【TVドラマランキング】Twitterで世界トレンドに!若年層の心をつかんだ「silent」が人気

【TVドラマランキング】Twitterで世界トレンドに!若年層の心をつかんだ「silent」が人気

近年動画配信サービスが普及し、時間や場所にとらわれず様々なジャンルの動画を手軽に視聴できるようになりました。テレビ離れが幅広い年代で囁かれている時代、話題になるテレビドラマとは、どのようなものなのでしょうか。今回は、2022年10月~12月に放送されたドラマについて、認知度や視聴方法、満足度、満足理由などをランキング化。その実態を探りました。


こんにちは、マナミナ編集部です。早速、話題になったドラマの傾向を調査していきましょう。

なお、こちらの調査は全国のモニター会員(15歳以上の男女)へ、2022年10月~12月に放送されたテレビドラマ(以下前期ドラマ)と、2023年1月から放送予定のテレビドラマ(以下今期ドラマ)の、認知度と視聴意向について実施したアンケートの結果をもとに、各ランキングを作成しています。

年代により変化する視聴意向

初めに、前期ドラマの認知度と視聴実態を見てみましょう。

表1_前期ドラマの認知度と視聴実態

表1_前期ドラマの認知度と視聴実態
サンプル数はいずれの質問に対しても12102

タイトルの認知度が高かったのは、長期ドラマシリーズの1位「相棒season21」および2位「科捜研の女2022」でした。

1話以上視聴しているドラマを見てみると、1位は「相棒season21」で、基本的に1話完結型のストーリー構成ということもあり、全話視聴している方は比較的少なかった印象を受けます。

2位は、2013年に全42巻で完結している漫画シリーズが原作の「クロサギ」3位は、フジテレビ系木曜劇場枠で放送された「silent」でした。この2つのドラマは全話視聴ランキングでも上位を占めています。

次に、表1の「タイトルを知っている」と答えたユーザー属性について、どの年代の方がどのドラマを知っていると答えたのか、詳しく見てみましょう。

表2_「タイトルを知っている」と答えたドラマ(全て)

表2_「タイトルを知っている」と答えたドラマ(全て)
サンプル数は15~19歳:638、20代:1374、30代:2297、40代:2979、50代:2636、60歳以上:2178

「相棒season21」と「科捜研の女2022」は、50代以上の方の認知度が高く、過去作品から継続して見ているファンが、一定数いる可能性がありそうです。

注目したいのは、表1で全話視聴する方が多かった「silent」が、10代からの認知が高いということ。

若年層を引き付ける要因は?気になるドラマがあるユーザーは、実際どのように視聴しているのか?
が気になるところです。

続いて、前期ドラマの中で最も満足した作品を調べてみます。

表3_前期ドラマの中で最も満足した作品

表3_前期ドラマの中で最も満足した作品
サンプル数は7115

長期ドラマの「相棒seazon21」は作品に対する満足度がもっとも高く、刑事ドラマの中でも知名度の高い理由が分かります。新規ドラマの中では、「silent」が2位にランクインしており、満足度が高い作品であることが分かりました。

表3の満足度の高いドラマは、実際どのように視聴されているのでしょうか、視聴方法を調査します。

表4_前期ドラマの中で最も満足した作品を、もっとも多い話数視聴した方法1つ

表4_前期ドラマの中で最も満足した作品を、もっとも多い話数視聴した方法1つ
サンプル数は6517

配信サービスを利用して視聴するよりも、テレビ放送でリアルタイムに視聴する方や、テレビ放送を録画して視聴する方が多いことが分かりました。
推し活的に、自分のコミュニティの中で「最新話はこうだったよね」と感想を共有し合うシーンを想定すると、納得の行く結果かもしれません。

若年層の心をつかんだドラマに注目

10代からの認知度や、作品の満足度が高い「silent」について、さらに詳しく調べてみましょう。
まずは、その満足理由について尋ねました。

表5_ silentを最も満足したドラマに選んだ人の、満足理由

表5_ silentを最も満足したドラマに選んだ人の、満足理由

すべてのドラマで回答のあった満足理由を集計したところ、「出演者の演技力」「ハラハラするストーリー」といった理由が多かった一方で、「silent」の場合は「泣けるストーリー」という理由が圧倒的に多く「胸キュンするストーリー」であったことも魅力のよう。他のドラマに比べ、主題歌や挿入歌についての評価も高く、放送中に話題だったことも満足度を高める要因になっています。

では、どのような場所で話題になっていたのでしょうか。
放送後のソーシャルメディアを調べてみると、Twitterでは世界トレンドの上位に「silent」のドラマ名が複数回ランクインしていたことが分かりました。投稿内容を詳しく見てみると、放送中や放送後にストーリーの考察や印象的なシーン・出演者の演技を語り合りたいという、視聴者のニーズが表れていることを考察できます。ソーシャルに人が集まるドラマこそ、現代のヒットドラマの傾向と言えそうです。

Twittrend 世界のトレンド
2022年12月8日(木)23時 https://twittrend.jp/time/1/2022120823/
2022年12月15日(木)23時 https://twittrend.jp/time/1/2022121523/
2022年12月22日(木)23時 https://twittrend.jp/time/1/2022122223/

@silent_fujitv公式アカウント 2022年12月21日午後10:01ツイート スレッド
https://twitter.com/silent_fujitv/status/1605549114132873216?s=20&t=l4Z78TJREz8ZbBszWDJ5eg

関心度の高い今期ドラマとは

最後に、今期ドラマの関心度を調べてみましょう。

表6_今期ドラマの認知度と視聴意向

表6_今期ドラマの認知度と視聴意向
サンプル数はいずれの質問に対しても12102

長期ドラマシリーズということもあり、「相棒seazon21」は、タイトルの認知度・視聴意向・期待値ともに、今期ドラマの中でもっとも高いことが分かりました。フジテレビ系の月曜9時枠に放送される「女神の教室~リーガル青春白書~」も認知度が高く、効果的な事前告知を行った可能性がありそうです。TBS系ドラマの「100万回言えばよかった」とフジテレビ系列の「罠の戦争」は視聴を予定している方が多く、ドラマに対する期待値も高いことが見えてきました。

今期ドラマについても、引き続き調査を行っていく予定です。現時点でのドラマへの関心度が、どのように次回結果に反映されるのか、視聴者としての視点も踏まえ、考察していきたいと思います。

【データ集計定義】
調査対象者:株式会社ヴァリューズのモニター 全国の15歳以上の男女
調査期間:2022/12/22(木)~2022/12/26(月)
調査デバイス:スマートフォン
回収サンプル数:12,102ss
ウェイトバック集計:当調査では性年代別人口とネット利用率に合わせたウエイトバック集計を行っている。掲載している数値はすべてウエイトバック後の結果となっている。

この記事のライター

制作会社でUIUXデザイン・施策立案を経験後ヴァリューズにジョインし、セミナーのサポートやTVドラマランキングの執筆などを担当しています。

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