【動画で見る】ゲームアプリ人気ランキング(2016年6月〜2019年5月)

【動画で見る】ゲームアプリ人気ランキング(2016年6月〜2019年5月)

新作が次々にリリースされているゲームアプリ。プロモーションやイベントなどで一時的に話題になるものもありますが、結局のところ何が人気なの…?今回は、2016年6月〜2019年5月の3年間で人気のゲームアプリを調査し、ユーザー数の推移を動画で可視化。もはや殿堂入りとも言える“神ゲーアプリ”をご紹介します。


圧倒的なユーザー数で他社の追随を許さない!『ツムツム』

『ツムツム』の人気は非常に安定しており、毎月コンスタントに600万前後のユーザー数を獲得。2014年1月にリリースされてから、期間限定ツムや曲付きツム、ディズニー映画とのコラボ、豊富なイベント開催など、ユーザーに飽きられない仕組みによって不動の1位を誇っています。

ユーザー属性は女性が7割以上、40代が30.4%。「誰かと競ったりソーシャルでつながりすぎないマイペースなかわいいゲーム」がコアなファンを掴んでいるのかも。

リリースと同時に1位を獲得。『ポケモンGO』

日本で『ポケモンGO』の配信が開始されたのは2016年7月22日。各地の“ポケモンの巣”に大勢のユーザーが集まり社会現象となったこの月に、同アプリダウンロード数は1100万UUを達成、ゲームアプリ不動の1位『ツムツム』を一気に突き放す大快挙となりました。その後3ヶ月間は1位をキープしたものの、その後はユーザー数が減少、同年10月に『ツムツム』に1位の座を明け渡すこととなりました。ユーザー数が再び増加し始めたのは翌年6月。ゲーム内“ジム”の新機能リリースおよび“レイドバトル(協力プレイ機能)”の導入を発表したことが影響したと思われます。

ポケモンを集めたり育てたり対戦したりとアクティブなゲームで、ユーザー属性は男性が54.3%。20代が30.2%、40代までの層に支持されているようです(属性比較は記事後半)。

LINE「パズルゲーム」が健闘。『パズドラ』『モンスト』も殿堂入り

続いて3位以下の動きについてまとめます。『ポコポコ』『LINE POP』『LINEバブル』など、LINEゲームが好調。1位、2位とはかなり差はあるものの、少しの空き時間に気軽に遊べるパズルゲームが人気のようです。ユーザー属性は女性が73.5%、40代が36.6%でした(2019年5月の『ポコポコ』ユーザー属性)。

『パズドラ(パズル&ドラゴンズ)』『モンスト(モンスターストライク)』の人気も根強く、どちらもリリースから安定したユーザー数を獲得しています。『モンスト』は2013年10月にリリースされたため、周年イベントを実施する10月はユーザー数が一時的に増加しています。

ユーザー属性はとても類似しており、どちらも男性が約67%、20代が約40%、職業は会社員が約半数。『モンスト』の方が若干、若年層に支持されているようです(属性比較は記事後半)。

任天堂『ポケ森』、急伸するも人気続かず

2017年11月、任天堂よりリリースされた『ポケ森(どうぶつの森ポケットキャンプ)』が2位にランクインしました。同社の人気ゲーム『どうぶつの森』シリーズのスマホ向けアプリとしてリリースされ注目を集めましたが、その人気は続くことはありませんでした。2020年3月にNintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』の発売が発表されたことから、スマホよりはNintendo Switchにユーザーの期待が集まっていると考えられます。

最新“神ゲーアプリ”1位〜5位のユーザー属性をまとめて比較!

人気ゲームアプリランキング1位〜5位のユーザー属性をまとめて比較します(対象:2019年5月)。
パズルゲーム『ツムツム』『ポコポコ』が女性比率7割以上、パズルRPG『パズドラ』、RPG『モンスト』は男性比率が約7割でした。『ポケモンGO』は男女比率のバランスが良いようです。

年代は『ツムツム』『ポコポコ』が40代が最多で60歳以上も1割以上、ミドル・シニア層に人気。これに対して『パズドラ』『モンスト』は20代が最多でした。ここでも『ポケモンGO』はバランスよくどの世代にも受け入れられていることがわかります。

職業はどのゲームアプリも会社勤務(一般社員)が多く、特に『パズドラ』『モンスト』は約半数を占めました。一方、『ツムツム』『ポコポコ』はパート・アルバイトが2割以上でやや多く、専業主婦の割合も他のゲームアプリユーザーと比較しておよそ2〜3倍になっています。

通勤途中の男性会社員が『パズドラ』『モンスト』を楽しみ、お母さんが空き時間や待ち時間に子どもと『ツムツム』『ポコポコ』を楽しむ、そんな光景が目に浮かぶようです。

ユーザー属性(性別)

ユーザー属性(年代)

ユーザー属性(職業)

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、スマホゲームアプリのユーザー数や属性を調査しました。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでの起動を集計し、ヴァリューズ保有モニター(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に則して推測
※ユーザー属性は「eMark+」を使用し2019年5月のネット行動ログデータを分析

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


Why are certain AI English conversation apps “chosen” over others? Exploring how each app is used

Why are certain AI English conversation apps “chosen” over others? Exploring how each app is used

Spring is the season for trying something new, and many want to commit to learning English. Many apps have emerged that offer easy, self-paced English-learning. We will focus on Speak, ELSA Speak, SpeakBUDDY, and Duolingo and analyze the data to investigate the latest trends in AI English conversation apps.


