こんにちは、小幡です! 私は大学でマーケティングを勉強しながら、データマーケティングの会社、ヴァリューズでインターンとして働いていました。この春からヴァリューズに入社し、いよいよ社会人としての一歩を踏み出しました。
就活のタイミングで将来何になりたいかと考えたときに、マーケターになりたい!と思いました。でも、営業職や事務職は大体イメージできるけれど、マーケターの普段の業務はいまいち分からなかったんです。新商品の企画・プロモーションなどは目立つ仕事ですが、マーケターの仕事はそれだけではないはず。
そこで「マーケターは普段どんな仕事をしているのか」「どうやってマーケターになったのか」を明らかにするため、いま活躍されている現役のマーケターのキャリアについてお話しを聞いていきます。そうすれば、マーケターになりたい!と思っている、昔の私のような方々のためになるのではないでしょうか。
第4回では、株式会社グループ・エムで、メディアプランニングを担当されている氏川恭輔さんにお話を聞きました。広告代理店の仕事内容や雰囲気など、想像とは異なる部分がたくさんありました。
広告業界のキャリアデザインは?外資系企業のプランナーに大学生が直撃取材しました
https://manamina.valuesccg.com/articles/728マーケターはどのようなキャリアを経てマーケターになったのでしょうか?そして実際どんな仕事をしているのでしょうか。学生から見たら詳しくは分からないことも多い「マーケター」に、現役の大学生・小幡がインタビューしていく連載の第4回です。今回は、グローバル広告代理店のグループエムジャパン株式会社で、メディアプランニングを担当されている氏川恭輔さんにお話を聞きました。広告業界のメディアプランナーから見たマーケティングの仕事には、どのようなスキルが求められるのでしょうか。
今回は、江崎グリコ株式会社でスキンケアブランド「gg(ジージー)」のマーケティングを担当されている岸本 晴美(きしもと・はるみ)さんにお話を聞きます。マーケターになったきっかけや、仕事を通して実現したい未来について、詳しく聞くことができました。では早速インタビューの模様をお届けします。
人を健康にする仕事がしたかった
小幡:本日はよろしくお願いいたします!岸本さんは、学生の頃はどんな仕事をしたいと考えていらっしゃったんですか?
岸本さん:私は理学部の大学にいて、がん細胞が起こす反応をみるような研究をしていました。実は学部生のとき、周りの人が就活し始めたタイミングで私も一度就活をしてみたんです。そこで、みんな自分のことや入社後にやりたいことなどを、すらすらと話していることに少し焦りを覚えました。そのタイミングで、私は何がやりたいんだろうということを真剣に考えるようになりました。
江崎グリコ株式会社 マーケティング本部 ダイレクトマーケティング部
岸本晴美(きしもと・はるみ)さん
大学院を卒業後、製薬メーカーに研究職として入社。江崎グリコに転職後は、マーケティング担当として、健康アイスクリームの新ブランド立ち上げなどを主導。2015年より、スキンケア化粧品ブランドgg(ジージー)の担当に。2018年「内外美容のgg(ジージー)」としてリニューアルをはかり、食品メーカーならではの独自の美容理論を展開。ベストコスメ賞を受賞するなど、美容ジャーナリストをはじめ業界内にも多くのファンを持つブランドに成長させた。
岸本さん:そこでいろいろ世の中のことを見てみたときに、私はカラダの中の反応のことしか知らないんだと思いました。そうではなく、例えば人のカラダでがん細胞ができるのは、どんな生活が原因なのか、がんになったらどんな症状が起こるのかなど、もっと具体的に人のカラダのことを知りたいなと思い、医学部の大学院に進みました。
勉強していくなかで、「健康でいる」ということがどれだけ重要で、どれだけ難しいことなのかをすごく理解できました。大学院で取り組んでいたテーマは、学部のときとは違って食品成分のカラダでの機能についてでした。そして、毎日食べる食品で人を元気にすることができるのはとても素敵なことだと思い、それがやりたいことに変わりました。だから大学院の時の就活では、食品の機能性を研究してそれを商品化しているメーカーを探して選び、製薬メーカーに就職したんです。
小幡:なるほど。1社目は研究職で入られているということですよね。今はマーケターとして、どちらかというと文系寄りのお仕事をされていると思うのですが、マーケティングと接点を持ったきっかけは何だったんですか?
