マーケティングマネージャーはほぼ7割が利用!「ChatGPT」がダントツで利用が多く、「Microsoft Copilot」が続く
勤務先でマーケティング業務時に生成AIを利用しているかを聞いたところ、マーケティング業務で生成AIを利用しているのはほぼ7割(68.5%)でした。
総務省が公表した「2024年版情報通信白書」によると、生成AIを利用している個人は9.1%でした。一方で、マーケティングマネージャーの利用はそれよりも大幅に高く、大きな差があることが明らかとなりました。
また、マーケティング業務で利用している生成AIのツールを聞いたところ、最も利用されているのは、テキスト生成の「ChatGPT」(40.7%)でした。ほぼ20ポイントの差でテキスト生成の「Microsoft Copilot」(22.6%)、音声生成の「Google Cloud Text-to-Speech」(20.7%)、テキスト生成の「Gemini(旧Bard)」(19.7%)が続きました。
調査対象の生成AIツールに対する満足度は極めて高く、70%を超えている
マーケティング業務で利用している生成AIツールにはどの程度、満足しているかを聞いたところ、「満足している」(「とても満足している」と「まあ満足している」の合算)は、調査対象全19ツール( 「その他」を除く)の全てで7割超と極めて高い結果でした。
また、「満足している」が最も高いのは、音声生成の「Amazon Polly」とテキスト生成の「Notion AI」(ともに85.1%)ということが分かりました。
生成AIツールの課題の上位は機密情報漏洩への懸念と、機能を使いこなせていないこと
マーケティング業務で利用している生成AIツールに対して、感じている課題を聞いたところ、上述した【生成AIのツール】で最も利用されていた「ChatGPT」は「機能を使いこなせていない」「回答結果の正確性に懸念がある」、「Microsoft Copilot」は、「機密情報の漏洩に懸念がある」がそれぞれ最も高い結果でした。
また、【生成AIツールの満足度】で最も満足度の高かった「Amazon Polly」は「機密情報の漏洩に懸念がある」、「Notion AI」は「機能を使いこなせていない」が課題と感じていることが分かりました。
他にも「BingAI」等のテキスト生成ツールや、「CanvaAI」等の画像生成ツール、「Google Cloud Text-to-Speech」等の音声生成ツール、計19ツールの調査対象の結果をレポートに掲載しております。
調査概要
調査タイトル:生成AI利用実態調査
調査期間:2024年8月29日(木)~30日(金)
調査対象者:マーケティング業務に従事、従業員数100人以上の企業に在籍、課長以上の役職者、1,000人(スクリーニング25,000人から対象者を抽出)
調査方法:インターネット(WEB)調査
エリア:全国
出典元:アイブリッジ株式会社/Freeasy(フリージー)調べ
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