ソロ活のトレンドは?生活者のイメージや実践度、満足度を調査

ソロ活のトレンドは?生活者のイメージや実践度、満足度を調査

ソロ活という言葉を聞いたことはありますか?文字通り、ひとりで行うさまざまな活動のことを指します。近年はコロナ禍も相まって、キャンプやカラオケ、旅行などさまざまなソロ活が行われています。実際に、世の中ではどのようなソロ活が受け入れられているのでしょうか。ヴァリューズでソロ活についての調査を行った結果、ソロ活のイメージと実際の活動にギャップがあることがわかってきました。


ソロ活と聞いて思い浮かぶものといえば?

今回の記事は、ヴァリューズにて実施したアンケート調査の結果をまとめています。
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実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
回答者数:16549人
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まずは「ソロ活と聞いて思い浮かぶものは?」という質問の結果です。

アンケート調査「ソロ活と聞いて思い浮かぶものは?」(全体想起)
実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
サンプル数:16549

ソロ活のイメージではキャンプが堂々の1位に

ソロ活のイメージに関するランキングでは、キャンプが20%超と圧倒的な1位でした。ソロキャンプ(ソロキャン)という名前もある通り、ひとりで開放的な雰囲気とおいしいキャンプ飯を楽しめるキャンプが、コロナ禍においてブームとなりました。ソロキャンプには、日常生活のさまざまな縛りから離れて、自分らしく過ごしたいというニーズが垣間見えます。

カラオケや旅行も、複数人で楽しむものから変化?

一人カラオケ(ヒトカラ)や一人での旅行も「ソロ活」としてイメージされるものの上位となりました。いまやヒトカラ専用の店舗もあります。

一方の旅行は、一人だと自由気ままに計画でき、トラブルがあっても自分の責任で対処できる気楽さがあります。
いずれも、ソロ活としては大きなメリットと魅力があるものと言えそうです。

ライブや推し活は、ソロ活のイメージ低め

ライブ/コンサート/観劇や、推し活/オタ活は数%と低くなっています。最近はSNSの発展と普及により、普段のコミュニティを飛び出して趣味が合う仲間と出会い、つながることが容易になりました。このことから、複数人で一緒に応援消費を行うイメージが強いのかもしれません。またライブなどは、その場の臨場感や経験をシェアしたいという心理も大きそうです。

ラーメン、遊園地や水族館は皆で楽しむもの

ラーメンや遊園地、水族館/動物園は、ランキング下位となっています。商業施設系は複数人で集まって行くもののイメージが強く、ラーメンはそうして人とお出かけした際の食事の選択肢として捉えられているケースが多いのかもしれません。

性別・年代別「ソロ活」のイメージ

次に年代別・性別での「ソロ活」のイメージを見てみます。先ほどのランキングから、性別・年代別にランキングを分けるとこのようになります。

アンケート調査「ソロ活と聞いて思い浮かぶものは?」(男性・女性別、全体想起)
実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
サンプル数:16549(男性:8307 女性:8242)

50代女性はひとり時間を外で楽しみたい?

キャンプは年代・性別問わず高い割合となっており、特に男性は40代、女性は50代の割合が高くなっていました。50代女性は他に旅行の割合も高く、ひとり時間の過ごし方を外に求めている人が多いと考えられます。一方で女性においては、カラオケと焼肉・BBQはともに、若い世代のほうがソロ活のイメージが強いことがわかりました。

年代に比例して多くなるものは?

ドライブは男女で差があるものの、年代が上がるごとに割合が増加傾向にあります。ドライブは車の所有に初期費用やランニングコストなど、お金がかかります。可処分所得が低い傾向にあり、車は所有するものでなくサブスクリプションやレンタカーでまかなうもの、というイメージが強い現代の若年層にとっては、ドライブは誰かと過ごす特別な機会に行うものであり、ソロ活として取り入れるイメージが薄いのかもしれません。

実際に行ったことのある「ソロ活」は?

次に、実際に行ったことのあるソロ活について見てみましょう。「実際に行ったソロ活」についての質問に対し、35%の人はいずれのソロ活も行ったことがないと回答。ソロ活のイメージと、実際にやったことがある活動の間には差があります。

アンケート調査「実際に行ったソロ活は?」
実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
サンプル数:16549(男性:8307 女性:8242)
※ホカンス……ホテル+バカンスの造語で、豪華なホテルで食事やスパ、アクティビティで優雅な余暇を過ごすことを言います。

下記の表では、「実際に行ったソロ活」について性別・年代別に分けた割合を示しています。

アンケート調査「実際に行ったソロ活は?」(男女・年代別)
実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
サンプル数:16549(男性:8307 女性:8242)

ラーメンは一人で食べるがソロ活ではない?

