インターネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、2017年のWebサイト年間訪問者数ランキングを作成し、各サイトの前年からの伸び率の変化を集計しました。
分析概要
分析概要
ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2017年1月~10月における流入上位サイト(1000サイト)について、サイト訪問者数を集計。2016年同時期におけるサイトランキングとの比較を行った。
※ランキング表内の「カテゴリ」はヴァリューズが独自に定義。
※サイト訪問者数は該当サイトを訪問したUnique User数。VALUES保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※アプリ起動ユーザー数は、Androidスマートフォンでの起動を集計し、ヴァリューズ保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推測。
※カテゴリはGoogle Playのアプリカテゴリより取得し、メール、Chrome、YouTube、Googleマップ、Gmail、Google+などプリインストールアプリは除外している。
考察サマリ
■PCのWEBサイト、2017年1位は「Amazon.co.jp」。2位「Yahoo! JAPAN」、3位「Google」。
2017年のPCサイト訪問者数ランキングを集計したところ[図1]、ショッピングモールの「Amazon.co.jp」が1位となりました。2位は昨年Amazonをおさえて首位に立っていた「Yahoo! JAPAN」。3位は昨年4位から1つ順位を上げて「Google(日本)」となっています。5位の「YouTube」も昨年6位からのランクアップ。消費者の利用デバイスがPCからモバイルにシフトする流れを受け、昨年と同様、各サイトともPCのユーザー数は、前年割れをしています。
[図1]
■スマートフォンのWebサイトは、「楽天市場」「Google」「Amazon.co.jp」がトップ3。上位は軒並みユーザー数が前年よりも増加。
続いて、2017年のスマートフォンでのサイト訪問者ランキングをみてみました[図2]。1位は「楽天市場」で昨年に続き首位を維持。2位は昨年5位からランクアップした「Google(日本)」。3位にはPCのランキングで1位だった「Amazon.co.jp」が続いています。トップ10のサイトは軒並み昨年よりもユーザー数を伸ばしており、特に「Google」(前年比:119%)と「Twitter」(前年比:116%)が、前年からの伸び率が高くなっています。
[図2]
■スマホアプリでは今年も「LINE」が1位。トップ10では「Instagram」や「Amazon ショッピングアプリ」が前年に比べてユーザー数が大幅増加。
2017年のスマートフォンでのアプリランキングもみてみましょう[図3]。トップ3の「LINE」、「Facebook」、「Twitter」は昨年と同じ顔ぶれとなりました。トップ10内では、「Instagram」(前年比:149%)、「Amazon ショッピングアプリ」(前年比:163%)が昨年よりも大幅にユーザー数を増やしています。他にもフリマアプリ「メルカリ」やポイントアプリの「T-POINT」、「Yahoo!ショッピング」のユーザー数も大きく伸びています。スマートフォンを使って、手軽にお得な買い物を楽しむユーザーが増えているようです。
[図3]
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