログ分析ツールDockpitのデータを参考にしながら分析します。


最新の投稿


コンビニ利用者のペルソナをアプリデータから考える

コンビニ利用者のペルソナをアプリデータから考える

全国のコンビニ店舗数は約56,000店舗。近ごろでは駅構内や大学、病院など、公的な場所での出店も目立ち、加えて、アプリやSNSでの情報発信にも力を入れるなど、各社ともユーザ囲い込み戦略に力を入れています。そこで今回は、新しく「Dockpit」に加わったアプリ分析機能を用いて、コンビニ大手3社(セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート)のアプリユーザーのペルソナを解析し、ターゲティングの特徴や違いを明らかにしていきます。


インナーブランディングの効果とは?浸透施策と実践のポイント|Part3

インナーブランディングの効果とは?浸透施策と実践のポイント|Part3

3回にわたって、株式会社ヴァリューズの新生コンサルティンググループで行われたインナーブランディング・プロジェクトの事例をご紹介。最終回となる本稿では、社内浸透施策への取組みとプロジェクト全体を振り返り、実践する際のポイントについて、プロジェクトリーダーの中尾さんに伺いました。


Game-Fiとは?4つのビジネスモデル変遷と事例から考える

Game-Fiとは?4つのビジネスモデル変遷と事例から考える

昨年末に「メタバース」という概念がMeta社のプロパガンダのおかげで一気に広がったことは記憶に新しいでしょう。そして2022年に入ってから、古参のゲーム大手によるNFT進出やブロックチェーンゲーム企業の大型調達が話題になったり、ゲーム内で歩いて仮想通貨を稼ぐ「STEPN」がネット上でバズっていたり、そしてよくメタバースとも関連する文脈で、「Game-Fi 」という概念がひそかに広がり始めたりしています。経営コンサルタントで上級VR技術者としてXR(XReality)の市場調査や新規事業創成支援等の活動を行っているパトリック・ショウさんに、Game-Fi(NFTゲーム)の市場規模や特徴、ビジネスモデルの変遷について解説いただきます。


アニメクリエイター起用のWeb連動キャンペーンで自転車協会サイトが急上昇|2022年4月急上昇サイト

アニメクリエイター起用のWeb連動キャンペーンで自転車協会サイトが急上昇|2022年4月急上昇サイト

2022年4月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型のWeb行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


急上昇ワードに「大人様ランチ」、「マイナポイント」も...「週間」検索キーワードランキング(2022/5/16~2022/5/22)

急上昇ワードに「大人様ランチ」、「マイナポイント」も...「週間」検索キーワードランキング(2022/5/16~2022/5/22)

2022年5月16日~5月22日の検索急上昇ワードでは、とんかつ専門店チェーン「かつや」が同月12日から月内限定で提供し、大好評を博している「大人様ランチ」や、来月30日より健康保険証登録がスタートする「マイナポイント第2弾」関連の検索が上位入り。ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析を行い、検索キーワードランキングを作成しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

最近話題のキーワード

マナミナで話題のキーワード


Web会議 ツール テレワーク zoom セミナー