通信事業者別スマホユーザー徹底調査レポート|新プランに対するユーザーの動向を分析

通信事業者別スマホユーザー徹底調査レポート|新プランに対するユーザーの動向を分析

2020年12月にNTTドコモが「ahamo」を発表したのを皮切りに、auが「povo」、ソフトバンクが「LINEMO」という新ブランドで料金プランを発表し、2021年3月頃から各サービスがスタートしました。またその後は、楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表、auは更に「povo2.0」の提供を新たに開始するなど、スマートフォン向けの新料金プラン市場が活気を帯びています。そこでVALUESでは、スマートフォンユーザーへのアンケート配信、インターネット行動ログデータを用いたユーザー検討行動の分析を実施し、現在の携帯電話会社の実態と新プランの動向をレポートにまとめました。


どんなレポート?

総務省発表の情報通信白書(令和3年版)によると、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル端末の保有率は9割を超え、中でもスマートフォンの普及は8割以上の世帯で保有しているという今。

この大きな市場を捉えるべく、携帯電話各社は様々な市場獲得の策を講じています。特にスマートフォン向け新料金プランの激戦は、今なお継続中と言えるでしょう。

このレポートでは、現在の携帯電話各社の実態と新プランの動向、それに対するスマートフォンユーザーの動きを徹底調査。ヴァリューズ保有モニタのスマートフォンユーザーにアンケート調査を実施し、加えてインターネット行動ログデータを用いてユーザーの検討行動の分析を行ないました。

・携帯電話会社のチャーンイン/チャーンアウトの実態

2021年10月の調査時点では、以前の自主調査時より3大キャリアの割合が大きく減り、サブブランド・MVNO・楽天モバイルの割合が増加。今後はさらに楽天モバイルとUQmobileの割合が増え、3大キャリア・MVNOの割合は減少方向にあると推測できそうです。

携帯電話会社のチャーンイン/チャーンアウトの実態

携帯電話会社のチャーンイン/チャーンアウトの実態

・新プラン乗り換え割合

3大キャリアユーザーのうち、現在のユーザーが同社新プランに乗り換えた割合は、ドコモの「ahamo」が最も多く10.1%に。

新プラン乗り換え割合

新プラン乗り換え割合

・各社新プランの認知・検討状況

認知率、検討、最候補すべてでトップは「ahamo」。
現在のユーザーベース(上段右図参照)で見てもその割合は高く、半数以上の人が乗り換えを検討しており、ユーザーの囲い込みができている様子が受け取れます。一方、全体ベースでのグラフを見てみると、認知に対する検討、最候補割合が最も高かったのは「Rakuten UN-LIMIT VI」となりました。

各社新プランの認知・検討状況

各社新プランの認知・検討状況

上記はレポートの一部となっています。

詳細なレポートは無料でダウンロードできます。下記フォームからお申し込みください。

目次

調査実施概要
現在の携帯電話会社の実態

 ・携帯電話会社のチャーンイン/チャーンアウトの実態
 ・現在の携帯電話会社の市場規模把握
 ・新プラン乗り換え割合
 ・各携帯電話会社の満足度
 ・各携帯電話会社の満足度~大手キャリアの既存プランと新プラン者の比較~
新プランの実態
 ・各社新プランの認知・検討状況
 ・【前回調査との比較】各社新プランの認知・検討状況はどう変化しているか?
 ・前回調査時に検討していた人は実際に乗り換えたのか?
 ・3大キャリアユーザー×新プラン認知者の乗り換えない理由
 ・新プラン検討者の検討プロセス~乗り換える人の検討きっかけと検討先選定理由~
新プラン乗り換え検討者の深堀り~ログ分析~
 ・新プランの検索状況
 ・実際に乗り換えた人と乗り換えなかった人では行動ログは異なるのか?
調査結果まとめ

※レポートP.18の「新プランの各公式サイト接触月次変化(ユーザー数推移)」に一部修正が入りました。povoについて旧ドメインも集計対象としております。ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。(修正日:2022年2月24日)

ホワイトペーパーダウンロード【無料】|通信事業者別スマホユーザー調査レポート ~ 新プランに対するユーザーの動向

資料のダウンロードURLを、ご入力いただいたメールアドレスに送付させていただきます。
ご登録頂いた方にはVALUESからサービスのお知らせやご案内をさせて頂く場合がございます。

この記事のライター

マナミナは" まなべるみんなのデータマーケティング・マガジン "。
市場の動向や消費者の気持ちをデータを調査して伝えます。

編集部は、メディア出身者やデータ分析プロジェクト経験者、マーケティングコンサルタント、広告代理店出身者まで、様々なバックグラウンドのメンバーが集まりました。イメージは「仲の良いパートナー会社の人」。難しいことも簡単に、「みんながまなべる」メディアをめざして、日々情報を発信しています。

関連する投稿


キャンプブームはコロナ禍を経て落ち着いたのか? 検索行動データやアンケート調査から市場を考察

キャンプブームはコロナ禍を経て落ち着いたのか? 検索行動データやアンケート調査から市場を考察

新型コロナウイルスの拡大の時期に、キャンプが注目を集め、一大トレンドになりました。日常を取り戻した現在、キャンプブームは下火になっているようにみえます。一方で、キャンプブームが収まったのではなく、人々の生活にキャンプが文化として根付いたという意見もあります。今回は、キャンプブームをデータで分析し、その変遷と現状について考察します。


