「スマートフォンアプリ」インストール数ランキング、最新1位はTVer【2021年6月～2021年7月】

こんにちは、マナミナ編集部です。本記事ではヴァリューズが保有する全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析を行い、「スマートフォンアプリ」インストール数ランキングを作成しました。まず、下図をご覧ください。

2021年7月のアプリインストール数1位は「TVer」でした。TVerは、在京民放キー局5局が中心となって運営するテレビ番組の無料配信サービス。2021年1月に4位にランクインして以来の急上昇です。7月23日からは東京オリンピックが開幕。TVerではgorin.jpと連携して東京オリンピックの特設ページを解説し、日本語の実況と解説付きで民放で放送する全競技をライブ配信していました。

テレビは放送チャンネル数に限界がありますが、TVerでは地上波では放映されない競技のネット配信やアーカイブ配信も実施。緊急事態宣言下で無観客試合となる中、気軽にリモート観戦を楽しんだり、見逃した試合をアーカイブ配信で視聴したりできることから、インストール数を急増させたと考えられます。

2位の「スマートニュース」は4ヶ月連続で上位にランクイン。スマートニュースでは4月13日に「新型コロナワクチンチャンネル」を開設し、ワクチン接種の予約開始時期をお知らせする「ワクチンアラーム」と、予約や接種が可能な施設を地図で表示する「ワクチンマップ」を提供。ワクチン接種を巡り混乱が生じる中、ユーザーの的確な情報入手と情報取得の負担軽減をサポートしています。こうした「ワクチンアラーム」「ワクチンマップ」の利用者数は6月27日に500万人を突破し、8月5日時点で600万人を突破。機能の利便性の高さからユーザー数を拡大させていることが分かります。

前月1位の「マイナポイント」は3位にランクイン。最大5千円分のポイントがもらえるマイナポイント事業により、着実にインストール数を伸ばしていると考えられます。

その他、上位にランクインした人気アプリを男女別にまとめました。下の表をご覧ください。

男女別上位にランクインしたアプリは、LINEやInstagramなど人気のソーシャルメディアアプリが目立ちました。

一方で、全体4位の「セブンイレブンアプリ」では7月26日からセブン-イレブンアプリキャンペーン第6弾を実施。セブンイレブンアプリのPayPayをセブンイレブン店頭で使うと、最大1000％還元されます。

セブンイレブンアプリは2021年3月にもPayPayデビューキャンペーンを実施し、3月のアプリインストール数で1位になりました。今月もPayPayと連携した高い還元率のキャンペーンをフックに、インストール数を急増させたと考えられます。

マナミナでは本記事で紹介した毎月のアプリインストール数の分析のほか、様々な調査を掲載しています。下記の業界別アプリランキングもぜひチェックしてみてください。