新型コロナ影響も?「あつ森」にユーザーがあつまり中! ヒット作「あつまれどうぶつの森」を調査

新型コロナ影響も?「あつ森」にユーザーがあつまり中! ヒット作「あつまれどうぶつの森」を調査

3月20日、Nintendoの人気シリーズ「どうぶつの森」から、最新作「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」がリリースされました(Nintendo Switch版)。発表から期待が高まっていたところに、新型コロナウイルスによる外出自粛など予期せぬ情勢も加わり、かなりのユーザーが動いているようです。そこで今回は、あつ森ユーザーの行動について徹底分析します。


「どうぶつの森」公式サイトユーザー数が急増

まず、「どうぶつの森」および「あつまれどうぶつの森(以下、あつ森)」公式サイトのユーザー数を確認します。『とびだせ どうぶつの森(ニンテンドー3DS)』や『どうぶつの森 ポケットキャンプ(アプリ)』などの商品情報があるどうぶつの森公式サイトのユーザー数(グラフ青)は、月間2万〜3万UUを推移していたところ、2020年1月のあつ森リリース発表後に増加し、2月には前月の約2倍に。

一方で、あつ森公式サイトは公開直後からユーザー数は増え続け(グラフ赤)、発売月の3月には約123万UUに。期待の大きさがわかります。

どうぶつの森」「あつまれどうぶつの森」公式サイトユーザー数推移

「どうぶつの森」「あつまれどうぶつの森」公式サイトユーザー数推移

対象:PCおよびスマートフォン
期間:2019年10月〜2020年3月

「どうぶつの森」公式サイト

「あつまれどうぶつの森」公式サイト

あつ森、あつまったのはどんな人たち? 女性ファンも過半数

次に、「あつ森」公式サイトに訪問したユーザーの属性について、サイト分析ツールの「eMark+」を用いて調べました。

男女比は男性48.7%、女性51.3%。年代は20代が50.3%と過半数を占めました。

あつ森公式サイトユーザー属性(男女比/年代)

あつ森公式サイトユーザー属性(男女比/年代)

対象:PCおよびスマホ
期間:2019年10月〜2020年3月

Nintendo Switchとの同時検索ワードを調べてみると…

「あつ森」が他のゲームソフトと比べてどのくらい興味を持たれているのか、「Nintendo Switch」と同時に検索されているキーワードランキングから探っていきます。その結果、数あるNintendo Switchのソフトの中で、20位以内にランクインしたゲームソフトは「どうぶつの森」のみでした。(22位に「マイクラ」がランクイン)

ちなみに、同月発売されたソフトには「ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX」や「ONE PIECE 海賊無双4」などがありました。

「Switch」「NintendoSwitch」「スイッチ」「任天堂スイッチ」と同時に検索されたキーワードランキング

対象:PC
期間:2019年10月〜2020年3月

「Switch」「NintendoSwitch」「スイッチ」「任天堂スイッチ」と同時に検索されたキーワードランキング

人気コンテンツは「入手に関するノウハウ」と「攻略」

続いて、ページタイトルに 「あつまれどうぶつの森」「あつ森」「あつもり」を含むサイトを閲覧したユーザーの動向を探ります。

人気コンテンツランキングは以下のとおり、攻略に関するサイトが目立ちますが、一番多かったのは予約特典やどうぶつの森同梱版セットの抽選販売など、ゲームの入手についてのサイトでした。

攻略サイトの中では「ゲームエイト」が5件ランクインしています。

あつ森に関する人気コンテンツランキング

あつ森に関する人気コンテンツランキング

ページタイトルに「あつまれどうぶつの森」「あつ森」「あつもり」を含むコンテンツ
期間:2019年4月〜2020年3月

コンテンツ1位:ポケ森攻略ガイド

コンテンツ2位:あつ森攻略ガイド|あつまれどうぶつの森|ゲームエイト

人気サイト1位の「ポケ森攻略」では予約特典など入手に関する情報がよく見られ、2位の「あつ森攻略」では主にゲームの攻略についての情報が見られました。それぞれの訪問ユーザーの属性を比較すると以下のグラフのとおりです。

