Instagram利用者の約5割がInstagramをきっかけに購入・来店した経験がある!商品購入時に参考にする情報は「企業・インフルエンサーの投稿」が上位【ホットリンク調査】

Instagram利用者の約5割がInstagramをきっかけに購入・来店した経験がある!商品購入時に参考にする情報は「企業・インフルエンサーの投稿」が上位【ホットリンク調査】

株式会社ホットリンクは、Instagramの利用動向に関する調査結果を発表しました。


目次

Instagramの利用頻度は「毎日」が約51%で1位。リールタブの利用頻度は「週に1回以上」が約51%

1)Instagramおよびリールタブの利用頻度

Instagramの利用頻度を聞いたところ、「毎日」が50.6%、「週に4〜6回」が12.0%、「週に2〜3回」が14.0%、「週に1回」が13.0%、「月に2〜3回」が4.9%、「月に1回」が2.4%、「直近3ヵ月は利用していない」が1.0%、「直近6ヵ月は利用していない」が0.3%、「直近7ヵ月以上は利用していない」が1.8%となりました。

リールタブ(Instagramの下部メニュー、中央にある動画閲覧専用タブ)の利用頻度を聞いたところ、「毎日」が14.5%、「週に4〜6回」が8.6%、「週に2〜3回」が18.1%、「週に1回」が9.9%、「月に2〜3回」が7.4%、「月に1回」が5.3%、「直近3ヵ月は利用していない」が5.1%、「直近6ヵ月は利用していない」が1.0%、「直近7ヵ月以上は利用していない」が2.4%、「利用したことがない」が27.7%となりました。

「週に1回以上見ている」という回答が半数を超えたことから、リールが多くのユーザーから親しまれているコンテンツ形式であることが伺えます。

Instagramの主な利用目的は「知り合いではないアカウントの投稿を見る」が約65%で1位

2)Instagramの利用目的

Instagramの利用目的を聞いたところ、「芸能人やインフルエンサーなど、知り合いではないアカウントの投稿を見る」が64.8%と最も多く、次いで「家族や友人など知り合いの投稿を見る」が57.7%となりました。僅差で、「趣味や興味のある特定カテゴリーの事柄についての投稿を見る」が50.5%となりました。

このことから、多くのユーザーが有名人やインフルエンサー、知り合いの投稿といった「人」に関するコンテンツを楽しんでいることが分かります。次いで、趣味やお気に入りのお店、ブランドなどの情報収集に使用されており、主に「閲覧をするメディア」として利用されていることが伺えます。

Instagramでよく閲覧する場所は「フィード(タイムライン)」「ストーリーズ」が上位

3)Instagramでよく閲覧する場所

Instagramでよく閲覧する場所について聞いたところ、「フィード(タイムライン)」が75.3%、「ストーリーズ」が55.2%でした。

このことから、アプリのUI上、アプリを開いた際に表示されるフィード(タイムライン)の閲覧が多いことが分かります。また、検索機能も比較的多く閲覧されているため、検索ツールとして使用されていることも伺えます。

Instagramでよく「いいね」するコンテンツは「綺麗だと思った投稿」、よく保存するコンテンツは「How To投稿」、よくシェアするコンテンツは「面白いと思った投稿」が上位

4)Instagramでよく「いいね」、「保存」、「シェア」するコンテンツ

Instagramでよく「いいね」するコンテンツを聞いたところ、「綺麗だと思った投稿(人物・モノ・風景問わず)」が64%、「面白いと思った投稿(ネットミーム、ネタ動画)」が54.4%となりました。

Instagramでよく「保存」するコンテンツを聞いたところ、「How To投稿(レシピ、メイク方法など)」が22.7%で、もっとも多い結果となりました。

Instagramでよく「シェア」するコンテンツを聞いたところ、「面白いと思った投稿(ネットミーム、ネタ動画)」が27.1%となりました。

このことから、役に立つ情報は保存されやすく、SNSでも積極的にシェアされることが分かります。

企業アカウントを「フォローしている」ユーザーは約61%、企業アカウントと「DMをしたことがある」ユーザーは約10%

5)企業アカウント(企業が運営している公式アカウント)のフォローやDMをした経験

企業アカウントをフォローしているか聞いたところ、「はい(フォローしている)」が61.1%となりました。企業アカウントからも情報を取得しているユーザーが、過半数にのぼることが分かりました。

