2019年を総まとめ!アクセス数が多いWebサイトランキング

2019年を総まとめ!アクセス数が多いWebサイトランキング

元号が「平成」から「令和」となった印象的な年、2019年も間もなく終了します。そこで今回は2019年1月~10月のサイトランキングTOP30を作成し、どんなサイトがランクインしているかを調査しました。また、前年と比較してユーザー数が伸びているサイトにも注目。今後のWebサイトのトレンドが垣間見えるかもしれません。


年間トップWebサイトはGoogle、2位にAmazon、3位に楽天市場

まずは、2019年Webサイト上位の顔ぶれを見てみましょう。トップは検索エンジンの「Google」でした。

2位は「Amazon.co.jp」、3位は「楽天市場」で2大ECモールのユーザー数が拮抗しています。上位3サイトはPCとスマートフォン合わせて、のべ1億人以上がWebサイトに訪れており、日常利用が定着していると言えるでしょう。

5位はSNSの「Twitter」。「Facebook」は10位となっており、Webサイトの訪問者数はTwitterに軍配が上がりました。

4位「Yahoo!JAPAN」、7位「Yahoo!ニュース」、11位「Yahoo!ショッピング」など “Yahoo!関連”サイトも複数ランクインしており、Yahoo!の根強い人気がうかがえます。

8位は動画配信系サービスでは唯一ランクインした「YouTube」。他の動画サイトの追随を許しません。

9位はインターネット百科事典の「ウィキペディア (Wikipedia)」。Googleで人名などを検索するとウィキペディアが検索結果の上位に出てくることも多く、Googleでの検索ユーザー増加との関連が考えられます。

2019年サイト訪問者数トップ30

2019年サイト訪問者数トップ30

対前年ユーザー増加数でもGoogle強し!東京五輪の公式サイトやビジネスマン向けメディアも急伸

次に、昨年2018年と比較してユーザー数が伸びたWebサイトを調査しました。ユーザー増加数ランキングでも「Google」はトップとなり、検索ニーズはより一層高まっていることがわかります。

カテゴリでいうと、メディアが数多くランクインしていることが特徴的でした。中でも、芸能ニュース・テレビ番組情報・タレントプロフィール情報の「Smartザテレビジョン」や、テレビとの新しい付き合い方ができるメディア「FNN.jpプライムオンライン」など芸能・テレビ番組に関連するメディアが大きくユーザー数を伸ばしています。近年、テレビ離れが叫ばれていますが、まだまだ芸能ニュースやテレビ番組に興味関心があることがうかがえました。

また、東京オリンピック・パラリンピックを2020年に控え、観戦チケットの抽選販売も話題を集めたことから、公式Webサイト「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」も上位にランクインしていました。

新興のメディアプラットフォームとしては「note」が上位にランクイン。文章、写真、イラスト、音楽、映像などのコンテンツを個人が配信できるサイトです。noteに投稿する作品は、無料公開と有料公開を選ぶことができ、クリエイターの新たな登竜門として注目を集めています。

ビジネスマン向けメディアが伸びていることも今年の特徴と言っていいかもしれません。
すべてのビジネスパーソンのためのWebマガジン「TRANS.Biz」は、ビジネスワードやビジネス知識、マナーなどビジネスマンにとって欲しい情報が満載のキュレーションメディア。前年と比べると大幅にユーザー数が増加しましたが、『まずはネットで検索して調べてみよう』というビジネスマンの検索ニーズにマッチしているのかもしれません。

また、法人向けSaaSを無料で比較・検討できる「ボクシルSaaS」もビジネスマン向けメディアの1つで、8位にランクインしていました。

他には、仕事・遊び・家をスマートにするモノやアイディアを伝える動画ウェブメディア「moovoo (ムーブー)」や、キャッシュレスの促進に役立つ情報をおもしろく、わかりやすく伝えるサイト「マネープレス」など、今の時代のトレンドや需要を満たす情報が詰まっているサイトが目立ちました。今後 、「moovoo (ムーブー)」などの動画サイトメディアに関しては、次世代の5G回線の導入により、さらに人気を集めることが予想されます。

2019年サイト訪問者数【前年比増加数ランキング】

2019年サイト訪問者数【前年比増加数ランキング】

分析概要

全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2019年1月~10月のネット行動ログを分析しました。
※Webサイトのユーザー数はPC及びスマートフォンからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニターでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。Webサイトの「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義。

関連記事

4月の急上昇サイトはシャープマスクやLINE全国調査、Uber Eatsなどコロナ影響が反映された結果に

https://manamina.valuesccg.com/articles/861

2020年4月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「<a href="https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/" target="_blank">eMark+(イーマークプラス)</a>」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。

新型コロナ影響で内閣官房サイトの訪問者が370%増加、Zoomやハローワークも上昇率150%超え【3月急上昇サイト調査】

https://manamina.valuesccg.com/articles/833

2020年3月にユーザー数を伸ばしたWebサイトは? SaaS型の市場分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を使うと、どんな人がどんなWebサイトを見ているのか、いろいろな切り口で簡単に調べることができます。今回はeMark+を使って訪問ユーザー数の前月比が急上昇したWebサイトを調査しました。