岸本さん:実は、新卒のときも転職のときも、マーケターになりたいと思っていたわけではないんです。1社目の製薬メーカーは、研究所が世界中の健康ニーズからアイデアを考えて解決策を研究し、そこから商品が生まれるような会社でした。そこで私がやっていた研究も、健康に不安がある人の悩みを解決したり、将来病気にならないために今は知られていない正しい健康常識を啓発できるようなものを作ろう、という発想が起点になっていました。
その後グリコに転職をするのですが、理由は結婚だったんです。関西に引っ越すことになり、転職活動を始めました。「健康に関わるモノづくりがしたい」という気持ちはずっと変わらず持っていたので、それを転職先を探す軸にしていました。グリコのマーケティング部門という職と出会ったとき、最初は「マーケティング?」と思いましたが、お客様のニーズを知り、「食べ物で人を健康にする」という考え方は私のやりたいことと一致しているということに気付き、転職を決めました。
小幡:では、人の健康にプラスに働くようなものを作りたいというところから、研究職とグリコさんでのお仕事に共通点が見つかった形なんですね。研究職からマーケターをやられている方って今までお話を聞いたことがなかったので、すごく面白いなと思いました。
真意を汲み取る姿勢がなければ本当のニーズは分からない
小幡:次に、普段のお仕事内容をお聞きしたいです。ダイレクトマーケティング部にいらっしゃるとうかがっていたんですが、普段はどんなお仕事をされていらっしゃいますか?
岸本さん:美容に関係する「gg(ジージー)」というスキンケアブランドの担当をしています。商品の開発や、販売に向けた企画・顧客データの分析、PRや広告戦略など業務はかなり幅広いですね。開発ではターゲットのニーズを知るための調査を行ったり、どういう商品を作ろうかといった企画、実際の商品の配合成分やテクスチャーの検討、容器の選定、商品パンフレットの制作なども業務に入ります。
自社通販での販売がメインということもあり、日常的には、ブランドコンセプトの「内外美容」についての啓発PRや広告戦略の検討に加えて、商品を愛用していただいているお客様に向けて情報を発信するための会報誌のコラムを書いたり、メルマガやキャンペーンの内容を考えたりというような、販売に向けた企画を主に行っています。
小幡:とても幅広いですね!1日の仕事の流れとしては、具体的にどんな業務をされているのでしょうか?
岸本さん:開発をする時期・発信する時期などで業務は全く変わってきますが、現在は世に出した商品に対しての検証や、販売の施策が中心になっています。例えばお客様に届ける冊子にアンケートを入れているので、そこから返ってきたものを見てみたり、あとは購入していただいたお客様に直接電話をして、感想を伺ったりすることもあります。
小幡:直接お電話もされるんですね!
岸本さん:そうです。メーカーとお客様がダイレクトに繋がることができる通販チャネルだからこそというのもありますが、すごく素敵な仕事だと思いませんか? 私たちの作ったものを購入し使っていただいて、直接その感想が聞けるというのは、本当に滅多にないことだと思います。
小幡:すごいですね!本当に最初から最後まで関わっていらっしゃるんですね。
岸本さん:そうですね。ただその中でも、「ブランドを通して、より多くのお客様に健康的な美しさを実感いただくために、今、何をするべきなのだろう?」と考えている時間がいちばん長いかもしれないです。
江崎グリコのスキンケアブランド「gg(ジージー)」。「食のチカラを、美しさに変えてゆく。」というコンセプトを軸に、化粧水や美容クリーム、インナーケアサプリメント「gg SABINA(ジージーサビナ)」などの商品を展開している。
小幡:お客様とのコミュニケーションで、よりリアルに意見を知るために意識されていることはありますか?
