Z世代の新トレンドはタイコスメ?独自の進化を続けるタイ流コスメの魅力まとめ

Z世代の新トレンドはタイコスメ?独自の進化を続けるタイ流コスメの魅力まとめ

Z世代トレンド「韓国」「中国」に続き、SNSで「タイコスメ」や「タイの美容」がZ世代トレンドとして急上昇しています。今回は、高温多湿なタイで「落ちにくい」「崩れない」など独自の進化をし続けるタイコスメの魅力を紹介します。


【無料ダウンロード】デジタル・トレンド白書2024 – Z世代トレンド・SNS動向編|ホワイトペーパー

https://manamina.valuesccg.com/articles/3770

国内外におけるZ世代の消費トレンド、Instagram、TikTok等SNSの利用実態など、2024年に反響の高かった16本のデジタル動向調査をピックアップし、白書として収録しました。(「Z世代トレンド・SNS動向編」ページ数|140P)

タイが美容の最先端?!隠れた美容大国と呼ばれるタイコスメに視線が集まっており、「スワイメイク」と呼ばれるタイメイクが流行しています。日本で次々とブームを起こしているアジアンコスメ。韓国メイク、中国メイクの次にくるのは今人気急上昇中のタイメイクかもしれません。

そこで本記事では、人気のヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんも注目のタイメイクの1つである「スワイメイク」や注目のタイコスメ、美容大国タイについてまとめました。

タイコスメの魅力

人気のタイドラマの影響もありじわじわと口コミで広がったタイコスメ。高温多湿なタイの気候でも「落ちにくく崩れない」のが魅力です。また、プチプラなのに高品質で高機能という三拍子が揃っているのも魅力の1つです。

日本ではコロナ禍でマスク生活をするようになり、湿度で崩れて落ちてしまうメイクの救世主としてZ世代だけではなく、幅広い層にますます口コミで広がり続けています。

タイコスメがアジアン3代メイクの一つに



アジアン3大メイクとして日本で流行りの韓国の「オルチャンメイク」や中国の「チャイボーグメイク」に続き、3つめのアジアンメイクとしてタイの「スワイメイク」が注目されています。

気軽に手に入るようになったアジア系海外コスメ。共通しているのは美しい黒髪、透き通るような白い肌、アーモンドアイ。それらを活かしたメイク方法はSNSでも話題になり、自分の顔にはどのタイプが似合うかの診断するコンテンツが流行るほどです。

前述した通り、タイメイクは湿気や汗でも肌が崩れず、さらっとした肌が持続するコスメです。それがアジアン3大メイクに食い込む理由の一つであり、タイの気候に近い日本だからこそタイ発のコスメブランドや化粧品の人気が高まっています。

美容大国タイのメイク「スワイメイク」とは?

タイ語で「可愛い「綺麗」を意味する「スワイ」。「スワイメイク」とは、陶器のようなセミマット肌、毛並みを立ち上げた野生的な眉、綺麗め長めのアイライン、セミマットな質感のリップがポイントのタイメイクです。


大人気のヘア&メイクアップアーティストの小田切ヒロさんも推している「ぬけ感はあるけれど隙がない」誰でも確実に盛れるのに崩れないくい「スワイメイク」がZ世代で話題を呼び、浸透しはじめています。

タイメイクの特徴・ポイントは以下の4つです。

・崩れないマットな肌感
・ストレートかつ太めで自然な眉毛
・くっきりとした目元
・ぷっくりとした肉厚なリップ

タイメイクはセクシーとキュートのバランスが絶妙なメイクで、ちょっぴりハーフっぽく見えるのも魅力の一つです。

亜熱帯化する日本にタイコスメは相性がいい

近年亜熱帯化する日本の気候は韓国や中国よりも、圧倒的にタイに近くなってきていまする。最高気温が35度を超える猛暑日が続いており、環境省は2100年の夏には全国の最高気温が40度を超えると予想しています。高温多湿に負けない高機能タイコスメの需要はますます高まっていくことが考えられます。

高温多湿に特化しているタイコスメは、気候変化に伴い、常に新しい商品を探している美容に敏感な人達にとって気になるアイテムです。またベースメイクやメイクアップ系の評価がとても高いのも特徴。落ちにくく崩れにくい、高発色なタイメイクは暑い夏の日本にもピッタリです。タイには男女問わず美容を楽しむ文化が根付いており、コスメモデルに日本でも人気のBL(ボーイズラブ)ドラマの男性俳優が起用されていたりとジェンダーレスなメンズ美容も発展しています。

プチプラなのにデパコスに引けを取らない優秀な商品

タイコスメの火付け役となった「 SRICHAND(シーチャン)」

タイで有名なフェイスパウダーの定番ブランド「 SRICHAND(シーチャン)」日本でタイコスメを浸透させた火付け役で、年間で150万個を売り上げる大ヒット商品です。落ちにくく、蒸し暑いタイで最も崩れないと評価されているトランスルーセントパウダーは、長時間崩れ知らずのセミマット肌仕上げで汗や皮脂にも強いのが特徴です。コンビニで手軽に購入できるため、安価で試しに使える点も人気の理由の一つです。

