Tableauとは一体どんなツール? BI初学者がTableauを1から学びます!【第1回】

Tableauとは一体どんなツール? BI初学者がTableauを1から学びます!【第1回】

来年から株式会社ヴァリューズに入社予定の船田くんがTableauを1から学んでいきます。講師はTableauの公式パートナーである株式会社ヴァリューズで、セミナーも行っている若林さん。初回はそもそもTableauとは何か、BIツールとは何かについて学び、Tableauを実際に利用するイメージを掴みます。Tableauを使って、社内データの活用などを考えている方、ぜひ一緒に勉強していきましょう。


Tableauを1から学びます!

初めまして、船田裕太(ふなだ・ゆうた)です。私は現在大学4年生で、大学では主にデータ分析について学んでいます。2020年10月からマーケティングリサーチとコンサルティングの企業、株式会社ヴァリューズでインターンとして働いており、来年の4月にヴァリューズに入社予定です!

私は大学で、統計学や機械学習の分野に注力して勉強していました。その中で、データを整形し、データ内の関連性を導き、「そのデータから何を言えるのか」を見つけ出すことに難しさを感じていました。データから「宝」を見つけ出すためには、データをグラフや図のように可視化することが非常に重要だと考えています。

しかし、私もデータの可視化については、Excelでグラフや図を作る程度しかしたことがありませんでした。そんなところに、マナミナの企画として「Tableau」を1から教えていただけるという話を頂き、「これは絶対にやりたい!」と思っていたところ、記事を担当させていただくことになりました!

講師はヴァリューズでTableau導入支援などの業務に携わる若林さん。そして、本連載ではその講義の模様を、Tableauの導入から、自らの手でTableauを操作してダッシュボードの作成・公開するまで皆様にお伝えしていきます。

データ分析やデータの知識があまりないよ、という方々にも分かりやすく伝えられるように、まずは私自身しっかりとTableauをしっかりと理解したいと思います。それでは、さっそくスタートしていきましょう!

BIツールとは?

若林さん:これからよろしくお願いします!第1回は、そもそもTableauとはどういったものなのかを中心にお話ししていきます。

船田:よろしくお願いします!

若林さん:まず、いきなりですがBIツールとは何か知っていますか?

船田:名前は聞いたことはありますが、どういう意味なのかわからないです…

若林さん:BIとはBusiness Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の英単語の頭文字をとったものです。「情報活用」と訳されることもあります。具体的な定義は、媒体などで若干の差はありますが、重要なのはデータを経営意思決定に活用するということです。

船田:なるほど!しっかりとデータ(数字)に基づいて、経営の意思決定をしていくということですね。では、BIツールを使うことでどんなメリットがあるのですか?

若林さん:BIツールには以下のような3つのメリットがあります。

若林さん:客観的な数字を見た上で判断を下すと言うと一見当たり前のことに思えますが、現実はなかなかできていないケースも多いのではないでしょうか。

Tableauのオンライン講義の様子
(左)若林広樹さん(株式会社ヴァリューズ 事業企画局 マーケティングコンサルタント)
(右)船田裕太くん

そもそもTableauとは?

若林さん:それでは、いよいよTableauについて説明していきます。Tableauとは先ほど説明したBIツールのひとつであり、その中でもセルフサービス型BIツールと呼ばれます。

船田:セルフサービス型とはどのような意味でしょうか?

若林さん:セルフサービス型BIツールとは、システム部門やデータサイエンティストなど専門家の手を借りずに、現場のユーザーが必要なタイミングで分析できるBIツールのことです。

船田:専門家でない人々でも扱いやすいBIツールということなんですね!

若林さん:そうなんです。Tableauはクリックやドラックアンドドロップといった直観的な操作で、例えば「データの接続」や「数式を使った集計処理」など一見システムやデータの専門家でないと難しそうなことが簡単にできてしまうのが大きな特徴です。そんなTableauはリサーチ会社のガートナー社によっても、BIを主導する製品と認められています!