入手に関する情報を閲覧したユーザーは女性比率が約6割、年代は20代が最も多く、一方で攻略について閲覧したユーザーは男性比率が66%、20代や30代が多いことがわかりました。

「ポケ森攻略」「あつ森攻略」ユーザー属性比較

「ポケ森攻略」「あつ森攻略」ユーザー属性比較(性別)

対象:PCおよびスマホ
期間:2019年10月〜2020年3月

「ポケ森攻略」「あつ森攻略」ユーザー属性比較(年代)

「ポケ森攻略」「あつ森攻略」ユーザー属性比較(年代)

対象:PCおよびスマホ
期間:2019年10月〜2020年3月

Twitterからの流入がキモ⁈ 有名人のあつ森ツイートも拡散

続いて、公式サイトへの流入経路から「あつ森」人気の秘密を探ります。
流入元として一番多いのが自然検索。検索キーワードは1位「任天堂」2位「どうぶつの森」3位「ニンテンドースイッチ」でした。

次に多かったのが外部サイトです(ノーリファラーを除く)。流入元サイトは「twitter」が圧倒的に多いことがわかりました。

あつ森公式サイトへの流入経路<自然検索>検索キーワードランキング

あつ森公式サイトへの流入経路<自然検索>
検索キーワードランキング

対象:PC
期間:2019年10月〜2020年3月

あつ森公式サイトへの流入経路<外部サイト> 流入サイトランキング

あつ森公式サイトへの流入経路<外部サイト>
流入サイトランキング

対象:PC
期間:2019年10月〜2020年3月

Twitterが大部分を占める外部サイトからの流入は、そのランディングページが「Nintendoトップページ」や「お知らせページ」が多いことから、Nintendoおよび「あつ森」公式アカウントのツイートが影響していると考えられます。

また、新型コロナウイルスの影響による外出制限や休校も「あつ森」人気に繋がっているかもしれません。ゲーム内では自分のペースで自由に”生活”ができ、通信機能を使えば友達と同じ時間を共有することも可能。バーチャル花見を楽しむ姿もたくさんツイートされました。直近では公式アカウントよりイースターイベントの開催も発表され、多くのいいねやリツイートにより拡散されました。

外部サイトからの流入LPランキング

外部サイトからの流入LPランキング

対象:PC
期間:2019年10月〜2020年3月

さらに有名人らのツイートの影響も見逃せません。きゃりーぱみゅぱみゅさんや指原莉乃さんなど、人気タレントが「あつ森」を楽しむ様子はネットニュースにもなり、認知拡大に繋がっています。

まとめ

外出自粛が要請されることになり、Nintendo Switch本体が入手困難になるなどの動きもありますが、「あつ森」公式サイトに関しては特にTwitterからの流入でユーザー数は上昇傾向にあります。同時期に発売されたゲームソフトの中でもダントツの人気と言っていいでしょう。

ユーザーの動きとしては、攻略サイトを調べるなど、コロナウイルスとは無縁の無人島暮らしを楽しんでいる人が多いようです。

分析概要

全国のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「eMark+」を使用し、2019年10月〜2020年3月おけるユーザーの行動を分析しました。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。

本調査は国内Webサイト・アプリの利用実態が簡単に分析できるSaaS型ツール「eMark+(イーマークプラス)」を用いて行いました。

eMark+ 無料で競合調査ができる! 無料登録はこちら

関連記事

外出自粛に合わせてドラマ視聴無料化のParaviアプリがMAUを3倍に。3月急上昇アプリからコロナ影響を調査

https://manamina.valuesccg.com/articles/834

2020年3月にアクティブユーザー数を伸ばしたアプリは? 市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使うと、どんな人がどんなアプリを使っているのか、主にユーザー数の推移といった切り口から調べることができます。今回はeMark+を使ってアクティブユーザー数の前月比が急上昇したアプリをチェック。3月のトレンドを調査しました。

