「Keyword Finder」は、株式会社ヴァリューズが提供するインターネット行動ログ分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」のメニューの1つで、検索キーワード調査に特化しています。
ターゲットごとの人気キーワードがわかる「キーワードランキング」
「キーワードランキング」は指定した属性や業界ごとのキーワードの検索ボリュームや、曜日別や時間帯別のトレンド、実際にアクセスしたページなどがわかる機能です。
■PCデータのキーワードランキングを見るには?
1.eMark+のスタートメニューから、Keyword Finderの「キーワードランキング」を選択
2.「PCのデータから新規レポートを作成」ボタンをおす
3.【絞り込み条件】の『検索ユーザー属性』または『カテゴリ/サブカテゴリ』の[選択する]ボタンをおすと、選択のウィンドウが表示される
4.「男性」など見たい属性にチェックを入れて[選択を確定]ボタンをおす
5.「条件保存&集計開始」をクリックする
まずは、男性のキーワードランキングをみてみましょう。『検索ユーザー属性』で男性を選択して集計を開始します。
※【絞り込み条件】は、『検索ユーザー属性』または『カテゴリ/サブカテゴリ』のいずれか、もしくは『検索ユーザー属性』と『カテゴリ/サブカテゴリ』の掛け合わせからも選択できるので、目的にあわせて分析が可能です。
集計が完了すると下図のように最新1ヶ月のキーワードランキングが表示されます。その数は3,000ワードにもおよびます。
※絞り込み条件によって、表示数は異なります。
上位には、YouTube、Amazon、Yahoo!などのワードが並んでいます。
ランキング表では、各キーワードのユーザー数、セッション数の他に、自然検索セッション数やリスティングセッション数などもわかるようになっています。
また、『比較月1』、『比較月2』も1ヶ月前から12ヶ月前まで設定できるので、比較したい月を選択して集計することが可能です。
■検索しているユーザーはどんな人?
「ユーザー属性」を選択すると、検索したユーザーの性別・年代・地域などの属性がわかるようになっています。表示形式もユーザー数と構成比で選択できたり、グラフも円グラフや横棒グラフなど見やすいように簡単にカスタマイズすることが可能です。
■性別や年代を軸に検索キーワードをマッピング
「属性別マップ」をクリックすると、ユーザーの“年齢”を縦軸に、“未既婚”を横軸にとり、「男性」が検索したキーワードをマッピングした結果が表示されます。
※今回は検索ユーザー属性が「男性」で設定されているので横軸を“未既婚”に変更して再検索してますが、デフォルト値は横軸が“性別”になっています。
性別や年代により検索されているワードの違いがわかるようになっているので、ターゲットユーザーに効率の良いキーワードを発見することができます。
また、属性軸は性年代以外にも年収や子供有無などからも選択することができます。
■検索後にどんなページにアクセスしているか?
キーワードにカーソルをあて右クリックして、「ランディングページ一覧」を選択するとランディングページがランキング形式で表示され、どんなページに流入しているかを確認できます。
「ランディングページ一覧」の他にも、「流入ホスト一覧」や「曜日別詳細」、「時間帯別詳細」などもわかります。
Yahoo!の「ランディングページ一覧」を見てみると、上位の顔ぶれはYahoo!のサイトトップ、Yahoo!ニュース、ログインページ、Yahoo!ショッピングなどとなっていました。
ユーザーが何を求めて検索しているか確認しやすく、ニーズに合わせたランディングページを設定することに役立ちます。
■スマートフォンデータのキーワードランキングを見るには?
Keyword Finderはデバイスごとにデータが分かれています。スマートフォンのデータを見る手順を簡単にご紹介しましょう。
1.eMark+のスタートメニューから、Keyword Finderの「キーワードランキング」を選択
2.「スマートフォンのデータから新規レポートを作成」ボタンをおす
以降は、PCデータと同様の手順になります。
この記事でご紹介した「Keyword Finder」のキーワードランキングは有料機能となっていますが
ユーザー数の多いサイトがわかる「サイトランキング」や、指定したサイトのユーザー数がわかる「ユーザー数推移」などは無料で利用することができます。
本記事ではeMark+をご紹介しましたが、eMark+の機能がパワーアップした新ツール「Dockpit(ドックピット)」が2020年10月にリリースされました。Dockpitにも無料版がございますので、ぜひ以下ボタンよりご登録ください。
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