【TVドラマランキング】医療系ドラマ「ブラックペアン シーズン2」や親子の愛がテーマの「海のはじまり」の視聴実態など

【TVドラマランキング】医療系ドラマ「ブラックペアン シーズン2」や親子の愛がテーマの「海のはじまり」の視聴実態など

近年動画配信サービスが普及し、時間や場所にとらわれず様々なジャンルの動画を手軽に視聴できるようになりました。テレビ離れが幅広い年代で囁かれている時代、話題になるテレビドラマとは、どのようなものなのでしょうか。今回は、2024年7月~9月に放送されたドラマについて、認知度や視聴方法、満足度、満足理由などをランキング化。その実態を探りました。


「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

「ダイエット」検索者は過去2年で減少傾向に? 新型コロナ収束やニーズの多様化が背景か

誰もが一度は考えたことがあるはずのダイエット。特にコロナ禍で外出が制限されていた時期は興味をもつ人が多い状況でした。しかし、最近になって状況は少し変わってきているようです。この記事では、現在もダイエットに関心を持つ人々について分析し、彼らが何に興味を持っているのかを見ていきます。


【調査リリース】Z世代メンズの美容意識を調査 ミレニアル世代より10%以上高く70%以上が美容に関心

【調査リリース】Z世代メンズの美容意識を調査 ミレニアル世代より10%以上高く70%以上が美容に関心

SNS上のバズやトレンドへの感度が高く、流行を生み出す世代として注目のZ世代。企業のライフタイムバリュー(顧客生涯価値)を高めるためには、顧客ライフサイクルが長いと思われる若い世代の獲得は避けて通れません。そこで今回は、「メンズメイク」「メンズコスメ」への関心が高まっているという背景から、Z世代男性の美容に関する意識や購買行動を、ミレニアル世代と比較しながら調査。美容潜在層を顕在層にするために、どのような環境やきっかけが必要なのか、現役Z世代アナリストが分析しました。


【調査リリース】2024年夏の旅行トレンド全国調査~海外旅行は早めの予約が人気、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ

【調査リリース】2024年夏の旅行トレンド全国調査~海外旅行は早めの予約が人気、20代女性の旅行意欲の高まりが目立つ

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティングサービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸、以下「ヴァリューズ」)は、国内の20歳以上の男女45,818人を対象に、今夏の旅行予定に関する消費者アンケート調査を実施しました。またヴァリューズが保有する約250万人の独自消費者パネルを活用したインターネット行動ログ分析ツール「Dockpit(ドックピット)」を使用して、消費者の観光ニーズを分析しました。


最新の投稿


タイのコーヒーの特徴とは?タイのコーヒー市場の現状やショップを紹介

タイのコーヒーの特徴とは?タイのコーヒー市場の現状やショップを紹介

近年タイではコーヒーブームが起こっています。バンコクには次々と新しいカフェができており、SNS映えする店内だけではなくコーヒーの味にもこだわりを持つカフェが増えています。実際に、起業してカフェオーナー兼バリスタになるのはタイでは一つのトレンドです。 近年、タイのコーヒー市場は右肩上がりに伸びており、タイのコーヒー市場は日本円で1440億円を超えると言われています。 そこで本記事では、タイのコーヒー市場の現状を読み解くとともに、タイでなぜコーヒーの人気が高まっているのかを、タイのコーヒーブームの歴史と共に解説します。


2025年上半期Z世代トレンド予想!Trepo、「ファッション」「グルメ」「コト・モノ」の3部門のランキングを発表

2025年上半期Z世代トレンド予想!Trepo、「ファッション」「グルメ」「コト・モノ」の3部門のランキングを発表

株式会社Creative Groupは、同社が運営するメディア『トレンドメディアTrepo(トレポ)』にて、10代~20代の女性を対象に、2025年上半期のZ世代トレンド予想調査を実施し、結果を公開しました。


ADK MS、「ゲーム総合調査レポート2024」を発表!最新のゲーム市況の把握から、ゲームプレイヤーの行動・心理の分析まで網羅

ADK MS、「ゲーム総合調査レポート2024」を発表!最新のゲーム市況の把握から、ゲームプレイヤーの行動・心理の分析まで網羅

株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、ゲームプレイヤーの心理・行動を分析し、分かりやすく彼らの実態を可視化した「ゲーム総合調査レポート2024」を作成し、公開しました。


スリープテック ~ 睡眠の質とテクノロジー

スリープテック ~ 睡眠の質とテクノロジー

疲労回復、毎日のコンディション管理に必要不可欠な「睡眠」。その睡眠、あなたは足りていますか?最近ではニュースでも多く取り上げられた通り、日本は世界規模での「不眠大国」。実に日本人の平均睡眠時間は経済協力開発機構(OECD)の加盟国33ヵ国の中で最下位とも言われています。そして睡眠はただ眠るだけではなく、経済とも大いに関わりがあるのです。本稿では広告・マーケティング業界に40年近く従事し、現在は株式会社創造開発研究所所長、一般社団法人マーケティング共創協会理事・研究フェローを務めている渡部数俊氏が、良質な睡眠の鍵を解説します。


BtoBマーケティングの成功は"ファクトファインディング"が重要!本質的・潜在的な課題・ニーズを引き出すことが成功のカギ【PRIZMA調査】

BtoBマーケティングの成功は"ファクトファインディング"が重要!本質的・潜在的な課題・ニーズを引き出すことが成功のカギ【PRIZMA調査】

株式会社PRIZMAは、全国のマーケティングコンサルタントを対象に、「BtoBマーケターが始めた方が良いこと」に関する調査を実施し、結果を公開しました。


競合も、業界も、トレンドもわかる、マーケターのためのリサーチエンジン Dockpit 無料登録はこちら

アクセスランキング


>>総合人気ランキング

ページトップへ