ファッションECで前年比の訪問者数が54%増のサイトも。巣ごもり消費と新型コロナ影響の関係を探る

https://manamina.valuesccg.com/articles/818

外食産業や観光業をはじめ、あらゆる業界に深刻な売上不振をもたらしている新型コロナウイルス。しかしそんな中で、“巣ごもり消費”でEC売上が向上していると言われているのがファッションECです。本稿では、外出自粛の影響で、実際にファッションECが伸びているのか、またどのような影響が現れているのか、実態を調査していきます。

コロナ禍で集客に成功した5サービスの共通点とは? 食や通信、栄養ドリンクから手作りマスクまで

https://manamina.valuesccg.com/articles/901

新型コロナで社会が大きく変貌を遂げた2020年春。この期間にプロモーション施策で集客に成功したサービスとは?コロナ禍で話題になった5つのサービスをピックアップし、市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使ってユーザー数の推移を調査。それぞれの成功要因となったプロモーション施策を分析します。

この記事のライター

フリーライター。大手キャリア系企業で編集の仕事に出会い、その後、3つのメディアの立ち上げなど行い、2014年にフリーランスに。医療系、就活系、教育系、結婚系のサイトで執筆中。

関連する投稿


9月の急上昇アプリ1位は読売新聞、どんな施策が効いたのか?ライブ配信やファッション通販、タクシー配車アプリも上位に

9月の急上昇アプリ1位は読売新聞、どんな施策が効いたのか?ライブ配信やファッション通販、タクシー配車アプリも上位に

2020年9月にアクティブユーザー数を伸ばしたアプリは? 市場分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を使うと、どんな人がどんなアプリを使っているのか、主にユーザー数の推移といった切り口から調べることができます。今回はeMark+を使ってアクティブユーザー数の前月比が急上昇したアプリをチェック。9月のトレンドを調査しました。


「Go To Eat」開始で消費者はどう動いた?検索ワードとグルメサイトから実態を調査!

「Go To Eat」開始で消費者はどう動いた?検索ワードとグルメサイトから実態を調査!

コロナショックからの飲食業界の景気回復を狙った「Go To Eatキャンペーン」が、10月からスタートしました。おトクに外食ができる機会として注目を集めていますが、キャンペーンは食事券とポイント付与の2つで構成され、地域ごとに開始時期やルールが異なるため、正しく利用するには情報収集が必要です。それらを複雑・面倒に感じるという声もあり、消費者によって温度差がある印象を受けます。本稿では、そんな今話題の「Go To Eatキャンペーン」に着目。ヴァリューズが提供する市場分析ツール「Dockpit」を使い、消費者の関心を探るとともに、ポイント付与対象のグルメ予約サイトの動向を分析します。


コードはもう書かない!?「ノーコード」のサービスやメリット・デメリットとは…検索者属性から関心層の実態も調査

コードはもう書かない!?「ノーコード」のサービスやメリット・デメリットとは…検索者属性から関心層の実態も調査

エンジニアではない人にとって、これまでプログラミングによるプロダクト開発は縁遠いものでした。しかし、いまや非エンジニアも簡単にプロダクトを開発できる時代になっています。それを可能にしたのが「ノーコード」。今回はそんなノーコードについてデータ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」のキーワード分析機能を使い、関心を持つユーザーを深堀りしていきます。


Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

Webで消費者とのコミュニケーションに成功したサイトは…?公式note活用のLINE、ギフトマーケティングも台頭【20年9月急上昇サイト】

2020年9月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。


「コロナ」検索が「Amazon」「楽天」を抜く!?掛け合わせキーワードや流入先を調査

「コロナ」検索が「Amazon」「楽天」を抜く!?掛け合わせキーワードや流入先を調査

新型コロナウイルスの感染拡大からおよそ半年が経ち、自粛から自衛へと徐々に元の生活を取り戻してきました。とはいえ、直近のデータでは「コロナ」検索ユーザー数が「amazon」「楽天」を抜くなど、まさに今一番の関心事。 今回はユーザーの「コロナ」への興味関心の変化について、インターネット検索による行動パターン分析によって明らかにしていきます。 ※分析にはヴァリューズの新サービスであるDashboard型マーケティングツール『Dockpit』を使用しました。


