ブランド認知における関心喚起の要因は「印象」が7割【POROROCA調査】

ブランド認知における関心喚起の要因は「印象」が7割【POROROCA調査】

POROROCAは、都心で働く20〜50代の男女を対象に、関心を抱くきっかけの影響度を測るブランド意識調査を実施し、結果を公開しました。


約3人に2人が印象などのブランドイメージやデザインからの影響を受けている

対象モニタに「最近、すでに興味のある分野で非認知の商品・サービスに関する情報に触れた際、以下の8項目それぞれについて、関心を喚起する影響度がどの程度あるか」を6段階(影響がない/影響があまりない/どちらでもない/影響が少しある/影響がある/影響が非常にある)で評価してもらいました。

1.他人の感想や評価
2.店舗スタッフとのやりとり
3.商品・サービスのコンセプトや物語
4.商品・サービスの印象
5.商品・サービスのデザイン
6.商品・サービスの内容や品質
7.企業への信頼感
8.企業の社会的な取り組み

その結果、最も高い影響度を示したのは「商品・サービスの内容や品質」65.3%(影響が少しある/影響がある/影響が非常にあるの合算値)。

次いで「商品・サービスの印象」59.3%「商品・サービスのデザイン」57.2%となった。「商品・サービスの内容や品質」にはパッケージやデザインなどの視覚情報が含まれることから、多くの人が商品・サービスの視覚情報によって関心を持つ傾向が明らかになりました。

また、「商品・サービスの印象」「商品・サービスのデザイン」において「どちらでもない」と回答したモニターの中にも、潜在的に視覚情報から影響を受けている可能性も考えられます。

それを含めると影響度としては70%前後に達すると推測され、商品・サービスの認知段階において、約3人に2人が印象などのブランドイメージやデザインからの影響を受けていることが示唆されます。

一方で、企業の社会的な取り組み姿勢や、商品・サービスのコンセプトやストーリーが関心喚起に与える影響は限定的となりました。

これは何かに関心を抱くプロセスにおいて、コンセプトなどを理解する「思考」を伴う情報処理よりも、「感情」や「直感」に依存する情報処理が優勢であることが推測されます。

関心を高める要因としては、視覚的要素だけでなく、他人の口コミや競合との比較、深く考える行為も有効である一方で、ブランドや企業にとっては、初期段階で顧客の関心を掴むためには、商品・サービスのビジュアルやそのインパクトが特に重要であることが、今回の調査結果から明らかになりました。

調査概要

調査期間:2024年12月下旬
調査地域:東京都・京都府・大阪府在住
調査対象:20歳〜59歳の男女
対象職業:公務員・経営者・役員・会社員・自営業・自由業
回答者数 :1,209人方法:インターネット調査

出典元:POROROCA

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000105191.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


【December 2025 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2025年12月)

【December 2025 core update】Googleコアアルゴリズムアップデートをリリース(2025年12月)

Googleが2025年12月のコアアルゴリズムアップデート(December 2025 core update)をリリースしました。


オンラインギフトを贈った経験がある人が約5割!10代では"体験型ギフト"が人気【LINEリサーチ調査】

オンラインギフトを贈った経験がある人が約5割!10代では"体験型ギフト"が人気【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~69歳の男女を対象に「オンラインギフト(eギフト)」を贈った経験について調査し、結果を公開しました。


電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2024~2027)」を発表

電通グループは、世界56市場から収集したデータに基づき、「世界の広告費成長率予測」の最新値を発表しました。


ファン育成施策を行った企業の84.1%が効果を実感!「関係値の可視化」「顧客との継続的なコミュニケーション」がファン育成の重要な要素に【kazeniwa調査】

ファン育成施策を行った企業の84.1%が効果を実感!「関係値の可視化」「顧客との継続的なコミュニケーション」がファン育成の重要な要素に【kazeniwa調査】

株式会社kazeniwaは、ファン施策の実施率およびファン育成施策の効果に関する調査を実施し、結果を公開しました。


若年層の生成AI利用実態「ふと気になったことを調べる」が3割半ばで最多【LINEリサーチ調査】

若年層の生成AI利用実態「ふと気になったことを調べる」が3割半ばで最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、、全国の15~24歳の男女を対象にした「生成AIサービスの利用とその内容」の継続調査として2025年9月期の結果を公開しました。


ページトップへ