サードパーティCookie規制対策において「無料分析ツールや媒体管理画面のみでは不十分」と回答したWeb広告担当者が約8割【イルグルム調査】

サードパーティCookie規制対策において「無料分析ツールや媒体管理画面のみでは不十分」と回答したWeb広告担当者が約8割【イルグルム調査】

株式会社イルグルムは、Webマーケティングの広告運用に携わっている担当者を対象に、ポストCookie時代の広告運用に関する実態調査を実施し、結果を公開しました。


約8割が、GA4などの無料の分析ツールや各媒体の管理画面の使用のみでは、3rd Party Cookie規制対策は「不十分」と実感

「Google Analytics 4などの無料の分析ツールや各媒体の管理画面の使用のみでは、3rd Party Cookie規制対策が不十分だと思いますか。」と質問したところ、「非常にそう思う」が28.1%、「ややそう思う」が51.4%という回答となりました。

無料の分析ツールや各媒体の管理画面の使用のみでは、3rd Party Cookie規制対策は「不十分だと思う」理由、第1位「広告効果測定の精度が下がる可能性があるから」が59.4%

前質問で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した方に、「Google Analytics 4などの無料の広告効果測定ツールや各媒体の管理画面の使用のみでは、3rd Party Cookie規制対策が不十分だと思う理由を教えてください。」と質問したところ、「広告効果測定の精度が下がる可能性があるから」が59.4%、「クロスデバイス/ブラウザでのユーザー行動把握が難しくなるから」が58.9%、「リターゲティング広告の効果が低下する可能性があるから」が53.1%という回答となりました。

Cookie規制下でのマーケティング施策において、今後最も重要だと思うもの、第1位「マーケティング施策の効果を正しく把握する計測環境」

3rd Party Cookie規制への対策を具体的に実施しているかの質問に「実施している」「検討中で、今後実施する予定」と回答した方に、「Q8.3rd Party Cookie規制対策以外にもCookie規制下におけるマーケティング施策において、今後最も重要だと思われるものを教えてください。」と質問したところ、「マーケティング施策の効果を正しく把握する計測環境」が68.1%、「カスタマージャーニーに合わせたKPIの設定」が59.0%、「顧客からのフィードバックの収集と活用」が57.6%という回答となりました。

70.1%が、3rd Party Cookie規制対策について、「今後も実施する」と回答

「2024年7月に、GoogleからChromeの3rd Party Cookie利用を継続することが発表されました。発表を受けて、貴社の3rd Party Cookie規制対策についての対応に変化があれば教えてください。」と質問したところ、「変わらず今後も実施/検討する」が31.5%、「優先順位が少し下がったが、引き続き実施/検討する」が38.6%という回答となりました。

調査概要

調査名称:ポストCookie時代の広告運用に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年10月11日〜同年10月13日
有効回答:Webマーケティングの広告運用に携わっているマーケティング担当者220名
※2 構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

出典元:株式会社イルグルム

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000009812.html

※詳細については出典元の企業にお問い合わせください。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連するキーワード


マーケティング

関連する投稿


約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

約7割が再来店につながらず...単発購入で終わる顧客が増加傾向?小売業のリピーター獲得に立ちはだかる壁とは【iTAN調査】

株式会社iTANは、小売店経営者・店舗責任者・マーケティング担当者を対象に、「小売業界における再来店促進と顧客接点の実態」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

「1円スマホ」の購入経験者は約1割も、機会があれば利用したい人は約5割と利用に前向きな姿勢あり【イード調査】

株式会社イードは、スマートフォンやデジタルライフについてユーザー目線で最新情報をお届けするメディア「LiPro(インターネット)」において、1円スマホに関心のあるユーザーを対象に「1円スマホ」に関する関心・意向についてアンケート調査を実施し、結果を公開しました。


電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

電通デジタル、リテールメディアが生活者にもたらす購買行動とブランド指標への影響についての調査結果を公開

株式会社電通デジタルは、生活者のリテールメディアへの接触が購買行動およびブランド認知に与える影響を明らかにするため、「2025年 リテールメディア調査」を実施し、結果を公開しました。


若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

若年層の消費行動、2025年8月に増えたのは「外食/カフェの飲食やテイクアウト」が最多【LINEリサーチ調査】

LINEリサーチは、全国の15~24歳を対象に「直近1か月で、ふだんより多くお金を使った項目」についての2025年9月期の調査を実施し、結果を公開しました。


AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

AIエージェントを導入している企業は35%!生成AIの導入スピードを上回る【BCG調査】

ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、MITスローン・マネジメント・レビュー誌(MIT SMR)と共同で、AIによるビジネスへの影響に関するレポート「The Emerging Agentic Enterprise: How Leaders Must Navigate a New Age of AI」を発表しました。


ページトップへ