岸本さん:同じ意見がたくさん出てくるということは大切なことだと思うんですが、その数字だけに執着してはいけないとも思っています。一見同じに見えても、言葉の言い回しにその人の感情が乗っているはずなので、その部分は意識するようにしています。お客様からの電話やお手紙には基本的にオペレーターさんが対応してくれるのですが、「こんなお声がありました」というリストを数字や文章でもらうのと、本当はどうだったんだろう、とお客様の声のトーンやその意見が出てきた前後の会話などの背景も含めて深堀するのでは全然違うんですよね。
小幡:生の声に触れるというか、文字にはのってこない情報も気にされているということなんですね。
岸本さん:そうですね。表面的に言葉に出ていることは、実は本音とは裏返しのことだったりもするんですよね。特に美容関連だと、自分の悩み、例えばシミができているとかを認めたくない気持ちもあります。言葉をしっかり汲んであげない限り、本当のニーズは分からないんじゃないかなと思います。
重要なのは「譲れないもの」があるかどうか
小幡:マーケターをやる人が持っておくべきスキルや、成功しているマーケターに共通していることはありますか?
岸本さん:本当に人それぞれで、タイプも違うとは思いますが、自分の譲れないところを持っているということは共通していると思います。抽象的ではありますが、例えば私の場合、商品を買ってくれた人、ひいては世界中の人を健康にしたいと思っているんです。それは何があっても譲れないことなので、どんな業務をするときも忘れないようにしています。
ただ、譲れないものは本当に人それぞれだと思っています。例えば出世が譲れない人もいるし、それも全然いいことだと思うんだけど、何か一貫したものを持っていて、それを常に思い描いている人がマーケターとしてすごく素敵な人だなと思いますね。
小幡:仕事に問わず共通する自分の信念のようなものですよね。岸本さんの場合は、それはもう大学院の頃から変わっていないんですか?
岸本さん:そうですね。大学院のころから変わらずですし、社会人になってからその思いはより強くなりました。
前職の考え方は、起点が人にありました。「こんな商品があるから」「こんな技術があるから」ではなく、「こんな悩みがあるから」「こんなに困っている人がいるから」というところが起点になって、研究が進むんです。アウトプットのイメージを必ず持っておく癖を付けてもらえたので、私の信念もいっそう強くなりましたね。
小幡:毎日仕事に追われていたりすると、今月の目標や今日のタスクなど、目の前のものにしか目を向けられなくなりがちだと思うのですが、自分の仕事によって影響を受ける最終地点の人のことを考える意識を持っておくというのが必要ということですよね。
岸本さん:そうですね。世界の人の健康のために私は働いているし、それが私のやりたいことにつながっているということを前職でより強く思うようになって、今に至ります。
グリコには「おいしさと健康」という企業理念があります。前職では「健康」ということだけだったのが、今はそこに「おいしさ」という要素が加わって、作っているモノのイメージに笑顔が加わってきたんです。今は「美」に関わるブランドの担当なので、これも健康のひとつであるお肌の健康だし、商品を使うことで笑顔になってもらいたいと本気で思っているので、私がイメージする「健康」の状態はどんどん進化していますね。
小幡:素敵なお話です。お話を聞いていて、岸本さんはお仕事を本当に楽しくやられているんだな、ということが伝わってきます。
岸本さん:ありがとうございます。もちろん細かい作業もたくさんあるんですけど、自分の中で譲れないものが見つかっていれば、そのためにやるんだと思えるようになれるはずです。そうすれば、捉え方もまた変わってくるんじゃないかなと思います。
小幡:確かに持っていたら一貫して行動もできるし、モチベーション維持にもすごく役立ちそうです!ただ、私自身譲れないものが明確にはないなと思いました…。見つけ方があれば、教えていただきたいです。
岸本さん:自分は何をやっているときが楽しいかと考えてみると良いのではないでしょうか。例えば私だと、商品を使ってくれたお客さんが「ちょっと肌の調子が良くなった!」とか、「ちょっと朝起きやすくなった!」とか、その人にとって健康面でプラスになったシーンのイメージをするときが一番楽しいんです。たぶんそれが、私にとっては一番大事にしていることになると思うんですね。
小幡:自分が一番楽しいと思える瞬間がどんなときなのか?を考えてみると、答えが出るかもしれない、ということですね。自分にとって大事な信念というものを、早いうちから見つけて、仕事をする上で頭の中に入れておくと、マーケターとしてもぶれずに仕事ができるということなのでしょうか?
