ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた

ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた

日本国内においての検索エンジンと言えば、GoogleとYahoo!。さらに、この2トップで国内の検索エンジンシェアの9割を超えているとも言われています。普段の検索にGoogleをよく使う人とYahoo!をよく使う人、特徴の違いはあるのでしょうか?今回はGoogleとYahoo!の検索ユーザーについて調査を行い、分析しました。


若年層は「Google」、高年層は「Yahoo!」をよく利用している

まずは、性年代を比較してみましょう。性別では、Googleでよく検索する人(以下、Googleユーザー)の方が男性割合が高く、Yahoo!でよく検索する人(以下、Yahoo!ユーザー)は男女ほぼ同じ割合となっていました。

年代別では、Googleユーザーは20代~30代の男性割合が高く、特に20代の男性はYahoo!ユーザーよりも6.1ポイントも高い結果となっていました。これに対してYahoo!ユーザーは50代以上の男性割合が高く、特に60代以上の男性はGoogleユーザーに比べて10.4ポイントも高いことがわかりました。一方で女性も男性と概ね同じ傾向にありましたが、40代女性ではYahoo!ユーザーがGoogleユーザーよりも4.6ポイント高くなっていました。

若年層は「Google」、高年層は「Yahoo!」という構図となっていることが読み取れます。また、Yahoo!ユーザーの20代は男女ともに極端に割合が低いことも特徴的でした。

検索サイト「Google」と「Yahoo!」の利用割合:性年代別

検索サイト「Google」と「Yahoo!」の利用割合:性年代別

会社勤務は「Google」、専業主婦は「Yahoo!」と職業で異なる結果に

次は職業を比較してみましょう。Googleユーザーは『会社勤務』や『フリーランス・SOHO』の割合がYahoo!ユーザーよりも高く、一方、Yahoo!ユーザーは『専業主婦(主夫)』、『無色・定年退職・家事手伝い』の割合が高い結果となりました。

仕事上で情報収集が多い『会社勤務』や『フリーランス・SOHO』は検索結果がシンプルで余計な情報が少ない「Google」を好み、すきま時間を有効活用できる『主婦』や『無職・定年退職・家事手伝い』は「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!ショッピング」などの関連サービスが充実しているポータルサイトの「Yahoo!」を好む傾向にあるのかもしれません。

検索サイト「Google」と「Yahoo!」の利用割合:職業別

検索サイト「Google」と「Yahoo!」の利用割合:職業別

Googleユーザーの方がインターネットの利用頻度が高い傾向

続いて、インターネットの利用時間の違いについて比較してみましょう。アンケートで調査したところ、PCは大きな差はなく全体的に『2時間以上』の利用が多いことがわかりました。

一方でスマートフォンにおいては、Googleユーザーは『1時間以上~2時間未満』と『2時間以上』が多く、逆にYahoo!ユーザーは『見聞きしていない(利用していない)』と『1時間未満』が多く、「Google」と「Yahoo!」では対照的な結果となりました。

1日の平均利用時間で見ても、PC、スマートフォンともにGoogleユーザーの方が長いことから、Googleユーザーの方がインターネットの利用頻度が高いことがうかがえます。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のインターネット利用時間

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のインターネット利用時間

※アンケートによる回答

GoogleユーザーはTwitterやFacebookなどのSNSから情報を得ている

続いて、情報の入手先について比較してみましょう。Googleユーザーは『SNS(LINE、Twitter、Facebook)』から情報を入手している割合がYahoo!ユーザーよりも約20ポイントほど高くなっていることがわかります。

これは、Yahoo!が日本最大級のポータルサイトと謳っていることもあり、検索の他にニュースやスポーツ関連など多数のサービスを展開していることからYahoo!内で情報を入手し完結できることが影響しているのではないでしょうか。

また、Googleユーザーはテレビや新聞などのマスメディアに関しては、ユーザー全体やYahoo!に比べてポイントが低くなっていました。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」の情報入手先

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」の情報入手先

※アンケートによる回答

また、具体的にSNSの利用時間を聴取したところ、Googleユーザーは『LINE』や『Twitter』、『Facebook』、『Instagram』の1日平均利用時間が長いことがわかりました。

逆にYahoo!ユーザーの1日平均のSNS利用時間は少なく、特に『Twitter』、『Facebook』、『Instagram』においては“利用していない”が7割前後いることがわかりました。Yahoo!ユーザーの年代層が高めであることも起因していそうですが、SNSにはそこまで時間を費やしていないようです。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のSNS(アプリ)の利用時間

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のSNS(アプリ)の利用時間

※アンケートによる回答

ただ、Yahoo!ユーザーはYahoo!系アプリの1日平均利用時間が長く、Yahoo!関連サービスのアプリはよく利用していることがわかりました。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のYahoo!系(アプリ)の利用時間

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のYahoo!系(アプリ)の利用時間

※アンケートによる回答

Googleユーザーは『Amazon』との親和性が高い

続いて、普段よく買い物をする場所を比較してみました。Googleユーザーは『Amazon』、Yahoo!ユーザーは『その他のインターネットショッピングサイト』が特徴的に高くなっていました。

