Canvaとは初心者でも魅力的なデザインを作成できるツール
Canva(キャンバ)は、オンラインでデザインの制作・共有・ダウンロードができるデザインツールです。
画像への文字入れはもちろん、写真の背景透過や広告バナーの作成といった、プロレベルのデザイン編集も可能です。
デザインツールとしては「Photoshop」が有名ですが、月額3000円近くかかるのがネックです。しかしながらCanvaは画像や動画編集をドラックアンドドロップの直感的な操作でデザインを制作できる機能が搭載されている基本無料で利用できるため、プロのデザイナーにも利用されているツールです。
テンプレート機能でプロレベルのデザインをすぐに作成できる
CanvaではSNS用の広告バナーや営業資料、サイトデザインの制作など、用途に合わせて「プロが生成したテンプレート」が公開されています。テンプレートを活用すればプロレベルのデザインをすぐに制作できます。
例えば、営業資料のテンプレートとして以下が準備されています。
「ビジネス」カテゴリのプレゼンテーションに使えるテンプレート
上記は「ビジネス」というカテゴリのプレゼンテーションに使えるテンプレートを表示しています。
この中から気になるデザインを選択し、自身のプレゼンしたい商品や提案内容をテキストや画像に反映するだけで洗礼されたデザインを簡単に作成できます。これにより、デザインを考える時間を短縮でき、より内容をブラッシュアップして商談の成功率をあげられるはずです。
マルチデバイスで編集でき、いつ・どこでも活用できる
Canvaはパソコンのクラウド上で利用できるだけでなく、スマホ・タブレットの両方で利用できるアプリが提供されており、マルチデバイス編集に対応しています。アカウントを共有することでパソコンを使えない環境でもデザインの作成・編集・ダウンロードが可能です。
マルチデバイスで編集できることで、外出先で思いついたデザインをスマホで作成し、後日パソコンで仕上げるなど、いつ・どこにいても編集・保存できます。
URL共有が可能で作成したデザインはリアルタイムで共有できる
Canvaでは作成したデザインをURLで共有することができます。「クライアントへのデザイン送付」や「上司にデザインをチェックしてもらう」などがリアルタイムで行えます。
ただデザインを共有するだけでなく、共有された側が編集することもできるため、デザイン業務をより効率的に行えます。
Canva利用時に抑えておきたい主要機能5つ
Canvaを利用する際に最低限抑えておきたい主要機能は、以下の5つになります。
・プレゼンテーション作成
・画像・動画編集
・AIを活用したデザインの作成
・文書作成
・Webサイト制作
・ホワイトボード
これに合わせて、ニッチな機能についても解説します。
■プレゼンテーション作成
白紙の状態から作成できるのはもちろんのこと、Canvaのデザインのプロが作成したテンプレートを活用し、一瞬でプロのデザイン感あふれる資料を作成できます。
プレゼンテーション作成で使える機能は以下の通りです。
・棒グラフ円グラフの作成
・アニメーションの追加
・デザイン配色の一括変更
・PDF、Webサイト・録画等さまざまな形式での出力
利用シーン別のおすすめのテンプレートもまとめたので、参考にしてみてください。
■画像・動画編集
Canvaでは画像や動画にテキストやイラストを挿入したり、エフェクトや動きをつけることができます。InstagramやTwitterなど、各SNSに合わせたサイズに加工することも可能で、幅広い用途に活用できます。
最近では画像生成AIも追加され、欲しいイメージをテキストで入力することで完全オリジナルの画像を作成することも可能です。
画像・動画編集で使える機能は以下の通りです。
画像・動画編集それぞれにテンプレートも用意されているので、編集する際は以下のテンプレートもご活用ください。
■AIを活用したデザインの作成
Canvaでは生成AIを活用してデザインの作成が可能です。
「Magic Media」ツールでは、AIに指示することで、写真や動画などのあらゆる種類の画像がAIによって生成されます。
たとえば、「カフェで仕事」と入力すれば4種類のイメージされた画像が生成されます。
気になる画像がなければ再生成することも可能です。毎回違うイメージを提案してもらえます。AIの利用は、1か月500回です。会員登録をすれば無料で利用ができます。
その他にも以下でAI生成が可能です。
- 画像(イラスト、絵画、写真など)
- 音楽生成(ムード、ジャンル、テーマ、長さ選択可能)
- ナレーション動画作成(マニュアル、プレゼンテーション、絵本、説明動画など)