「ソロ活と聞いてイメージするもの」のランキングの中では下位だった一人ラーメン。「特にない」を除いて、実際に行ったことがあるものの中では1位となりました。一見矛盾しているようですが、「ラーメンはソロ活ではないが一人で行ってもOKと判断されている」ということであり、一人ラーメンは既に特別なものではなく一般になじみがあるものと言えそうです。一人ラーメンは特に、30代〜50代の男性に支持されています。

ラーメンの他、焼肉や牛丼屋などの食に関しても、男性の方がソロ活を行っている傾向が見受けられました。

一人焼肉よりも一人寿司?

おひとりさま専用の店舗がある一人焼肉よりも、一人寿司の方が上位に来ています。寿司は回転寿司/高級店を問わず、おおむねカウンター席が設置されています。ラーメンと同様に、一人寿司の土壌はソロ活という言葉ができる前から既にあったと言えそうです。

ホカンスの普及にはまだまだ時間が

ホカンスについては、数%ほどとなりました。現在のイメージでは、「ひとりでホテルで贅沢な時間を過ごす」よりも、「パーティなどを目的に皆で集まり、映える空間で非日常を楽しむ」という側面が強いと言えそうです。

ソロ活のイメージがあるキャンプ、実際には?

「ソロ活」として最もイメージされたキャンプは、実際に行っている人は5%にも満たない割合でした。

ソロキャンプには用具の準備や場所の調査などが必要であり、時間と費用を要します。誰かと一緒にやるとなると、手配も分担でき、モチベーション面でもお出かけの日に向けて着実に準備を進められそうですが、ソロ活としては、食事をする場所や映画館など身近にある施設の方が始めやすいのかもしれません。

「ソロ活」をやってみての満足度は軒並み高め

実際にソロ活を行った満足度も調査しました。結果は牛丼屋、映画館、キャンプ、サウナ、カラオケ、旅、ホカンスで特に「ソロ活の方が満足」の人の割合が高くなっています。多くの項目で「ソロ活の方が満足」が多数派となっていることから、ソロ活の「自分の思い通りに事が進むこと」のメリットの大きさが伺えます。ホカンスについては実践度は低かったものの、「やってみたら想像以上に良かった」という人が多かったのかもしれません。

アンケート調査「実際に行ったソロ活の満足度」
実査期間:2023年3月23日~2023年3月30日
サンプル数:16549(男性:8307 女性:8242)

フリー回答:ソロ活の魅力は何ですか?

最後に、「ソロ活の魅力は何ですか?」という質問に対するフリー回答をご紹介します。(※コメントは原文ママ)

全年代「ソロ活は自由気ままに活動できるのが良い」

全年代で性別問わず「自分のしたいようにできる」「他人に気兼ねせずに済む」という意見が圧倒的でした。

<回答>
10代女性「自分の好きな時間にできる事。相手に合わせる必要がない事」
30代男性「自分自身を見つめ直す機会だったよ」
40代男性「嫁さんや子供などと一緒だと集中しきれない。自分世界に埋没したいときはソロに限る
50代女性「短い時間であっても、子育てや家事、仕事から解放される時間であることが魅力に感じます」
60代男性「上達が早い

予約の取りやすさも左右している

特に映画やライブに関しては、コメントから人それぞれのこだわりが見えてきました。映画館の席数やライブチケットの事情から、ソロ活になっているケースもあります。

<回答>
40代男性「映画は黙ってみるものなのでソロ活に最適だと思います」
40代女性「ライブに関しては.1名でしか申し込めなかったから」
50代男性「席を取りやすい

ソロ活を通して、複数人で行う魅力を知る

ソロ活を通して、人とのふれあいの大切さや大勢での活動の魅力を再認識できた人もいました。

<回答>
10代女性「気が合う人とはいっても細かな好みはやはり変わってしまうので美術館などでじっくり作品を楽しみたい時は一人でゆっくり見る機会を設けたりもする。もちろん友人や家族と過ごすことで新たな発見があったりもするのでソロ活じゃない方も大事にしています
30代女性「現地の人と仲よくなりやすいこと」
30代男性「人に気を遣わなくていい。出発する時間も帰る時間も、行きたい場所も、自分で自由に決められる。一人だからこそ得られる発見も色々とあるし、逆に一人で行動するからこそ、身の周りの大切な人たちの事を考える場合もある。(例・一人で美味しいお店や楽しい場所を見つけた時に「今度は家族や友人とも来たいな」と思う等)」
60代男性「ソロ活自体は楽しいが、逆に周りの人を思いやる気持ちができた


今回は「ソロ活」について調査してきました。
遊園地や水族館などのように「ソロ活」のイメージが付きにくいものでも、映画のように、「一人で活動することの特別感」を提供できれば、今後「ソロ活」として定着していくかもしれません。

この記事のライター

IT企業にシステムエンジニアとして10年あまり勤務。結婚・出産を経てお声がかかり、あっという間にライター・編集が主たる業務になりました。IT系記事と一般家庭向けの役立つテーマをメインに、今さら聞けない人でもしっかり参考にできる、わかりやすい記事を心がけています。

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