Yahoo!ユーザーの中で『Amazon』と回答した割合は65.1%とユーザー全体(73.8%)と比べても低く、一方でGoogleユーザーは83.2%と高い結果になっていることからGoogleユーザーと『Amazon』との結びつきが強い傾向がうかがえました。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」の普段よく買い物をする場所

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」の普段よく買い物をする場所

※アンケートによる回答

Yahoo!ユーザーはYahoo!関連のサービスへの依存度が高い

続いて、特徴的に利用しているサイトランキングを見てみましょう。Googleユーザーは『ウィキペディア(Wikipedia)』、『Twitter』、『YouTube』、『アメーバブログ』、『Amazon』という結果に対して、Yahoo!ユーザーは『Yahoo!ニュース』、『Yahoo!ショッピング』、『Yahoo!JAPAN』、『Yahoo!天気・災害』、『Yahoo!知恵袋』とYahoo!関連のサービスが上位を占めていました。

「Yahoo!」は豊富なサービス提供でユーザー囲い込みを成立させているようです。

また、『ウィキペディア(Wikipedia)』や『アメーバブログ』、『Yahoo!知恵袋』、『YouTube』などは両者から興味関心が高いようです。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のよく利用しているサイトランキング

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」のよく利用しているサイトランキング

【左図】Googleユーザー、【右図】Yahoo!ユーザー
デバイス:PC
集計期間:2020年6月
※特徴的によく訪れているサイトほどスコアが大きくなる
※濃い赤になるほどユーザーボリュームが大きい

検索者は『Amazon』と『楽天市場』で用途を使い分けている

最後に、GoogleユーザーとYahoo!ユーザーが『Amazon』、『楽天市場』でどのような商品カテゴリを閲覧しているかを見てみました。

まずは、『Amazon』から見てみると、「Google」は“本”、“パソコン・周辺機器”、“家電&カメラ”カテゴリがよく閲覧されていました。「Yahoo!」は“ドラッグストア”という結果となっており、共通してよく閲覧されているカテゴリは“ホーム&キッチン”でした。

『Amazon』においてGoogleユーザーは家電量販店や本屋で探すような商品を求めており、Yahoo!ユーザーは医薬品や日用品などの需要があるようです。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」が『Amazon』で閲覧しているカテゴリ

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」が『Amazon』で閲覧しているカテゴリ

【左図】Googleユーザー、【右図】Yahoo!ユーザー
デバイス:PC
集計期間:2020年6月
※縦軸:閲覧者のボリュームの大きさ
※横軸:閲覧率差=セグメントの閲覧率 - 全体の閲覧率 
スコアが大きくなるほど特徴的に興味関心があり、スコアが小さくなると、興味関心がないことを示す。0だと全体のスコアと同じ。

『楽天市場』ではどうでしょうか?

Googleユーザーは“インテリア・寝具・収納”、“スポーツ・アウトドア”、“花・ガーデン・DIY”となっており、Yahoo!ユーザーは“日用品雑貨・文房具・手芸”、“医薬品・コンタクト・介護”となっていました。

『Amazon』で閲覧されているカテゴリと大きく異なっています。この閲覧結果を踏まえると検索者はショッピングサイトにおいても用途を使い分けていることが読み取れました。

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」が『楽天市場』で閲覧しているカテゴリ

「Googleユーザー」と「Yahoo!ユーザー」が『楽天市場』で閲覧しているカテゴリ

【左図】Googleユーザー、【右図】Yahoo!ユーザー
デバイス:PC
集計期間:2020年6月

分析のまとめ

今回は、「Google」検索者と「Yahoo!」検索者の違いについて調査しました。

Googleユーザーは性別は男性比率が高く、年代は若年層比率が高い。職業は『会社勤務』や『フリーランス・SOHO』の割合が多く、TwitterやFacebookなどのSNSから情報を取得している傾向にありSNSアプリの利用時間も長い。『楽天市場』よりも『Amazon』を好んで使っている。

Yahoo!ユーザーは男女比はほぼ同じで、年代は高年層比率が高い。職業は『専業主婦(主夫)』、『無職・定年退職・家事手伝い』の割合が多く、SNSアプリよりもYahoo!アプリに時間をかけている。Yahoo!関連のサービスへの依存度が高い。

検索サイトの利用者特性を見極めることで、よりターゲットに刺さりやすいキーワード選定や、クリエイティブ改善、コンテンツ作りにつなげることができると思われます。

分析概要

ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、全国のモニター会員の協力により、2020年6月のネット行動ログデータを分析しました。
※Google、Yahoo!ともに検索結果一覧のページが50pv以上のユーザーを対象とする
※利用デバイスはPC
※アンケートは全国のヴァリューズモニター(20歳以上男女)を対象として、2020年1月~6月に調査を実施
(2020/10/05追記)※アンケートの調査対象者数は、Google:約5,000ss、Yahoo!:約2,000ss

行動ログ分析×アンケート調査とは

https://www.valuesccg.com/service/dmd/la/

ログデータ×アンケートを用い消費者の実態を知りインサイトを発見

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