分析概要
ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2016年上半期(1月~6月)における流入上位サイト(1000サイト)について、PCとスマートフォンそれぞれのアクセス数をもとに、サイト訪問者数を調査。PCからのアクセスに関しては、昨年上半期におけるサイト訪問者数と比較し、その伸び率を算出。
※ランキング表内の「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義。
考察サマリ
■PCトップ3は昨年と同じ「Yahoo!JAPAN」「Amazon」「楽天市場」。「Yahoo!知恵袋」が5位に浮上。
2016年上半期における流入上位サイト(1000サイト)についてサイト訪問者数を集計したところ、PC利用上位3サイトは昨年と同じく、1位「Yahoo!JAPAN」、2位「Amazon」、3位「楽天市場」という結果になりました。「Yahoo!知恵袋」が昨年7位から、今年は5位に浮上しています。
また、流入上位20サイトのうち、昨年上半期よりもサイト訪問者増となったのは「Twitter」(前年比103.6%)、「Yahoo! ショッピング」(前年比103.5%)、「Yahoo! 知恵袋」(前年比102.5%)、「教えて!goo」(前年比101.6%)、「Yahoo! オークション」(前年比100.8%)の5サイトという結果でした。【図1】
■PC利用では、旅行情報の「Find Travel」、インテリア情報のまとめサイト「iemo」、女性向けの「LAUGHY」などキュレーションメディアが前年比大幅アップ。
続いて、2016年上半期のサイト訪問者数を前年同時期と比較して、訪問者数の伸び率が高いサイトを、業界問わずランキング形式にしました。【図2】
前年比が最も高かったのは旅行情報のキュレーションメディア「Find Travel」で前年比306.8%、次いで女性向け情報サイト「LAUGHY(ラフィ)」が前年比274.0%、インテリア情報のまとめサイト「iemo(イエモ)」が前年比271.9%と続きます。ここ2~3年で新たに立ち上がった旅行や生活、ファッションにまつわるキュレーションメディアが急激に訪問者数を伸ばしていることがわかります。
■スマートフォン利用のトップ3は「楽天市場」「Yahoo!知恵袋」「Amazon」。「Facebook」「Twitter」「LINE」などのSNSをはじめ、「食べログ」など外出先での利用も多いサイトが上位に。
スマートフォン利用での2016年上半期サイト訪問者数ランキングをみると、1位「楽天市場」、2位「Yahoo!知恵袋」、3位「Amazon」のほか、4位「ウィキペディア (Wikipedia)」、5位「NAVER まとめ」と、PC利用のランキングとは異なる顔ぶれが上位となりました。「Facebook」「Twitter」「LINE」などのSNS、「アメーバブログ」「FC2 ブログ」「livedoor ブログ」などブログサイトも上位にランクインしています。
また、「食べログ」「ぐるなび」といった飲食店を検索できるサイトもトップ20位に入り、外出先での利用が多いと考えられるサイトが上位となりました。【図3】
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