岸本さん:そうだと思います。でもそれは別に一つじゃなくてもいいですし、変わっても増えてもいいと私は思っていて。ただ、何かそういうものをひとつでも持っておけると、自分の行動の指針になると思います。
まずは味方をたくさんつくる
小幡:グリコさんのような大手企業のマーケターは、誰でもなれるような仕事ではないですよね。今のお立場から、どうしたらなれるのか?というところでアドバイスがあればお聞きしたいです。
岸本さん:今は転職の方も多いですし、チャンス自体は開かれているのではないでしょうか。ただ、「自分はこれができる」というスキルを持っていることはひとつ近道になるのではと思います。別にマーケティングのスキルに限らず、例えばweb広告のスキルを持っている、分析のスキルを持っている、ということでも自分の強みになるはずです。
また、特にグリコのマーケティング業務は、人と関わることが多いんです。自分が船頭役になって、みんなで進めていくような業務が多いので、味方をたくさんつくるというのは大事だと思います。商品を一緒に作っていく、企画を進めていくというのは、関わる人がそのファンじゃなければいけないと思います。社内にファンもいないモノ、周りの人が良いと言ってくれないモノでは、企画も進められないと思うので、まずは味方になってもらえるような人でなくては、というところはあります。
小幡:たしかに。消費者に愛され、ファンができるモノを作るためにはまず自分が愛されるような人にならないと、ということですね。
岸本さん:そうです。チームで実現したいことに対して、「この人と一緒にやってみたい」「自分もこの企画に参加したい」と思ってもらえることが物事を前に進める上では大事だと思います。
小幡:愛される人になる方法に関しては、自分がやりたいことに情熱を持つというのはひとつあると思いますが、その他にはありますか?
岸本さん:やはり、情熱を持つことと人の意見を聞かないことは別だと思っていて。世代や価値観が違う人からもらう意見はすごく大事だと思っています。自分にはない見方をしてくれて意見をもらえるということに対して、取り入れるかどうかは別にして、一旦自分の中に吸収してみる、考えて噛み砕いてみるということは大事かなと思います。そういったオープンマインド、吸収しようという姿勢がある人と、「どうせ言っても話を聞いてくれない」という風に見られている人では、インプットされる情報の量や多様性に大きな差が出てきますよね。
私は自分ができることは本当に少ないと思っているので、いろんな人のスキルや頭の中の情報、アイデアもたくさん欲しいんです。社内外問わず、様々なプロと仕事をしているからこそ、そこから意見をもらわないなんてもったいないなと思います。
ロールモデルは本当に必要か
小幡:次に女性のキャリアというところでお話を聞きたいです。私もそうですが、今は「キャリアも大事だけど、プライベートも大事」と考える女性だとすごく増えていると思っています。就活のときには、企業を選ぶときは福利厚生も考慮した方がいいという話もよく聞きました。どこの会社に行くか、どんなパートナーを見つけるかで状況は人それぞれ変わってくると思いますが、不安に思っている女子大生に向けてアドバイスをいただけますか?
