話題のクラウドファンディングを徹底分析

話題のクラウドファンディングを徹底分析

新しい資金調達の手段として注目を集めているクラウドファンディングについて、利用者数やユーザーの年齢層などをネット行動データから調査しました。ユーザー数では「Makuake」と「CAMPFIRE」が2強であることがわかりました。


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、インターネット上で多数の人から資金を募る「クラウドファンディング」について、調査・分析しました。

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、クラウドファンディングの公式サイトの訪問者数、およびその属性を分析しました。
※調査対象は「クラウドファンディング」購入型で、2017年6月~2018年5月の訪問者数上位5サイト(PC・スマートフォン合計)
※サイト訪問者数は、PC・スマートフォンのアクセスを集計し、VALUES保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。

考察サマリ

PC、スマートフォンともに1位は「Makuake」、2位は「CAMPFIRE」

近年、新しい資金調達の手段として注目を集めているクラウドファンディング。クラウドファンディングには大きく分けて「寄付型」、「購入型」、「金融型」の3つの種類がありますが、今回は、リターンとして金銭以外のモノやサービスを受け取ることができる「購入型」のサイトに注目して調査分析しました。
まず、2017年6月~2018年5月までの1年間のサイト訪問者数を月次の累計で見てみたところ、PC・スマートフォンともに1位は「Makuake」、2位は「CAMPFIRE」、3位は「Readyfor」という結果になっていました。3位の「Readyfor」と比較すると、1位の「Makuake」は約2.5倍、2位の「CAMPFIRE」は約2倍のサイト訪問者数となっており、特に上位2サイトは高い集客力を得ていることがわかりました。【図1】

次に、直近2年間の訪問者数推移をみてみましょう。2018年5月と2年前の2016年6月を比較すると、PC、スマートフォンともに「Makuake」は約2倍、「CAMPFIRE」は約3倍にまで伸びており、両サイトとも順調に訪問者数を伸ばしていることがわかります。
また、スマートフォンにおいては「CAMPFIRE」が「Makuake」に迫る勢いとなっています。【図2】

「Makuake」はリピーターに支持されている

続いて、PCでのユーザー新規率を見てみたところ「Makuake」は他の4サイトと比較すると新規率が低いことがわかりました。特に直近4ヶ月は、新規率が約30%に対し、70%弱がリピーターとなっており、一定量の根強いファンに支持されていることが考えられます。【図3】

直近半年間の各公式サイトの流入元を見てみても、「Makuake」はメールマガジンなどの“Webメール経由”や、ブックマークなどの“お気に入り/履歴”からの流入が多く、「CAMPFIRE」と比較しても約3~4倍のセッション数となっており、リピーターが多い特徴が見受けられました。【図4】【図5】

各サイトの集客構造の違いは? 「CAMPFIRE」は広告流入が他社よりも多い

「CAMPFIRE」はCriteoリターゲティング広告やGoogleディスプレイネットワークなどの“一般広告”からのサイト流入で他社に差をつけており、広告に注力して、ユーザーを獲得している様子がうかがえます【図6】。また、どのサイトも“外部サイト”はほぼSNS(Facebook、Twitter)からの流入となっていましたが、こちらでも「Makuake」が他社をリードしています【図7】。“リスティング広告”や“自然検索”のキーワードに関しては『クラウドファンディング』単体のビッグワードがトップになっており、以降は『MAKUAKE』や『CAMPFIRE』などのブランドワードが上位を占めていました。特に直近、自然検索では「Makuake」と「CAMPFIRE」の流入数が拮抗しています【図8】【図9】。

「GREEN FUNDING」は男性との親和性が高い

最後に各サイト訪問者の属性を比較しました。性別で見てみると、男女比率がほぼ6:4となっている中で、「GREEN FUNDING」はPC、スマートフォンともに男女比率8:2の割合になっており、「GREEN FUNDING」は男性との親和性が高いことがうかがえました。【図10】

年代を見ると、PCでは「CAMPFIRE」の20代の割合が他サイトと比較すると約7ポイントほど高くなっていました。また、スマートフォンでは、「MotionGallery」で20代が、「Readyfor」で40代の割合が他社と比べて高い結果となっていました。【図11】

PCの訪問者属性(性別)において、男性比率が高い「GREEN FUNDING」の訪問者数ランキングをページ単位(プロジェクト単位)で集計し、その男女比率を見てみました。「GREEN FUNDING」は上位5位までの男性比率が平均約87%と高くなっており、男性にとって興味関心が高いプロジェクトが人気のようです。プロジェクトの内容とは、ポータブルスピーカーや、自転車で使用するポータブルロックなどの製品が上位にランクインしていました。【図12】

本調査は、ネット行動ログ分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を用いて調査・分析しました。

eMark+はマナミナを運営している株式会社ヴァリューズが開発・提供している、SaaS型のサイト・アプリ分析ツールです。

調べたいサイトやアプリは任意に指定できるため、気になるライバルサイト・アプリや、提案予定のクライアントの類似サイト・アプリのユーザー数などを、簡単にチェックできます。

eMark+には無料で利用できる機能もありますので、ぜひ登録して実際に体験してみてはいかがでしょうか。


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この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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