分析概要
ネット行動ログとユーザー属性情報を用いた検索キーワード分析サービス「【eMark+】Keyword Finder」を使用し、2015年9月と2016年9月における検索キーワード「ハロウィン」に注目し、その動向を分析した。
※キーワード検索者数やサイト訪問者数はPCからのアクセスを集計し、VALUES保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※対象キーワードは一般的に定着している「ハロウィン」の表記とした。
考察サマリ
■昨年同様、9月から「ハロウィン」検索者数が上昇
季節イベントとして、国内でもすっかり定着した様子の「ハロウィン」。10月末に向けて仮装イベントや関連グッズなども盛り上がりをみせています。今年の動向は昨年とどのような違いがあるのでしょうか。
まず、2015年8月~10月の「ハロウィン」の月別検索者数と、2016年8月~9月の月別検索者数を比較してみました。昨年と同様に今年も9月から検索者数が急上昇しているものの、今年は昨年よりも検索者数が若干減少していることがわかります。残暑の影響などにより、今年は検索数の伸びが10月に後ろ倒しになっている可能性が考えられます。10月の動向に注目したいところです。
2015年8月~10月「ハロウィン」検索者数推移
2016年8月~9月「ハロウィン」検索者数推移
■今年は「USJ」が検索ランキング上位に浮上!「手作り」「ダイソー」など手頃にハロウィンを楽しむワードも
次に、昨年と今年で9月の「ハロウィン」関連(「ハロウィン」と同時に検索されている語句)の検索キーワードを比較してみました。「2015」や「2016」などの年、「仮装」「ディズニー」は共通で上位を占めるものの、今年9月では、「USJ」の検索順位が上昇。開業15周年を迎え、2016年上半期(4~9月)の入場者数が過去最高を更新したUSJでは、ハロウィンイベントにも高い注目が集まっていることがわかります。
また、「手作り」「無料」「ダイソー」についても、今年の方がランキングが上位に。仮装やコスプレだけでなく、飾りつけなど、ハロウィンの雰囲気を手頃に楽しみたい傾向がうかがえます。
■今年9月の検索後の人気サイトは「ディズニー・ハロウィーン」や「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」。テーマパークで過ごすハロウィンが定着。
続いて、「ハロウィン」を含むキーワードを検索した後の流入サイトについて訪問者数を集計し、2016年9月度でランキングを作成しました。
基礎知識がわかる「Wikipediaハロウィン」が1位に。また、2位には東京ディズニーリゾートの「ディズニー・ハロウィーン」、5位にUSJの「ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン」がランクインしました。USJは「やり過ぎハロウィーン」イベントを開催しており、東京ディズニーシーもUSJと同様、今年で開園15周年。ここ数年のハロウィンイベントの盛り上がりにさらに拍車をかけ、テーマパークで過ごすハロウィンが定着してきていると考えられます。
その他、楽天市場やAmazon、ドン・キホーテのハロウィン特集や、ダイソーや100均のハロウィングッズまとめなども上位に。2015年の動向から、衣装やグッズのサイトは10月にさらに人気を集めることが予想されます。
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