編集部が2020年トレンドを予測しました
2020年に流行するものは一体何か? 世の中のトピックを、データを切り口にしたコンテンツで発信しているマナミナとしては、2020年のトレンド予測をやらない手はありません。
編集部で議論を重ねた末、2020年のトレンドとして7つのトピックを挙げました。そして、今後それぞれのトピックについて個別に1記事ずつ取り上げ、詳しく紹介していこうと思っています。
本記事はそれら7つのインデックス記事として位置づけました。個別テーマの記事が公開されるごとに随時更新していきますので、一覧をまとめて見たいときにご確認ください。
それでは早速7つのトピックを紹介していきます。編集部が選んだ7つのトレンドとは……!?
2020年は何と言っても東京オリンピック
「2020年は何の年か」という問いへの答えは、もう既に決まっているのではないでしょうか。ずばり東京オリンピックの年です。
前回の1964年に開催された東京オリンピックから約60年。ちょうどその年には東海道新幹線が開業し、日本経済はますます上向きになっていきました。その後1991年にバブル崩壊があり、「失われた20年」があり、2019年に新しい時代、令和が始まりました。
そして2020年、東京オリンピックが開催されます。これからの令和時代を象徴するような出来事となるのではないでしょうか。
東京オリンピックが間違いなく2020年の最大のトピックになると考えた編集部は、さらに3つの切り口でこの象徴的なイベントを詳解していきます。
■オリンピック影響による地域活性の兆し
1つ目は「東京オリンピックと地域活性」というテーマ。
「東京」オリンピックという名前がついているものの、実は競技は日本各地で開催されます。例えば静岡県は自転車競技3種目の会場に選ばれています。また、聖火リレーは来年3月26日にスタートし、日本全国を回ることになっています。これらのことから、東京オリンピックの影響は地方にも広がっていくのではないでしょうか。
「東京オリンピックと地域活性」は、本記事とともに公開しました。ぜひ読んでみてください。
2020年オリンピックイヤー到来!東京五輪公式サイト動向と「ホストタウン」制度で盛り上がる地方都市に注目
https://manamina.valuesccg.com/articles/6842020年、東京オリンピック・パラリンピックの開催が近づいてきました。2019年は観戦チケットの抽選、そして直近ではマラソン・競歩の開催都市変更が大きな話題となりましたが、この一年の東京オリンピック・パラリンピックへの消費者の関心をデータで振り返り、五輪開催地の東京だけではなく地方活性の兆しについても考察します。
■オリンピック特需で伸びるサービス予測
2つ目は「東京オリンピックの影響で伸びるサービス」という切り口です。
2019年に大きな話題となったラグビーワールドカップ。この特需を受けたサービスがあったのをご存知でしょうか。Business Insider Japanの記事によれば、パブやシェア駐車場、宿泊といったサービスが大きく伸びたそうです。
パブ、シェア駐車場、宿泊。ラグビーW杯で表れた「熱すぎる」経済効果
https://www.businessinsider.jp/post-201454ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会も残すところ、決勝と3位決定戦のみ。9月20日から日本各地で計48試合(決勝、3位決定戦の2試合含む)が行わ...
東京オリンピックではどのようなサービスが伸びる可能性を秘めているのでしょうか。マナミナを運営する株式会社ヴァリューズのサイト分析ツール「eMark+(イーマークプラス)」を用いて、オリンピック特需を受けそうなサービスを予測します。ぜひお読みください。
VR体験、パブ、モバイルバッテリーレンタル…東京オリンピック・パラリンピック影響で伸びるサービスを予測!