- 文章作成(ビジネスメール、記事、俳句、詩など)
AI機能を利用すれば画像を短時間で作成できたり、理想のデザインを効率よく作成したりが可能になります。
CanvaAIは、デザインを考えるのが苦手な方や画像を作成する時間がない方、一つの画像で豊富なアレンジをしたい方におすすめです。
■文書作成
イベント運営や店舗経営に携わるビジネスマンに役立つ名刺やフライヤーなどのアイテムも作成できます。それぞれにテンプレートが用意されているため、「デザインに自信がない」「今日中に名刺やチラシを作りたい」という場合でもすぐに作成可能です。
Canvaで作成できる文書は以下の通りです。
■Webサイト制作
Canvaを使用すればWebサイトをコーディング不要かつ、パワーポイントを作成するような簡単操作で制作できます。また、独自ドメインの購入やCanvaのサーバーを利用してインターネット上に公開することも可能です。
CanvaでWebサイトを作成するメリットとしては、イベントページやLPの制作を「画像制作」から「テキスト入力」、「Web上への公開」までを一貫して行える点です。WebサイトはURLを共有すれば複数人でデザインのチェックや編集ができるため、より効率的かつ素早くWebサイトを作成・公開できます。
商品説明やイベントページなどのテンプレートも豊富に取り揃えられているので、テンプレートの画像や文言を変更するだけで数十分でWebサイトを制作できるのも魅力です。
Webサイトのテンプレートは以下からご確認ください。
■ホワイトボード
会議で話し合った意見をまとめたり、テーマを記しておけるのが「ホワイトボード」です。オンライン会議で会議内容を視覚的にみやすくするような活用方法もありますし、アイデアを出し合うブレインストリーミングにも活用できます。
ホワイトボードのテンプレートには、フローチャートやマインドマップが準備されているため、マーケティング担当者の業務に必要なカスタマージャーニーの作成や戦略をより綿密に仕上げるのに向いています。
ホワイトボードで使える機能は以下の通りです。
・グラブや図形の作成
・付箋の貼り付け
・テキスト入力
・画像・動画貼り付け
・指定箇所のダウンロード
・URL共有
ホワイトボードのテンプレートは以下からご確認ください。
■その他の機能
Canvaのその他の機能としては、以下のような機能・活用方法もあります。
・ビジネスマンの就職・退職・転職時に必要な履歴書や職務経歴書の作成
・SNS運用担当者の業務効率化につながるSNS自動投稿
・自分でデザインしたTシャツやマグカップの制作を依頼できるオリジナルノベルティ作成
Canvaは他のデザインツールと違い、初心者でも扱いやすい操作性と業務効率化につながる機能が豊富にあります。しかも、これらの機能を全て無料で使えるため、「プロレベルの機能は求めていないけど、いい感じのデザインが作りたい」と考えている方におすすめのツールになります。
Canvaでできるデザイン制作については、以下のページをご確認ください。
CANVAの使い方
ここからは、Cnavaの以下の基本的な使い方について解説します。
・テンプレートの使用
・テキスト入力
・画像挿入
・背景透過
・素材挿入
・色の変更
・ダウンロード・共有
上記以外の使い方については、Canvaの公式ホームページをご確認ください。
■CANVAの使い方1.テンプレートの使用
テンプレートを使用する前には、先に「Canva」を開き、左上の「注目のデザイン機能」から作成したいデザインを選びましょう。
例として、「ロゴデザイン」を選択してみます。
「ロゴデザインを作成」というボタンリンクをクリックすると、Canvaの編集画面が表示されます。
編集画面上で「テンプレート」と書かれた項目をクリックすれば、デザインのテンプレート一覧が表示されます。
検索窓にデザインのイメージや色を入力すれば、求めているデザインテンプレートを表示させることも可能です。
■CANVAの使い方2.テキスト入力
Canvaでは、テキストの追加・変更・移動を自由に行えます。
まずは左側の編集タブから「テキスト」を選択します。
テキストを選択したらサイズやフォントを選択し、追加します。
テキストを右側のキャンバスに追加できたら、キャンバス上のテキストをクリックし、編集します。
テキストの編集は色やフォントを変えることはもちろん、「エフェクト」等を使えば文字に動きをつけることも可能です。
■CANVAの使い方3.画像挿入
Canvaでは元々ダウンロードされている画像、ご自身でアップロードされた画像の両方をデザインに使用することができます。