タイ売り上げNo. 1を誇る「Cathy Doll(キャッシードール)」

可愛いパッケージでタイ売り上げNO.1のティントリップが有名な「Cathy Doll(キャッシードール)」はリップとチークのどちらにも使える「マットティント」が大人気。タイコスメは高機能なのにプチプラ、化粧もちがよく発色も綺麗で、見た目も可愛いブランド。マスクをしていてもメイクが落ちず崩れないのに、プチプラでデパコス並み。パッケージもシンプルでオシャレなので、パケ買いからリピートする人も多いはずです。

タイのオーガニックコスメ先進国!タイの美容事情まとめ

タイはオーガニックの先進国。インド・スリランカ発祥の伝統医療「アーユルヴェーダ」の理念が根付いているタイでは、ハーブや自然の植物を使用したコスメや化粧品が多く、近年健康志向が高まっている日本の様々な年代からの注目が高いのもうなずけます。オーガニックなシャンプーや石鹸、ボデイークリームなど商品も豊富で価格も低価格で手に取りやすいのも魅力の一つです。タイのオーガニックコスメはこれからもますます注目されるでしょう。

オーガニックにこだわるタイのラグジュアリーコスメ「PAÑPURI(パンピューリ)」はボディークリームやアロマオイルなど、自然由来の素材を使った香り高いプロダクトで、タイ国内だけではなく、ヨーロッパでも10カ国以上で展開されており、日本の美容雑誌でも特集が組まれるほど人気のコスメです。


オーガニックにこだわるタイのラグジュアリーコスメ「 PAÑPURI(パンピューリ)」はボディークリームやアロマオイルなど、自然由来の素材を使った香り高いプロダクトで、はタイ国内だけではなく、ヨーロッパでも1010カ国以上で展開されており、日本の美容雑誌でも特集が組まれるほど人気のコスメです。



また、日本でも注目され始めている動物実験を行わない「クルエルティフリー」や、タイのオーガニックハーブを使ったスキンケアブランドも多く、その中の一つである「アバイブーべ」はチャオプラヤ・アバイブーベ病院で研究された、オーガニックハーブを使うタイ王家創立のオーガニックコスメブランドです。


タイ王室に受け継がれてきた伝統医療として、タイハーブの有効性を活かした商品でその効果は折り紙付き。自然で良質な素材のものを選びたい日本人にとっては、美容大国であるタイのコスメがトレンドになりつつあると言えるでしょう。

まとめ

本記事では、タイコスメの基本的な内容からタイメイクの特徴、タイコスメのおすすめブランドやタイの美容事情について解説しました。

高温多湿な現地の気候に合わせて独自の進化をし続けるタイコスメ。プチプラなのに高機能なタイコスメは、Z世代だけではなく幅広い年齢層に、マスクで蒸れても、夏の暑い日に汗をかいても崩れず落ちないコスメアイテムとして話題です。SNSは情報の拡散が早く、美容に敏感な人々のニーズを満たし、タイコスメの市場規模は今後も急速に広がり続けるでしょう。

本記事をきっかけにこれから来るであろうアジアン3大メイクとして注目されている「スワイメイク」を試してみてはいかがでしょうか?

【関連】世界のZ世代、国別の特徴と消費トレンドは?アメリカ・タイ・中国のZ世代を探る

https://manamina.valuesccg.com/articles/2313

世界的に注目を浴びる「Z世代」。しかし一口に「Z世代」といっても、どのようなバックグラウンドを持っているかで価値観は異なるはずです。そこで今回は、アメリカ・タイ・中国の3カ国について、各国のZ世代がどのような時代背景の中で育ち、どのような考え・購買スタイルをもとに行動しているのか、調査しました。

【Z世代をより理解したい方へ】総ページ数140P以上のZ世代ホワイトペーパーの無料ダウンロード

ヴァリューズは、国内最大規模の消費者Web行動ログパネルを保有し、データマーケティング・メディア「マナミナ」にて消費トレンドの自主調査を発信してきました。今回、国内外におけるZ世代の消費トレンド、Instagram、TikTok等SNSの利用実態など、2024年に反響の高かった16本のデジタル動向調査をピックアップし、白書として収録しました。

ホワイトペーパーの詳細・ダウンロードは
データ分析のヴァリューズ、 「デジタル・トレンド白書2024 – Z世代トレンド・SNS動向編」を公開をチェック

この記事のライター

アメリカ在住のフリーライター。無類のタイ好き、昨年子育てが終わりタイ語学留学へ。現在もアメリカとタイを行ったり来たりしながら、タイの文化や食を学んでいます。月刊誌にてグルメや料理レシピ、ファッションの記事を執筆。2010年カリフォルニアに移住し、その後フリーランスに。