企業アカウントとDMをしたことがあるか聞いたところ、「いいえ(DMをしたことがない)」が90.2%となりました。

DMをしたことがあるユーザーにDMの目的を聞いたところ、「商品や営業時間、在庫に関する問い合わせ」がトップとなりました。また、DMをしたことがないユーザーに理由を聞いたところ、「DMをする理由がない」がトップとなりました。

約80%がInstagramで発見した商品の詳細情報を検索したことがある

6)Instagramで発見した商品の詳細情報の検索

Instagramで発見した商品の詳細情報を検索したことがあるか聞いたところ、「ない」は19.9%となり、約80%がInstagramで知った商品の詳細情報を得るために、Instagram内外で検索行動をしていることが分かりました。

このことから、Instagram上で認知されることで、指名検索数の増加につながることが伺えます。

約55%がInstagramがきっかけで商品を購入した経験がある

7)Instagramの投稿がきっかけとなった商品の購入

Instagramの投稿がきっかけとなった商品の購入経験があるか聞いたところ、55.2%のユーザーが「ある」と答えています。購入経路としては、「後日外部サイトで検索をしてECサイトで購入した」がもっとも多い結果となりました。

このことからInstagramを起点に検索行動を起こし、購買まで繋がっていることが伺えます。

Instagramの投稿をきっかけに購入・利用したことがある商品やサービスは「食品・飲料品」「化粧品」「ファッション用品」が上位

8)Instagramの投稿がきっかけとなった商品の購入

Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、実際に購入・利用したことがあるものを聞いたところ、「食品・飲料品」「化粧品」「ファッション用品」の3つが上位を占めました。

このことから、日常的に購買をする商品との相性が高いことが分かります。

商品購入時に参考にするのは「企業アカウントの投稿」、もっとも参考にするのは「インフルエンサーの投稿」が上位

9)商品購入時に参考にする情報

Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、購入時に参考にする情報を聞いたところ、企業アカウントの投稿」がトップとなりました。しかし、いずれの選択肢も参考にするユーザーは40%を超えています。

また、Instagramの投稿がきっかけで商品を購入したことがあるユーザーに、商品購入時に最も参考にする情報を聞いたところ、「インフルエンサーの投稿」がトップとなりました。

このことから、企業アカウントやインフルエンサーの発信は信頼を集めており、購買に直結していることが分かります。

約35%のユーザーが、Instagramで知った商品を、Instagram内外でシェアしている

10)Instagramで知った商品の情報をシェアした経験

Instagramで知った商品の情報をシェアした経験を聞いたところ、「ない」は64.9%となり、35.1%はInstagramで知った商品の情報をシェアした経験があると分かりました。

シェアの方法としては、Instagram上でのシェアが最も多く、他のSNSや口頭でシェアするユーザーも一定数いることが分かりました。画像投稿が基本であるInstagramは、文字のみで投稿ができるX(Twitter)などと比較して投稿ハードルが高いと言えますが、商品情報のシェアに活用しているユーザーが一定数いることが伺えます。

リール動画をよく見ているアカウントが「ある」ユーザーは約6%

11)リール動画をよく見ているアカウントの有無

リール動画を投稿しているアカウントの中で、よく見ているアカウントがあるかを聞いたところ、「ある」は5.6%となりました。このことから、リール動画においてはアカウントの魅力より投稿内容の魅力が重要であると推測できます。

Instagram以外で利用しているSNSは「LINE」「YouTube」「X(Twitter)」が上位

12)Instagram以外で利用しているSNS

Instagram以外で利用しているSNSを聞いたところ、「LINE」「YouTube」「X(Twitter)」を選んだユーザーは、いずれも75%を超えました。

【調査概要】

調査期間:2024年5月23日~2024年5月27日
調査方法:インターネット調査
調査対象:Instagramを利用したことがある日本在住の男女1,000名

出典元:株式会社ホットリンク

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000002235.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

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