Canva内にある画像を使用する際は以下の手順で行いましょう。
・画面左側の編集タブから「素材」をクリック
・使用したい素材をクリック
・右側のキャンバスに反映されたら移動・編集を行う
画像をアップロードする場合は、画面左の編集タブから「アップロード」をクリックし、「ファイルをアップロード」を選択します。
アップロードしたい画像を選択すると自動的にアップロードが開始されます。アップロードされた画像をクリックすれば右側のキャンバスに反映させることができます。
■CANVAの使い方4.背景透過
背景透過の手順は以下の通りです。
- 挿入した素材やアップロードした画像を選択
- 画面真ん中上部の「写真を編集」を選択
- 左上の「背景除去」をクリックすれば数秒後に背景の透過完了
さらに細かく透過させたい場合は、再度「背景除去」をクリック後、透過させたい範囲を手動での変更が可能です。
透過した範囲に動画を挿入すれば、動きのあるデザインの作成も可能になります。
影をつけたり、明るさを調整したりもでき、クオリティの高いデザインを作成できます。
■CANVAの使い方5.素材挿入
Canvaではバナーやチラシ作成のほか、様々なデザインに利用できる素材が7500万点以上取り揃えられています。
素材挿入の使い方は、まず画面左の編集タブから「素材」を選択します。素材の検索窓にデザインイメージを入力すれば、目的にあった素材が表示されます。
使いたい素材をクリックすれば、右側のキャンバスに反映させることができます。
素材を挿入した場合、表示されている画像の様に他のイラストの上に反映されてしまい、デザインが崩れてしまうことがあります。
デザインが崩れる場合は素材にカーソルを合わせて右クリックをし、レイヤーの順番を変更しましょう。
レイヤーの配置箇所を設定すると、素材の配置状況が変わります。今回は最背面を選んでいますが、背面・前面を細かく移動させることも可能です。
■CANVAの使い方6.色の変更
Canvaではテキストや素材の色を自由に変更できます。
素材の色の変更を例に挙げます。キャンバス上にある素材をクリックし、画面上部分の編集タブから「カラー」を選択します。
カラーを選択すると様々な色を選択できるパレットが表示されるので、お好きな色を選びましょう。
色を自由に作成することも可能です。その場合は、パレットの「虹色のアイコン」を選択しましょう。
■CANVAの使い方7.ダウンロード・共有
Canvaでは作成したデザインをダウンロードすることはもちろん、何度もお伝えしている「URL形式での共有」も可能です。
ダウンロードについては、デザインの編集画面右上にある「共有」を開き、画面下部にある「ダウンロード」を選択します。形式ファイルについては、「JPG」「PNG」「PDF」など自由に選べます。
URLで共有する場合は「デザインの閲覧のみ許可する方法」と「デザインを共同編集できる方法」の2つがあります。
閲覧のみのリンクを作成・共有する場合は、「共有」から「閲覧専用リンク」をクリックし、表示されたURLをコピーしましょう。
デザインを共同で編集できるURLを作成する場合は、「コラボレーションリンク」の下の選択項目を「リンクを知っている全員」に変更し、そのすぐ横の選択項目を「編集可」にしましょう。
CANVAアプリもありスマホでデザインの作成が可能
CANVAアプリは、iPhone・Android、iPadなどからでも利用できます。また、パソコンと同期できるため、スマホと連携した作成や編集が可能です。
利用するには、アプリをインストールする必要があります。アプリを活用すれば、パソコンで作成したデザインをスマホで編集が可能です。
移動中などの隙間時間や、パソコンが使えない時などに気軽に利用ができます。
CANVAアプリについて、できることや操作方法、活用方法などについてそれぞれ詳しく解説していきます。
■CANVAアプリでできること
CANVAアプリでできることは以下のとおりです。
・動画や動画サムネイル作成
・文章作成
・名刺作成
・イラスト作成
・スケジュール作成
・Zoom背景作成
その他にも豊富なデザイン作成が可能です。アプリでもパソコンと同様の作成ができます。
■CANVAアプリの活用方法
CANVAアプリは以下のような活用方法があります。
・チームで作成したデザインが共有・閲覧できる
・制作部で提出されたデザインを移動中でもスマホでチェックできる
・CANVAで作成したデザインがスマホとコピー機を連動させて印刷ができる
・CANVAプリントを利用すればプロ品質の印刷もでき、送料無料で発注できる