関連する投稿


Hakuhodo DY ONE、Z世代の心に響くBeReal広告を創出する新サービス「ハローZ×インフルエンサーBeUp!」提供開始

Hakuhodo DY ONE、Z世代の心に響くBeReal広告を創出する新サービス「ハローZ×インフルエンサーBeUp!」提供開始

株式会社Hakuhodo DY ONEは、ソーシャル写真アプリ「BeReal.」を展開するBeReal SASと連携し、同社の若年層向けマーケティング&クリエイティブ専門組織「ハローZ」の監修によるオリジナルのBeReal広告クリエイティブサービス「ハローZ×インフルエンサーBeUp!」の提供を開始したことを発表しました。


Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」で86.1%!Z世代の中で唯一伸びたSNSは「BeReal.」【サイバーエージェント調査】

Z世代が最も利用しているSNSは「YouTube」で86.1%!Z世代の中で唯一伸びたSNSは「BeReal.」【サイバーエージェント調査】

株式会社サイバーエージェントは、インターネット広告事業の「サイバーエージェント次世代生活研究所」において、「2025年Z世代SNS利用率調査」を実施し、調査結果を公開しました。


AI検索で迷ったZ世代がたどり着くのはSNSではなく“Google検索"と"公式サイト”に【アウトオブザボックス調査】

AI検索で迷ったZ世代がたどり着くのはSNSではなく“Google検索"と"公式サイト”に【アウトオブザボックス調査】

アウトオブザボックス株式会社は、Z世代がAI検索にどこまで信頼を置いているのか、そして満足できない時にどのような行動を取るのかを調べるため、AI検索(ChatGPTなど)を使っている20代の男女を対象に、AI検索に関する調査を実施し、結果を公開しました。


BeRealの魅力は「比較からの解放」。Z世代の50%がリアルな友情の深化を実感、「SNS疲れ」の受け皿に【Z-SOZOKEN調査】

BeRealの魅力は「比較からの解放」。Z世代の50%がリアルな友情の深化を実感、「SNS疲れ」の受け皿に【Z-SOZOKEN調査】

Fiom合同会社は、同社が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」にて、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に「Z世代のBeRealについての意識調査」を実施し、結果を公開しました。


Z世代の約半数が顔出し強制ならSNSを辞める!55%は複数人格を使い分け、匿名空間にアイデンティティ【Z-SOZOKEN調査】

Z世代の約半数が顔出し強制ならSNSを辞める!55%は複数人格を使い分け、匿名空間にアイデンティティ【Z-SOZOKEN調査】

Fiom合同会社は、同社が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」 にて、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に「Z世代のアイコン人格についての実態調査」 を実施し、結果を公開しました。


最新の投稿


【December 2025 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2025年12月)

【December 2025 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2025年12月)

Googleが2025年12月のコアアルゴリズムアップデート(December 2025 core update)をリリースしました。


オンラインギフトを贈った経験がある人が約5割!10代では"体験型ギフト"が人気【LINEリサーチ調査】

オンラインギフトを贈った経験がある人が約5割!10代では"体験型ギフト"が人気【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~69歳の男女を対象に「オンラインギフト(eギフト)」を贈った経験について調査し、結果を公開しました。


電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

電通グループは、世界56市場から収集したデータに基づき、「世界の広告費成長率予測」の最新値を発表しました。


【無料レポート】デジタル・トレンド白書2025 – with AI編|ダウンロードページ

【無料レポート】デジタル・トレンド白書2025 – with AI編|ダウンロードページ

「デジタル・トレンド白書2025 – with AI編」は、急速に拡大し始めた「With AI」社会における消費者の行動変容を、国内最大規模の行動ログデータとアンケート調査に基づき分析したものです。各生成AIのユーザー推移やヘビーユーザーの属性分析、ChatGPT・Gemini等のサービス比較に加え、ビジネス・プライベートシーンでの活用実態、「AI彼女・彼氏」アプリの台頭など、AIトレンドに関する多角的な調査・コラムを収録しています。


人的資本経営 ~ 人材から人財へ

人的資本経営 ~ 人材から人財へ

「人的資源(Human Resource)」という考え方が人事領域で主流となっていた過去。この「ヒト」は資源であり「コスト」でもあるという考え方を覆すべく、利益や価値を生む存在として捉える「人的資本(Human Capital)」という概念が生まれ、今では「人的資本経営」が注目されています。では、その背景には何があるのか、人材から人財へと概念をシフトし、「人的資本経営」を遂行することで何が違ってくるのか。広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長、一般社団法人マーケティング共創協会理事・研究フェローを務めている渡部数俊氏が解説します。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

ページトップへ