コロナ禍で起きた消費者行動変化を緊急調査 Webやアプリの行動ログから見えてきた実態とは

https://manamina.valuesccg.com/articles/823

新型コロナウイルスの感染拡大により、外出自粛やテレワークなど、人々のライフスタイルが大きく様変わりする中、消費者の行動や意識にはどのような変化が起きているのでしょうか。「巣ごもり消費」や「ネット行動の活発化」など、Webやアプリの行動ログから、日別の推移、商品ジャンルの閲覧伸び率などを通じて、変化の実態を緊急調査しました。

​​

メールマガジン登録

最新調査やマーケティングに役立つ
トレンド情報をお届けします

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


市場調査

関連する投稿


2022年観光関連サイト推計閲覧者数ランキング ー 都道府県別の公式観光サイトでは、全国旅行支援・県民割等の影響が顕著

2022年観光関連サイト推計閲覧者数ランキング ー 都道府県別の公式観光サイトでは、全国旅行支援・県民割等の影響が顕著

公益社団法人日本観光振興協会(本部:東京都港区、会長:山西 健一郎)と、ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は協同で、2022年の観光関連Webサイトの年間推計閲覧者数を調査しました。


Most Popular Websites & Apps [2022 Ranking]! Instagram Surpasses Twitter, Ranking 3rd! Increase in Senior Users

Most Popular Websites & Apps [2022 Ranking]! Instagram Surpasses Twitter, Ranking 3rd! Increase in Senior Users

The number of accesses to websites and smartphone apps from January to October 2022 were researched and ranked. The ranking is based on a comparison with the previous year and usage trends by age group. 2022 is characterized by the growth of Instagram, with Instagram becoming the leading social media among seniors.


物価高騰で“ポイ活”系アプリに関心?全世界が熱狂した「2022FIFAワールドカップカタール大会」の影響で「ABEMA」も急増(2022年11月)

物価高騰で“ポイ活”系アプリに関心?全世界が熱狂した「2022FIFAワールドカップカタール大会」の影響で「ABEMA」も急増(2022年11月)

毎月更新のスマートフォンアプリインストール数ランキングTop5をまとめました。今月のランキングでは、自動的にポイントの貯まるアプリ「タウンWiFi 」や「Tポイント×シュフー」といった物価高騰に少しでも役立つ“ポイ活系”アプリがランクイン。そして、様々な番狂せと華麗なプレーの連続で大いに盛り上がった「2022FIFAワールドカップカタール大会」。その全64試合を生中継したことでユーザーを増やした「ABEMA」にも大きな注目が寄せられました。


【2022年ヒット記事集】マーケターが注目した記事は?トレンド・消費者インサイト・業界動向まとめ

【2022年ヒット記事集】マーケターが注目した記事は?トレンド・消費者インサイト・業界動向まとめ

withコロナも3年目となり、外出の自由度が少しずつ戻ってきた2022年。 回復の兆しが見えてきた業界、コロナ禍を逆手に取って勢いを増している業界、と様々見られる中で、世間が注目したマーケティング・トレンドの調査記事はどのようなものだったのか、2022年の人気記事を振り返ります。


Webサイト&アプリ市場のユーザー数ランキング2022を発表! アプリ利用者数は、インスタがTwitterを上回り第3位に。60代シニアでも利用者急増

Webサイト&アプリ市場のユーザー数ランキング2022を発表! アプリ利用者数は、インスタがTwitterを上回り第3位に。60代シニアでも利用者急増

2022年1月~10月のWebサイトのアクセス数、スマートフォンのアプリの起動数を調査し、ランキングを作成。前年との比較や、年代別での利用傾向に関しても分析をおこないました。2022年は、Instagramがシニアを代表するSNSとなるなど、Instagramの伸びが特徴的に見られました。


最新の投稿


SEO対策、企業の40%が重要視も実施率は25%未満【メディアリーチ調査】

SEO対策、企業の40%が重要視も実施率は25%未満【メディアリーチ調査】

株式会社メディアリーチは、企業のマーケティング課題を解明するための定期的な調査として、2024年11月に実施した『経営者・役員対象:SEO対策意識調査 2024・2025年』の結果を公開しました。


Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

Z世代の6割以上は「SNS」が認知のきっかけに!特に「衣類・ファッション」はSNSで比較・検討を行う割合が高い【僕と私と調査】

僕と私と株式会社は、全国のZ世代/Y世代/X世代を対象に、商品カテゴリー別のカスタマージャーニーに関する調査を実施し、結果を公開しました。


ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

ポッドキャスト、マーケターの約8割が認知も活用は約1割!活用における課題は「制作ノウハウがない」が最多【オトバンク調査】

株式会社オトバンクは、企業のマーケティング担当者を対象に「ポッドキャストに関する調査」を実施し、結果を公開しました。


スイート&スパイシー「Swicy(スワイシー)」味の商品が続々と登場!アメリカで人気の背景とは | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年11月)

スイート&スパイシー「Swicy(スワイシー)」味の商品が続々と登場!アメリカで人気の背景とは | 海外トレンドに見るビジネスの種(2024年11月)

海外からやってくるトレンドが多い中、現地メディアの記事に日々目を通すのはなかなか難しいもの。そこでマナミナでは、海外メディアの情報をもとに世界のトレンドをピックアップしてご紹介します。今回は、アメリカの食品業界で新たなトレンドワードとして注目されている「Swicy(スワイシー)」とその流行の背景について取り上げます。


DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

DB型サイトでSEO施策を実行して対策ページが上位化するまでにかかった期間は"6か月"が最多【eclore調査】

株式会社ecloreは、同社が運営する「ランクエスト」にて、データベース型サイト運営者を対象に、SEOの実施状況やその効果について調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