テレワークのWeb会議の強い味方「Skype」
Skypeは、現在マイクロソフト社が提供しているコミュケーションツールで、インターネット回線を使って音声・ビデオ通話ができるのが特徴です。通話以外にもSkype上でファイルのやりとりができたり、画面共有機能を備えているため、以前よりビジネスシーンでもさかんに利用されています。
Skypeを利用できるデバイスはパソコン、スマホ、タブレットです。なお、いずれのデバイスも専用アプリが用意されていますが、PCからはブラウザからも参加できます。
Skype | 無料通話とチャット用のコミュニケーション ツール
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Skype for Businessとの違い
ひとくちに「Skype」と紹介していますが、Skypeには「Skype」と「Skype for Business」の2種類のサービスが存在します。主な違いは、ビデオ通話できる人数で、Skypeは25名まで、Skype for Businessは最大で250名までとなっています。
このほか、セキュリティ面の差がつけられています。Skype for Businessは法人レベルのセキュリティに対応し、会議中のビデオ、音声は暗号化されるだけではなく、通信相手を制限できるようになっています。情報漏えいのリスクを避けなければならないビジネスシーンにおいては法人向けの「Skype for Business」を選択するのがベターです。
基本的な使い方は両者変わりません。今回は利用のハードルが低い「Skype」を中心に使い方などを解説します。
余談ですが、Skype for Businessは2021年7月31日にサービスが終了します。その後はマイクロソフト社が提供しているWeb会議ツール「Teams」に統合されていることが決定しています。あらためてTeamsの使い方を覚えるのは面倒、ということであれば、あらかじめTeamsを選択するのもひとつの方法です。
Skypeアプリのインストールとアカウントの作成
Skype利用にあたっては、デバイスに応じたアプリをダウンロード、インストールします。
まずはSkype公式サイトにアクセスし、トップページの「Skypeをダウンロード」アイコンをクリックします。ここでは、アクセスしたデバイスに応じたアプリをダウンロードできるようになっています。
ダウンロード完了後はファイルを開き、指示にしたがってセットアップします。
セットアップが完了し、Skypeを開くと「作業を開始する」ウィンドウに「サインインまたは作成」のボタンが表示されます。これはマイクロソフトアカウントでのサインインになります。同アカウントを所持している場合はそれを入力します。
マイクロソフトアカウントがなくても「サインインまたは作成」から新規作成できます。この場合も指示に従って必要項目を入力すればすぐにアカウントが発行されます。
なお、Skypeでの会議に参加する場合、自分が主催する「ホスト」でも招待される「ゲスト」もマイクロソフトアカウントが必要です。
Skype会議に参加するメンバーを招待・登録する方法
自身が会議を開催し、ほかのメンバーを招待する場合、メンバーをあらかじめ登録しておきます。
まず、画面左上の検索窓をクリックします。すると、検索窓が「Skypeを検索」(※1)に変化し、メンバーを招待する準備が整います。この青い検索窓の下にある「ユーザー」(※2)をクリックすると、名前やメールアドレス、電話番号、Skype名でメンバーを検索し、招待・登録できるようになります。
メンバーを見つけられたら、追加リクエストを送信します。リクエストを受け取ったメンバーが承諾すれば登録作業は完了です。
Skype名=IDの確認方法
補足として「Skype名」を説明しておきます。これはアカウントごとに自動で割り当てられる文字列で、自分で変更はできません。Skype名の確認方法は、アプリ左上の自分のアイコンをクリック(※1)。続いて、表示されるウインドウ内にある「Skypeのプロフィール」をクリックすると、Skype名が表示されます(※2)。
自分で会議を主催する場合、参加メンバーにSkype名の確認方法を教えるためにもこの方法はぜひ覚えておくべきです。また、自分が会議に招待される場合もあらかじめSkype名を知らせておけば、招待作業がスムーズに進みます。
Skypeで複数人のグループチャット会議する方法
画面左側のメニュー項目のひとつ「チャット」ボタンをクリックすると、「新しいチャット」(※1)というプルダウンメニューが表示されます。「新しいチャット」以下に「新しいモデレートグループ」「新しいグループチャット」「新しいプライベートチャット」という項目が表示されます。
3人以上での会議の場合は「新しいグループチャット」を選択します。その後、グループチャット名を決め、登録したメンバーを選ぶとグループチャットが作成されます。
グループチャット画面の右上の電話アイコン(※1)をクリックすると音声のみのチャット、電話アイコンのとなりのカメラアイコン(※2)をクリックでビデオチャットができるようになります。
Skypeで会議中にファイル送信する方法
グループチャット(=会議)中に資料ファイルを参加メンバーに送る場合、メッセージ入力ウィンドウの右隣にある書類と画像がひとつになったアイコンをクリック。ファイルを選択すると、参加メンバー全員にそのファイルが一斉に送信されます。
Skypeで会議中の画面共有する方法
画面共有の注意点をあらかじめお伝えしておきますと、スマホ・タブレット版のSkypeでは画面共有はできない、ということです。画面共有ができるのはパソコン版のSkypeのみとなっています。
画面共有の方法は、会議中の画面下に出てくる正方形が2つ重なったようなアイコンをクリックし、「画面を共有する」を選択します。この後、自分のパソコン画面がほかのメンバーに表示されます。
まとめ
Skypeは知名度、ユーザー数ともに多いため、社外の人とWeb会議を行う上で使いやすいサービスと言えます。業務上、セキュリティを重視するのであれば「Skype for Business」が最適ですが、Web会議は喫緊の課題でそれほど長く行うつもりはないという場合や、とりあえずWebで会議や打ち合わせをする必要があるという場合は「Skype」を試して雰囲気を掴み、その後の展開を考えるのが最良の選択になります。
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