”選ばれる”AI英会話アプリの差別化要因とは? データで各サービスの使われ方を探る

”選ばれる”AI英会話アプリの差別化要因とは? データで各サービスの使われ方を探る

なにかと新しいことに挑戦したくなる春。「今年こそは英語学習に力を入れたい!」と考える人も多いかもしれません。近年、自分のペースで手軽に英語の勉強ができるアプリが数多くリリースされています。今回はそのなかから「Speak」、「ELSA Speak」、「SpeakBuddy」、「Duolingo」に注目し、データを分析。AI英会話アプリの最新の動向を調査します。


サービス終了から約1年…Zenly利用者はどこへ?位置情報共有アプリの現在

サービス終了から約1年…Zenly利用者はどこへ?位置情報共有アプリの現在

位置情報共有アプリ、Zenly。かつて一般的ではなかった「位置情報を共有する便利さ」をユーザーに伝え、位置情報共有アプリという新ジャンルを開拓しました。友人や家族との待ち合わせに使ったり、スマホの紛失に備えたり、災害時の安否確認として使ったり…とユーザーに様々な需要を生み出したZenlyですが、2023年2月3日にサービスを終了しました。ではその後、Zenlyユーザーはどのアプリを利用しているのでしょうか?この記事では、Zenlyに代わる位置情報共有アプリの現在を、サービス終了直後の分析結果と比較しながら考察します。


2023年のトレンド、あの後どうなった?2024年はどうなる?【Pokémon Sleep編】

2023年のトレンド、あの後どうなった?2024年はどうなる?【Pokémon Sleep編】

大注目の中、2023年7月にリリースされた、画期的な睡眠アプリ「Pokémon Sleep」。マナミナではリリース直後にユーザー分析を行い、ポケモンが好きな人も、普段スマホゲームをしない人も利用していることがわかりました。リリースから半年経った現在、ユーザー層はどのように変化したのでしょうか。Dockpitとstory bankを使って分析していきます。


What factors make a game popular? Analyzing a very popular Nintendo Switch game

What factors make a game popular? Analyzing a very popular Nintendo Switch game

We live in an era where we consume large amounts of content. What make certain content popular? We will focus on the Nintendo Switch game the “Watermelon Game” that gained sudden popularity in Japan, and by analyzing consumers reacting to the trend, we will study the factors that made it buzz.


最新の投稿


BtoBマーケティングの成功は"ファクトファインディング"が重要!本質的・潜在的な課題・ニーズを引き出すことが成功のカギ【PRIZMA調査】

BtoBマーケティングの成功は"ファクトファインディング"が重要!本質的・潜在的な課題・ニーズを引き出すことが成功のカギ【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、全国のマーケティングコンサルタントを対象に、「BtoBマーケターが始めた方が良いこと」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


デビットカードは日本でも覇権を握るのか? 検索者の実態をクレジットカードと比較調査

デビットカードは日本でも覇権を握るのか? 検索者の実態をクレジットカードと比較調査

即時払いで決済を行うデビットカード。キャッシュレス決済全体に占める割合はまだまだ低いものの、利用者や利用場面は着実に増加しており、成長の兆しを見せています。本稿では、そんなデビットカードの検討状況について、キャッシュレス決済カテゴリのマーケットリーダーであるクレジットカードと比較し、今後の市場動向を占います。


博報堂DYMP、日本経済新聞社・東北新社と企業ブランディングのためのドキュメンタリー動画広告企画を開発

博報堂DYMP、日本経済新聞社・東北新社と企業ブランディングのためのドキュメンタリー動画広告企画を開発

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、株式会社日本経済新聞社、株式会社東北新社とともに、ドキュメンタリー動画を制作・提供する広告企画「日経ブランドドキュメント」を開発したことを発表しました。


2024年人気アニメを振り返る!ヒットを生む「勝ちパターン」とは?

2024年人気アニメを振り返る!ヒットを生む「勝ちパターン」とは?

コンテンツには事欠かない現代ですが、話題を呼ぶ人気作には、どのような「勝ちパターン」が存在するのでしょうか。2024年に放送された新規アニメ「薬屋のひとりごと」「逃げ上手の若君」「怪獣8号」「ダンジョン飯」に、11月に劇場版が公開された「進撃の巨人」を加えて、消費者の関心を調査しました。


2024年トレンド総決算!6つのテーマのマーケティング調査で振り返る

2024年トレンド総決算!6つのテーマのマーケティング調査で振り返る

マナミナでは、国内最大規模の消費者オンライン行動データを活用して、世の中のトレンドを調査しています。2024年もさまざまなトレンドを記事として取り上げてきました。今回は調査記事の総集編として、2024年のトレンドを振り返ります。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