最新の投稿


4年でトップブランドに成長!中国の人気飲料「元気森林」-その成功の秘密とは?|中国トレンド調査

4年でトップブランドに成長!中国の人気飲料「元気森林」-その成功の秘密とは?|中国トレンド調査

中国では、立ち上げからわずか4年しか経っていない新興の無糖飲料ブランド「元気森林」が現在大人気です。今回は、国民の健康意識の向上をはじめとした、その成功の秘密を分析しました。


9月の急上昇アプリ1位は読売新聞、どんな施策が効いたのか?ライブ配信やファッション通販、タクシー配車アプリも上位に

9月の急上昇アプリ1位は読売新聞、どんな施策が効いたのか?ライブ配信やファッション通販、タクシー配車アプリも上位に

2020年9月にアクティブユーザー数を伸ばしたアプリは? 市場分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を使うと、どんな人がどんなアプリを使っているのか、主にユーザー数の推移といった切り口から調べることができます。今回はeMark+を使ってアクティブユーザー数の前月比が急上昇したアプリをチェック。9月のトレンドを調査しました。


急上昇ワードに“GOTO商店街”“竈門炭治郎”など...「週間」検索キーワードランキング(2020/10/18~2020/10/24)

急上昇ワードに“GOTO商店街”“竈門炭治郎”など...「週間」検索キーワードランキング(2020/10/18~2020/10/24)

2020年10月18日~10月24日週の検索急上昇ワードでは、新型コロナウイルス感染拡大で売上が落ち込んだ商店街を支援する政府の「GoTo商店街」事業に注目が集まったほか、公開直後から一大ブームを巻き起こしている『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主人公「竈門炭治郎」(かまどたんじろう)などのキーワードで検索が急増。「全国の30万人規模のモニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、検索キーワードランキングを作成しました。


メディアサイト分析から読み取るwithコロナ時代の消費者変化~旅行・不動産・求人メディア編~|セミナーレポート

メディアサイト分析から読み取るwithコロナ時代の消費者変化~旅行・不動産・求人メディア編~|セミナーレポート

外出自粛やリモートワークなど、我々の生活を大きく揺るがした新型コロナウイルス。「ウィズコロナ」という言葉も浸透し、新しい生活様式が定着しつつあります。メディアでは感染状況や対策と合わせて経済動向が報じられ、コロナに苦しむ業界の状況やそこへの国策は、関心の高いトピックです。 ヴァリューズでは、これらのトピックを我々に届けるメディアに着目。最新情報を集約するメディアは市場の象徴的存在であり、メディア分析によって業界のトレンドを掴むことができます。9/29のセミナーでは、旅行、不動産、求人業界にスポットを当てたメディア分析を実践。変化が著しい今、必要性が高まるメディア分析を解説しました。本稿では、そのレポートをお届けします。


多様な業界を丸ごと分析!市場環境を把握し自社のポジションを確認できる『Dockpit(ドックピット)』の業界分析機能まとめ

多様な業界を丸ごと分析!市場環境を把握し自社のポジションを確認できる『Dockpit(ドックピット)』の業界分析機能まとめ

ヴァリューズが開発し2020年10月に正式リリースしたダッシュボード型マーケティングツール『Dockpit(ドックピット)』にはキーワード分析、競合分析、業界分析、トレンド分析の4つの機能が備わっています。今回は「業界分析」に着目し、分析の流れから活用方法まで詳しくご紹介します。


自社と競合サイトのユーザー層の違いや急上昇サイトがすぐにわかる!他社サイトのユーザーが見える市場調査ツール eMark+無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング