登山地図アプリ、配車アプリGrabなど知っていると便利なアプリが続々!「国内旅行」好き「海外旅行」好きが利用するアプリランキング

登山地図アプリ、配車アプリGrabなど知っていると便利なアプリが続々!「国内旅行」好き「海外旅行」好きが利用するアプリランキング

「国内旅行」好きと「海外旅行」好きで利用しているアプリにどんな違いがあるのでしょうか?株式会社ヴァリューズのアンケート調査で「国内旅行」好きと「海外旅行」好きと答えたモニターのインターネット行動ログから、よく利用しているアプリを調査しました。


「国内旅行」好きと「海外旅行」好きの属性の違いは?

まずは、「全体」と「国内旅行」好き、「海外旅行」好きの属性の違いを見てみました。性別では「海外旅行」好きには女性が多いことがわかりました。女性の方が「海外旅行」に興味関心が高いようです。

年代別で見てみると「国内旅行」好きは男女ともに50代以上の高年層が高くなっていました。また、「海外旅行」好きは男女ともに20代の関心が高いことがうかがえました【図1】。

ユーザー属性:性年代

「国内旅行」好きが特徴的に利用しているアプリ

次にアプリユーザーの中で「国内旅行」に興味がある人が多いアプリランキングを見てみました。上位2位には「山と高原地図」、「AR山ナビ」の登山や山に関するアプリが占めていました。

AR山ナビ -日本の山16000-

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.chuna0.ARYamaNaviU

アプリを起動して山にかざすと山の名前がARで表示されます

他には、「北海道日本ハムファイターズ」や「パ・リーグ.com」などの野球関連や「Bリーグスマホチケット」のバスケットボール関連などスポーツ系アプリが多くランクインしていました。

また、「天気予報」アプリも上位にランクインしており、全国の天気から週間の天気予報、気温、降水確率や旅行先の地域の天候を知りたいときなど、日常でも旅行先でも役立つ天気アプリの興味関心も高かったです【図2】。

「国内旅行」に興味がある人が多いアプリランキング

続いて、ユーザー全体と比べて、「国内旅行」に興味がある人が特徴的に使っているアプリランキングも見てみましょう。

航空券の予約購入や運行状況などがチェックできる「ANA」や「JAL」などの航空会社アプリや「楽天トラベル」や「じゃらん」などの宿泊予約アプリがランクインしており、交通手段や宿泊予約などのアプリが特徴的に使われていることがわかりました。

また、ユーザーの口コミやレストラン情報を掲載しているグルメサイト「食べログ」アプリもランクインしており、旅先での情報収集の手段として使われていることが考えられます【図3】。

「国内旅行」に興味がある人が特徴的に使っているアプリランキング

「海外旅行」好きが特徴的に利用しているアプリ

続いて、「海外旅行」好きも同様に、アプリユーザーの中で「海外旅行」に興味のある人が多いランキングを見ていきます。

トップは東南アジア各国で圧倒的なシェアを誇るタクシーやライドシェアの車をリアルタイムで呼ぶことができるアプリ「Grab」でした。

Grab - Transport, Food Delivery, Payments - Apps on Google Play

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grabtaxi.passenger

Grab is Southeast Asia's #1 ride-hailing app, food delivery service, and cashless payment solution all in one.

次いで「Hilton Honors」や世界の空部屋シェアサイト「Airbnb (エアビーアンドビー)」の宿泊予約アプリが上位にランクインしていました。

また、「Cathay Pacific」や「AirAsia Mobile」、「Fly Delta」などの航空会社も多くランクインしていました。海外旅行の際にあると役立つ、海外パケット定額サービス「海外1day開始」アプリや、世界中のあらゆる通貨を換算してくれる通貨換算および計算機ツール「通貨換算プラス」アプリがランクインしていることも「海外旅行」好きの特徴となっていました【図4】。

「海外旅行」に興味がある人が多いアプリランキング

最後に「海外旅行」に興味がある人が特徴的に使っているアプリランキングです。

最も特徴的に使われているのが無料の写真共有アプリ「Instagram」でした。画像を中心に探せるので、旅行情報なども直感的に収集できるのが人気の秘密でしょうか。「Facebook」も4位にランクインしておりSNS系アプリが2つランクインしている結果となりました。

また、宿泊予約サイトは「国内旅行」好きとは異なり、世界最大規模の旅行サイト「エクスペディア」のアプリを特徴的に使っているようです。

「Google 翻訳」も海外旅行の際の翻訳機能として人気のようです【図5】。

「海外旅行」に興味がある人が特徴的に使っているアプリランキング

分析概要

ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、全国モニター会員の協力により得られたネット行動ログとユーザー属性情報を紐付けたデータから、アンケート調査にて興味関心が『国内旅行』または『海外旅行』と回答した人の、2019年1月~6月の起動アプリのデータを分析しました。
※アプリユーザー数は、Androidスマートフォンでのインストールおよび起動を集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※アプリ名、カテゴリはGooglePlayのアプリカテゴリに準拠。
※メール、Chrome、YouTube、Googleマップ、Gmail、Google+などプリインストールアプリは除く。
※集計期間: 2019年1月~6月

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

誰もが一度は考えたことがあるはずのダイエット。特にコロナ禍で外出が制限されていた時期は興味をもつ人が多い状況でした。しかし、最近になって状況は少し変わってきているようです。この記事では、現在もダイエットに関心を持つ人々について分析し、彼らが何に興味を持っているのかを見ていきます。


【調査リリース】2024年夏の旅行トレンド全国調査~海外旅行は早めの予約が人気、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ

【調査リリース】2024年夏の旅行トレンド全国調査~海外旅行は早めの予約が人気、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の20歳以上の男女45,818人を対象に、今夏の旅行予定に関する消費者アンケート調査を実施しました。またヴァリューズが保有する約250万人の独自消費者パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使用して、消費者の観光ニーズを分析しました。


レトロ可愛い「フレンドシップ・ブレスレット」、娯楽に出費を惜しまない「ファンフレーション」| 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年7月)

レトロ可愛い「フレンドシップ・ブレスレット」、娯楽に出費を惜しまない「ファンフレーション」| 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年7月)

海外からやってくるトレンドが多い中、現地メディアの記事に日々目を通すのはなかなか難しいもの。そこでマナミナでは、海外メディアの情報をもとに世界のトレンドをピックアップしてご紹介します。今回は、コンサート会場で手作りブレスレットを交換する「フレンドシップ・ブレスレット」と、インフレでもレジャー需要が止まらない現象「ファンフレーション」について紹介します。


【調査リリース】4大SNSのヘビーユーザーを比較調査!X利用者はフォロー/シェア等での割引施策参加に積極的、 TikTok利用者は高価でも衝動買いの傾向

【調査リリース】4大SNSのヘビーユーザーを比較調査!X利用者はフォロー/シェア等での割引施策参加に積極的、 TikTok利用者は高価でも衝動買いの傾向

アプローチしたい顧客セグメントに到達するためには、コミュニケーション媒体として適切なSNSを選定し活用することが重要です。数多くの新興SNSも登場する中、どんなユーザーがどのSNSを選び、どのような購買活動をしているのか。今回は4大SNSとも言える、Facebook、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)それぞれのヘビーユーザーの属性、購買動機や興味関心などのサイコグラフィック、メディアの利用状況や消費行動などを調査し、ユーザープロファイルを作成しました。


平成女児に人気再燃のセーラームーンとプリキュアはなぜ数十年にわたり愛される? ファン層の特徴から分析!

平成女児に人気再燃のセーラームーンとプリキュアはなぜ数十年にわたり愛される? ファン層の特徴から分析!

30周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」と20周年を迎えた「プリキュア」。この2つの作品名を聞いたことがない方はいないでしょう。セーラームーンは特に女性人気が高く、プリキュアは男女どちらからも愛されているようです。本記事では、この2つの作品のファンについてより深く分析します。また、ファンの特徴から作品が愛される理由を考察します。


最新の投稿


博報堂DYMP、日本経済新聞社・東北新社と企業ブランディングのためのドキュメンタリー動画広告企画を開発

博報堂DYMP、日本経済新聞社・東北新社と企業ブランディングのためのドキュメンタリー動画広告企画を開発

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、株式会社日本経済新聞社、株式会社東北新社とともに、ドキュメンタリー動画を制作・提供する広告企画「日経ブランドドキュメント」を開発したことを発表しました。


2024年人気アニメを振り返る!ヒットを生む「勝ちパターン」とは?

2024年人気アニメを振り返る!ヒットを生む「勝ちパターン」とは?

コンテンツには事欠かない現代ですが、話題を呼ぶ人気作には、どのような「勝ちパターン」が存在するのでしょうか。2024年に放送された新規アニメ「薬屋のひとりごと」「逃げ上手の若君」「怪獣8号」「ダンジョン飯」に、11月に劇場版が公開された「進撃の巨人」を加えて、消費者の関心を調査しました。


2024年トレンド総決算!6つのテーマのマーケティング調査で振り返る

2024年トレンド総決算!6つのテーマのマーケティング調査で振り返る

マナミナでは、国内最大規模の消費者オンライン行動データを活用して、世の中のトレンドを調査しています。2024年もさまざまなトレンドを記事として取り上げてきました。今回は調査記事の総集編として、2024年のトレンドを振り返ります。


2024年にあたらしく取り組んだSEO対策は"生成AI活用によるコンテンツ制作"が約5割!検索上位表示に向けたキーワード分析にも生成AIを活用【インフォネット調査】

2024年にあたらしく取り組んだSEO対策は"生成AI活用によるコンテンツ制作"が約5割!検索上位表示に向けたキーワード分析にも生成AIを活用【インフォネット調査】

株式会社インフォネットは、自社のSEOマーケティングに携わっているマーケティング担当者を対象に、【2024年版】企業のSEO対策トレンド実態調査を実施し、結果を公開しました。


Webマーケターが選ぶ必要なスキルは「データ分析」「SNSマーケティング」が上位に【イルグルム調査】

Webマーケターが選ぶ必要なスキルは「データ分析」「SNSマーケティング」が上位に【イルグルム調査】

株式会社イルグルムは、Webマーケティングの広告運用に携わっている事業会社の担当者を対象に、Webマーケターのスキルに関する意識調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