若林さん:また、Tableauは専用のインフラなどの構築は原則不要であるため、最短で導入したその日から利用することができます。さらに、最低1人から使えるため、当初はスモールスタートし、その後必要に応じてユーザー数を増やしていくといった段階的な導入も可能です。

船田:ひとつの部署やチームなど少人数から導入できるというのは、これまでBIツールの導入に踏み切れていなかった企業にとっても、非常にうれしいですね。ただ、Excelと似ているような部分もあると思いますが、どこが異なるのでしょうか?

若林さん:Excelと違い、Tableauが元のデータを書き換えたりすることはなく、Tableauはあくまでデータを可視化するツールであるということです。

若林さん:また、Tableauはデータの可視化に強みがあるため、Excelでは作れなかったり、高度な技術が必要なグラフや図であってもドラッグアンドドロップと簡単な数式で作成することができます。

若林さん:より詳しいExcelとTableauの違いについては、下記の記事にも載っているので見てみてください。

TableauとExcelの違いとは?基本用語からTableauの機能を理解する

https://manamina.valuesccg.com/articles/873

マナミナを運営するヴァリューズにも、この4月から新入社員が入ってきました。新型コロナの感染拡大予防のためテレワークで研修を続けています。そんな中、ヴァリューズも導入支援をしているBIツール「Tableau」を学ぶ研修がウェビナーで行われました。そこで編集部が前回に引き続きウェビナーに潜入。Tableauの基本的な用語を学びました。

Tableauの主な製品

若林さん:続いて、Tableauの主な製品群について説明していきたいと思います。(〇がついているものを今回の連載で操作していきます。)

船田:「Tableau」単体の製品はないようですが…

若林さん:そうなんです(笑)。Tableauとはブランド名のようなもので、その様々な製品を総称してTableauと呼んでいます。

まずは自分自身のパソコンにインストールして使うDesktopツールから説明したいと思います。今回の講義で使用するTableau Desktopは自分の保有しているデータからダッシュボードを開発するものになります。また、次のTableau Readerは無償で提供されており、誰でも使用してTableauのファイルを読むことができます。一番下のTableau Prep BuilderはETL処理ができるツールです。

船田:Prep bulderのETL処理とはどういうものなのでしょうか?

若林さん:ETL処理とは、Extract(抽出)Transform(変換)load(書き出し)の頭文字をとったものです。例えば元データに日付のデータがあったときに、その元データから年や月だけのデータを作りたいときなどに行われます。

船田:なるほど!データを抜き出す際に、加工する処理というイメージですね!

若林さん:そうです!それでは続いて、Tableauにおけるサーバー環境について説明したいと思います。

若林さん:まず、Tableau Publicは誰でも無償で使えるクラウドのサーバー環境です。誰でも閲覧が可能な為、重要な情報などはアップロードしないようにしましょう!最終的に、今回の講義で作成したものを、Tableau Publicにアップしたいと思います。

船田:仕事や業務で使う情報を扱う時はどうしたらよいのでしょうか?

若林さん:その場合は、Tableau ServerかTableau Onlineを使いましょう。両方とも有償ですが、ユーザーの管理が出来るようになっています。

船田:Tableau SeverとTableau Onlineの違いはどんなところにあるのでしょうか?

若林さん:クラウドかオンプレミスかという違いがあります。オンプレミスとは自社でサーバーを保有する方式のことです。現在は、クラウド環境が主流になっていますが、会社によってはクラウド環境の利用に制限があったり、サーバー環境を自社で管理したいといったニーズもあるため、そういった場合はオンプレミス環境も選択可能です。

ほかにもTableauの製品や機能、オプションなどが存在しますが、今回の講義でのTableau製品の紹介は以上にしたいと思います。

Tableauの利用イメージ

若林さん:次に、Tableauを利用するイメージを捉えて頂きたいと思います。

若林さん:まずは先ほど紹介した、Tableau Desktopでデータ接続をし、共有用のファイルを作成します。作業はマウス操作で行う為、データに関する知識がない方でも簡単にファイルを作成できます!そして、作成したファイルをTableau PublicやTableau Server(Online)上にパブリッシュします。

船田:パブリッシュとは何でしょうか?

若林さん:パブリッシュとは、Tableau環境にアップロードするといった意味になります。そのパブリッシュされたものを、ユーザーはWebブラウザ(Chrome,Firefoxなど)からTableau環境にアクセスし、閲覧をします。また、Tableau Sever(Online)ではデータの更新や閲覧可能ユーザーの設定など管理・運用の設定ができるようになっています。

Tableauの3種のライセンス

若林さん:それでは、最後にTableauのライセンスについてお話したいと思います。

若林さん:Tableauのライセンスは大きく分けて3つあります。ライセンスの特徴は役割ごとに分かれていることです。Tableauを利用する人が何をするかによって、ライセンスが決まります。

まず一番上のCreatorはTableau Desktopでのファイルの作成をはじめ、Tableau Severの管理・運用など、Tableauでなんでもできる最上位のライセンスです!

続いて、真ん中のExplorerはTableau Sever(Online)上で、新たなワークブックの作成や編集、閲覧ができるライセンスです。ただし、自分で新しいデータを追加することはできません。どちらかといえば、Viewer寄りで見ることがメインとなります。

そして、最後に一番下のViewerは、Tableauのデータを見るだけのライセンスです。ViewerはCreatorやExplorerによって作成されたファイルをブラウザで見ることが出来ます!ただし自分でデータを追加したり、表やグラフを新たに作ったりすることはできません。

船田:CreatorとExplorerはどちらもワークブックを作成できるということですが、どのような差があるのでしょうか?

若林さん:まず、CreatorとExplorerに共通してできることは、パブリッシュされたワークブックに修正を加えることと、パブリッシュされたデータを使って新たにワークブックを作成することです。そして、Creatorができて、Explorerができないことは、Tableau Desktopを使った0からのワークブック開発とパブリッシュされたワークブックに新しいデータを加えることです。

船田:わかりました!Explorerはデータを新しく追加することはできないのですね。

若林さん:今回、船田くんは学生ということで、特別なライセンスを利用してもらいたいと思います。Tableauには、アカデミックプログラムというものがあり、学生はTableauにライセンスの申請を行うことで、無償で最上位ライセンスのCreatorに相当するライセンスを取得することが出来ます。他にも認定試験を半額で受験することができたり、Tableau eLearningを受講することが出来たりします。

船田:すごい!学生の人はTableau使わないと損ですね!

若林さん:そうですね。学生の方はぜひ使ってみてはと思います。では、本日の講義はここまでです! お疲れさまでした。

第1回のまとめと感想

初回の本稿では、Tableauとは何かを中心に、BIとは何か、ライセンスやTableau作業の流れなどを学びました。いきなり盛りだくさんの内容でしたが、Tableauとはどのようなものなのか、大枠をお伝えすることができたかなと思います。

Tableauでは、難しいデータの接続などを直観的な操作だけで行えるという点がとても魅力的に感じました。さて、次回はアカデミックライセンスの申請方法から、Tableau Desktopのセットアップまでお伝えしたいと思います。

また次回、お会いしましょう!

▼本メディア・マナミナを運営するヴァリューズではTableauの導入支援サービスも提供しております。BIツールの導入でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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↓第2回の記事はこちらからどうぞ!

Tableauのセットアップはどうやればいいの?BI初学者がTableauを1から学びます!【第2回】

https://manamina.valuesccg.com/articles/1151

来年から株式会社ヴァリューズに入社予定の船田くんがTableauを1から学んでいきます。講師はTableauの公式パートナーであるヴァリューズで、Tableauセミナーも行っている若林さん。第2回はアカデミックライセンスの取得方法とTableau Desktopツールのセットアップ方法について学びます。Tableauを使って、社内データの活用などを考えている方、ぜひ船田くんと一緒に勉強していきましょう。

この記事のライター

2021年4月ヴァリューズに新卒入社。
大学でデータ分析について学びながら、ヴァリューズでインターンとして働いていました。

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