2015夏のボーナス使い道ランキング

2015夏のボーナス使い道ランキング

-[VALUES eMark+]で見る! 「貯金派」「旅行派」のネット行動リサーチ-


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下ヴァリューズ)は、一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、2015年夏のボーナスの消費目的に関するアンケート調査を行い、消費目的別にユーザーをセグメントして、どのようなサイトがよく閲覧されているか、ネット行動を分析しました。

分析概要

全国のVALUESモニターを対象として、2015年6月19日~26日に、ご自身またはパートナーの方の今夏のボーナスに関するアンケート調査を実施、その回答者のうち、就業者または専業主婦と答えた12,686人を分析対象としました。分析ツールは「VALUES eMark+」のユーザー分析サービス「【eMark+】Target Focus」を用いています。
※ネット行動はPC上の行動ログを分析対象としています。
※サイト分類のカテゴリは、ヴァリューズが独自に定義しています。

考察サマリ

夏ボーナスの使い道は、1位「貯金」、2位「国内旅行」、3位「ローン返済」

公務員や民間企業の夏のボーナスの支給時期は、一般的に6月末~7月半ばといわれていますが、どのような使い道を検討されているのでしょうか。ヴァリューズが全国のモニターに対し、2015年6月19日~26日に行ったアンケート調査によると、使い道の1位は「貯金」で33.0%、2位「国内旅行」18.6%、3位「ローン返済」15.6%、4位「子供の教育費」、5位「家電の購入」という結果になりました。

また「就業者」と「専業主婦」に分けてみると、傾向はほぼ同じだったものの、「就業者」では「投資信託、株式等」や「スマートフォン・タブレット・PCの購入」が「専業主婦」よりも上回っていました。

「貯金派」は、子育て・教育、結婚、住宅情報などライフイベント関連のメディアをよく閲覧

次に、同アンケート調査の結果をもとに、今夏のボーナスの使い道の中で最もお金をかけようと思っていることを「貯金」と回答した人(n=2580)と、「国内旅行」または「海外旅行」と回答した人(n=1368)に分けて、日頃どのようなサイトを閲覧しているか、ユーザー行動分析サービス「【eMark+】Target Focus」を用いて、アクセス解析しました。

まず「貯金」と回答した人をターゲットに絞って、2015年6月度のサイト閲覧行動を解析したところ、子育てメディア、育児用品サイト、教育情報サイト、マンション情報クチコミサイト、結婚情報メディア、などとの親和度が高いことがわかりました。

以下の表は、【サイト訪問者全体に占めるターゲットの割合】が高い順にランキングしたものですが、1位「こそだてハック」、2位「ベネッセ ショッピングモール」、4位と5位には紙おむつ「パンパース」のサイトが入るなど、子育てや育児用品のサイトが上位となりました。「KUMON」や「こどもちゃれんじ」などの教育情報サイトもランクインしており、ボーナスは貯金にまわしながらも、育児用品や教育など、子育てにまつわる消費には敏感な傾向がうかがえます。

また、3位「マンション口コミサイト【マンションノート】」や9位「みんなのウェディング」、10位「ゼクシィnet」など、住宅や結婚などライフイベント関連の情報サイトがあがっていることも「貯金派」のネット行動特徴といえます。

一方、夏のボーナスの使い道を「旅行」と回答した人は、どのようなサイトを閲覧しているのでしょうか。「国内旅行」または「海外旅行」と回答した人をターゲットに絞って、同様にサイト閲覧行動を解析したところ、こちらは「貯金派」とは全く異なり、レンタカー、ホテル予約、旅のクチコミなど旅行情報メディアがターゲット含有率の上位を独占する結果となりました。宿泊先や交通手段、旅先でのお出かけやグルメなど、様々な旅行関連メディアを使って情報収集し、旅の計画を練っている様子がうかがえます。

ボーナスや夏SALE商戦で消費意欲が喚起されるこの時期、消費目的別にターゲットユーザーのネット行動にも大きな違いが見られることがわかりました。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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