CANVAアプリでは豊富な種類からデザインが作成できたり、チームと共有できたりと便利に活用ができます。CANVAアプリは無料で利用ができるので、まずは会員登録をして使ってみましょう。
■CANVAアプリの基本操作
CANVAアプリの基本操作について、アプリのインストールからテンプレートの利用までを解説していきます。
また、以下で紹介する画像については、実際にCanvaのアプリを利用して作成しております。デザインの参考にしてみてください。
アプリのインストール
まずはアプリをインストールしましょう。
iPhoneやAndroidなどから公式サイトからダウンロードしましょう。
会員登録方法
次にアプリを開いてから会員登録を行います。登録方法はメールアドレスやGoogleアカウント、Facebookアカウントなどからでも登録可能です。
なお、すでにアカウントをお持ちの場合は、「モバイルでログイン」からログインIDとパスワードを入力しましょう。
復元・アカウント設定の変更
アカウントなどの設定を変更したい場合や、間違って作成したデザインをゴミ箱に入れた場合は、画面下の「メニュー」を選択します。
アカウントの変更は、画面右上の「v」をタップしましょう。ゴミ箱は「ゴミ箱」をタップし、復元したいデザインを選択すれば復元できます。
利用目的を決める
画面に表示する利用目的を選択します。選択に応じておすすめされるテンプレートなどが変わります。
変更はいつでもできるため必要に応じて変更するといいでしょう。
デザイン作成・テンプレート選択
ホーム画面の検索ボックスでは、テンプレートが表示されカテゴリーから選択できます。
CANVAアプリの画面下「+」ボタンからでもテンプレートが表示され、デザインを作成することができます。画像サイズを自分好みにすることも可能です。
デザイン一覧表示
作成したデザインは画面下のメニュー画面にある「デザイン」をタップすると、作成したものが一覧で表示されます。
デザイン編集の操作
作成中、操作を間違えた時は、画面上の矢印で編集の元に戻したり、やり直したりできます。
編集したいテキストや写真を選択することで、移動したり、大きさを変更したりが可能です。
移動は、選択した状態でホールドしたまま動かします。大きさは選択した状態で隅にある「⚪️」をピンチアップすることで希望のサイズの変更が可能です。さらに、自由に回転することもできます。
追加で挿入したい場合は、画面下の「+」から画像やテキスト、写真のアップロードなどができます。画面下から編集や削除、フォントの変更などの編集が可能です。
色の変更
画像やテキストの色が変更できます。作成中の画面下のメニューから「カラー」を選択しましょう。
テキストスタイルを変更したい場合は、画面下の「テキストスタイル」をタップすれば豊富な種類が表示されます。
テキストの編集方法
文字のフォントや文字色、サイズを変更したい場合、画面下に表示されるメニューからそれぞれ選びます。
写真の編集方法
表示されている画像や、写真を現状のまま変えたい場合、画面下の置き換えを選択します。
写真の切り抜き
画像や写真をクリックし、画面下にある「切り抜き」を選択後、切り抜きたい部分を指で操作しましょう。
資料作成や広告バナー作成に使える素材サイト
Canvaの利用を検討されている方は、資料作成や広告バナー作成に使える素材サイトについても理解しておきましょう。
Canvaには無料で使えるアイコンや写真といった素材が提供されているものの、Canvaの有料プランに登録しなければ使えないデザインや、そもそも「使いたいデザインが見つからない」という場合もあるでしょう。
イメージにあったフリー素材を見つけるためには、以下のような商標利用OKの素材サイト(ビジネスでの利用可)を活用しましょう。
■フリー写真
写真素材が豊富なサイトは以下の通りです。
■アイコン素材
アイコン素材が豊富なサイトは以下の通りです。
Canvaでデザインを作成するときに意識するポイント3つ
Canvaでデザインを作成する際「これさえ守れば初心者でも綺麗なデザインを作成できる」3つのポイントは以下の通りです。
・使用する配色は3色までに抑える
・デザインの法則を意識する
・余白を意識する
■使用する配色は3色までに抑える
デザインに使用する色をたった3色に抑えるだけで、かなりプロっぽいデザインに仕上がります。デザイン初心者はついついいろんな色を入れたり、黄色と赤を使って目立たせたりしてしまいますが、色をたくさん使うとかえってみにくくなります。
以下の2つの例をみてください。
上は5色、下は3色を使用していますが、みやすさでいうと下の図の方がみやすいのではないでしょうか?
デザインで重要なのは「伝わりやすさ」で、たくさんの色を使用するとどこを見ればいいのか、どこが強調されているのかがわかりにくくなります。
3色といっても「色の相性がわからない」という方は配色パターンを表示してくれる「hello-color」などを活用してみましょう。
■デザインの法則を意識する
広告バナーや営業資料を作成する場合はデザインの視線の法則である「Zの法則」「Fの法則」を意識しましょう。
人は紙媒体やWeb媒体で読み物を見る時に目線の動きが決まった動きをします。視線の法則の中でも特に日本人向けの法則としてはZとFの法則です。
Zの法則は広告バナーや情報が一枚に集約されている様なチラシなどのデザインに適しています。
Fの法則は必要な情報のみを読者が選択できるWebメディアや流し読みできる縦に長いデザインに適しています。
他にも細かいデザインの法則はありますが、デザイン初心者がCanvaを利用する場合は「営業資料をわかりやすく作れたらいい」と言うように、初心者でもプロっぽいデザインを作りたいと考えている方が多いでしょう。
「Zの法則」「Fの法則」を意識するだけで見やすく伝わりやすいデザインを作成できます。
■余白を意識する
デザインにおける余白の重要性やデザインに反映するコツを解説します。デザインに余白を意識することで、強弱をつけることができ伝えたい箇所に目が留まるよう視線を誘導することができます。
初心者にありがちなデザイン作成としては、文字の装飾や色付けで伝えたいところを強調しがちです。しかし、文字の装飾に頼ってしまうと、デザインが崩れる原因となります。
下の図のように、文字の装飾を行わなくても余白を意識するだけで見せたい箇所を強調できます。
CANVAを使用する際は商標利用に注意する
Canvaに用意されているテンプレートや素材を商標利用する場合は、使い方に注意する必要があります。
Canvaは商用利用可能!Canvaで許可されている商用利用と禁止事項について分かりやすく解説します
Canvaでは料金プランに関係なく、ご自身で作成したデザインについては商標利用可能です。
ただし、Canvaのテンプレートや素材を無加工で「販売・配布・クレジットの取得」等を行った場合は著作権侵害によって法に触れる可能性があります。
詳しくはCanva公式ホームページをご確認ください。
CANVAに関するよくある質問
CANVAの利用に関するよくある質問について3つ紹介します。
・CANVAに危険性はある?
・CANVAの読み方は?
・CANVAの有料会員と無料会員の違いは?
それでは詳しく解説します。
■CANVAに危険性はある?
CANVAの危険性としては、URLでデザインを共有する際、送信先の誤送によるデザインの流出が考えられます。デザインしたURLを送信する際は送信先をよく確認しましょう。
また、Canvaは2019年に一度過去にハッキングを受けた事例があり、当時「約1億3900万人分」の顧客情報が流出しました。しかしながら、ハッキングされたのは顧客情報のみで、クレジットカード等の情報が盗まれることはありませんでした。
このような経験があったからこそCanvaのセキュリティは向上していると考えられますが、ハッキングを受けたとしても影響がないよう、データの管理を定期的に行うなど、ご自身でセキュリティ管理を徹底することも大切です。
■CANVAの読み方は?
canvaの読み方は「キャンバ」です。
canvaは「全ての人がどこからでもデザインで輝けるようにすること」をミッションに、オーストラリアで創業しました。
現在では世界190ヶ国にユーザー層を拡げ、月間1億人以上(2023年9月時点)のアクティブユーザーが利用しています。
■CANVAの有料会員と無料会員の違いは?
CANVAの有料・無料プランについて、それぞれの違いを解説します。
項目 | 有料 | 無料 |
---|---|---|
料金 | 月契約:1,500円 年契約:12,000円 |
0円 |
テンプレート | 80万点 | 25万点 |
クラウドストレージ | 1TB | 5GB |
生成AIの利用 | ⚪︎ | ⚪︎ |
フォルダ数 | 無制限 | 無制限 |
チーム機能 | ⚪︎ | × |
デザインのサイズ変更 | ⚪︎ | × |
背景透過 | ⚪️ | × |
素材 | 1億点以上 | 100万点 |
サイズ変更 | ⚪︎ | × |
デザインの復元 | 履歴から復元可 | × |
SNSに予約投稿 | ⚪︎ | × |
共同作業 | 最大3,000人 | × |
有料会員では、使える内容が豊富にあるためイメージ通りのデザインが作成できたり、作成の時間を短縮できたりします。
まとめ
本記事では、Canvaの特徴から使い方、オススメのテンプレートやデザインのコツについて解説しました。
Canvaは無料で利用できるデザインツールです。デザイン初心者でも使いやすい機能が備わっており、「こだわったデザインでなくても見栄えが良く伝わりやすい資料を作りたい」と考えている方にはおすすめのツールです。
ただし、Canvaを利用して伝わりやすいデザインを作成するためには、本記事で紹介した3つのポイントを意識する必要があります。
・使用する配色は3色までに抑える
・デザインの法則を意識する
・余白を意識する
まずはこれを意識しつつ、Canvaのテンプレートを活用すればプロレベルのデザインを作成できるようになります。
Webライター。BtoB系の案件メイン担当。主に上位表示を目指したSEO記事の作成を担当。これまでに、コーポレーションサイトやオウンドメディア、求人広告など2,000記事以上を執筆。