岸本さん:そこに関してはあまり考えたことがなかったですね…。私自身、もう少し若い頃は「ロールモデルになる人がなかなかいない」と考えたこともありました。ただ、最近は「ロールモデルは本当に必要?」と思っています。自分の状況にあった仕事の仕方や家族との関わり方を、その時々のタイミングで自分が作ったらいいんじゃないかなと思います。転職も含めて考えてみてもいいですし、いろんな働き方もできる時代なので、将来に対してそんなに不安を持ってスタートしなくても良いと思います。
小幡:なるほど。では仕事をしたい時期は、一生懸命仕事をしたらいいし、例えば結婚するとなったときに、仕事の仕方やパートナーとの時間の作り方をそのときに考えれば大丈夫だろう、ということですか?
岸本さん:そうですね。自分がやりたいことや譲れないことが決まっていれば自分の許容範囲が明確になるはずです。「仕事がしたい」「結婚がしたい」だと漠然としているので難しいですが、自分が叶えたいことが決まっているなら、その時々でベストな選択が見つかるはずです。
小幡:仕事か家庭かどちらかを捨ててどちらかに決めるという状況になることはほとんどなくて、自分が納得できる選択肢を作ることができるはずということですよね。
岸本さん:私自身、結婚を理由に転職を決めましたが、私は「世界の人を健康にしたい」という軸で探していたので、研究とは畑違いのマーケティング職と出会っても、チャレンジしてみたい!となりました。こんな風に、自分が納得できるキャリアパスは開けると思うんです。
小幡:なるほど…。先ほどのお話にもあったように、ベースの信念がしっかりしていれば、それに合うキャリアパスを自分で選んでいけばいいということですね。
岸本さん:良いと思います。もちろん、今はたらいている会社の中でかなえられるのが一番いいと思いますが、こだわりすぎる必要もないと思います。
私、gg(ジージー)の担当になったことを母親に言ったら、「夢が叶ったね」と言われたんですよ。私自身忘れていたんですが、実は中学校~高校の時の夢が化粧品を作ることだったんです。
小幡:気づかないうちに叶っていたというのがまた素敵ですね!それも岸本さんが自分のやりたいことは何かを追求し、常に心に留めて仕事されていたからなんだろうなと思いました。では最後に、今後の目標を教えていただけますか?
岸本さん:今後は「内外美容」の考え方をもっと広めていきたいと考えています。「美しさは肌に塗るものだけではなくて、カラダの中から作られるものでもある。だからしっかりカラダのケアをしよう」ということを指しています。
ただ、これを理解してもらうことはすごく難しい部分だと思っていて。まだまだ肌のこととなると、化粧品だけがイメージされてしまう部分はありますよね。でも、正しいことを発信できるのは、やっぱりグリコ・食品メーカーだからできることだと思います。だからこそ責任を持って取り組んでいきたいと思っています。
小幡:私も、お菓子メーカーなのになぜ化粧品を扱っているんだろう?と疑問に感じていたんですが、そこには変わらないメッセージがあったんですね。私も食べる物から気を付けていこうと思いました。
岸本さん:そう、毎日ご飯をしっかり食べるのが一番です。足りなければサプリでいいですが、ちゃんとした生活をするのが一番大事なんですよ。もちろん商品が売れるのは一番理想ですが、内側から美しさを作ることが大事なんだよということをちゃんと世に理解してもらいたい。そんな変わらない信念を持って仕事を続けていきたいです。
まとめ
最後に取材の話を振り返ります。お話の中で、「世界中の人を健康にしたい」という言葉が何度も出てきたことが印象的でした。大学院時代から現在に至るまで、実現したい未来を軸に選択し、いつも頭の中に置いて仕事をされているからこそのことだと思います。
「マーケターになること」「憧れの企業で仕事をすること」がゴールになりがちですが、やる仕事や場所を手段として考えて、自分の夢を実現するための最適な選択をするということ。それができれば、仕事と家庭の両立や様々な悩みも自然と解決できるのではないでしょうか。まずは、自分にとって譲れないものは何か、見つけることから始めようと思います。
岸本さん、素敵なお話をありがとうございました!
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大学でマーケティングを勉強しながら、ヴァリューズでインターンとして働いていました。2020年の春からは新卒としてヴァリューズに入社しました。