https://manamina.valuesccg.com/articles/692早いもので2020年東京オリンピック・パラリンピック開催まで残り8ヶ月を切りました。東京オリンピック・パラリンピックを目前に控え、今後は周辺での動きが活発化していくと思われます。そこで、今回はeMark+を使ってオリンピックの競技以外に着目し、東京オリンピック・パラリンピックの影響を受けて流行りそうなモノやサービスについて予測していきます。
■ポストオリンピックの経済を予測
オリンピック後の日本は一体どうなるのか。経済界の誰もが気になるこのトピックを予測してみる、というテーマの記事を制作予定です。
方法としては2012年のロンドンオリンピック後の経済を参照にしつつまとめていくつもりです。UKは日本と同じように島国で、かつロンドンの人口は約890万人。東京の人口は約920万人と、ほとんど同じ規模です。
ロンドンはオリンピックを通じて都市の再開発が進み、物価も上昇したと言います。今後東京がどんな都市になっていくのか考えてみたいと思います。
オリンピック後の日本経済をアテネ・ロンドン五輪から考察しました【2020年トレンド予測】
https://manamina.valuesccg.com/articles/7362020年に話題になりそうなトピックを調査・紹介する連載企画「2020年トレンド予測」。今回のテーマは「ポストオリンピックの経済をロンドン五輪から予測」です。大会後の日本経済について、サイト分析ツール「eMark+」や過去の開催国の経済を参考に予測します。
嵐が活動休止を発表
さて、ここからは東京オリンピック関連以外のテーマで、2020年に流行しそうなものを予測しました。
まずは「嵐」の活動休止です。嵐と言えば日本を代表するアイドルグループ。2019年始めの活動休止発表は大きな話題となりました。
この記事では、直近1年間の嵐にまつわる検索キーワードや嵐公式サイトのユーザー数の変化をeMark+を用いて調べ、国民的アイドルと言われる嵐の人気の理由を探ります。
19年12月にはネットフリックスで嵐の活動休止までの1年間を辿るドキュメンタリー「ARASHIʼs Diary -Voyage-」が公開されることも発表されました。2020年に話題になること必至の本テーマ、ぜひチェックしてみてください。
嵐の活動休止発表と変わらない人気。国民的アイドルの快進撃はいつまで続く?!
https://manamina.valuesccg.com/articles/6542019年1月、国民的アイドルグループ・嵐が、2020年12月31日をもって嵐としての活動を休止すると発表しました。突然の記者会見から、20周年記念アルバムリリース、初の展覧会開催、ベストアルバムリリース、5大ドーム全50公演・総動員数237万5000人のコンサートツアー、公式YouTubeチャンネル・SNSアカウントの開設、天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典に出演など、嵐を観ない日はないのではという活躍ぶり。2019年を締めくくるNHK紅白歌合戦ではメンバーの櫻井翔さんが司会を務めることが決まっており、まさに嵐で始まり嵐で終わる1年となりそうです。今回はそんな嵐にまつわるデータをまとめます。
原宿再開発で都市型イケアが誕生
原宿駅前の再開発に伴って、20年4月に複合施設「ウィズ ハラジュク」がオープンします。その施設内に、国内で始めてイケアが都市型の店舗を開業するそうです。
イケアは既に世界各国で都市型店舗を展開しています。そのうちのひとつであるニューヨークの店舗「イケア・プランニング・スタジオ」は、従来のイケアの倉庫型店舗の約20分の1の大きさ。家具を販売するのではなく、「部屋のデザインをプランニングする」というコンセプトです。
こうした店舗の例では、東京の二子玉川にある「蔦屋家電」が思い出されます。蔦屋家電ではテクノロジーを活用した先端的な家電を展示し、「ライフスタイルを買う家電店」をコンセプトとしています。
国内や海外の店舗事例を参照にしながら、都市型イケアの流行を予測しました。
都市型イケアが原宿にオープン、その狙いとは?【2020年トレンド予測】
https://manamina.valuesccg.com/articles/711今年話題になりそうなトピックを調査・紹介する連載企画「2020年トレンド予測」。今回のテーマは「今春原宿にオープンする都市型イケア」です。今春オープンのIKEA原宿は日本初の都市型店舗。従来店舗との違いを考察し、トレンドを探ります。
2020年のキャッシュレス決済予測
2019年10月に踏み切られた消費増税。それに伴い、キャッシュレス決済による還元政策が始まったことにより、PayPayに代表されるQR決済が今年大流行しました。
消費増税に向けユーザー囲い込みにしのぎを削るキャッシュレス決済業界を調査~QRコード決済利用者は4人に1人にまで拡大
https://manamina.valuesccg.com/articles/5492018年12月のPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」を端緒に、一気に盛りあがるキャッシュレス決済。10月の消費増税時の還元キャンペーンという商機を勝ち抜くため、交通/流通系、決済サービス、金融各社がユーザー獲得そして囲い込みにしのぎを削っています。アーリーアダプターからアーリーマジョリティへの市場拡大は思惑通りに進むのでしょうか。
「キャッシュレス元年」とも言われる2019年が終わり、2020年にもこの流れは間違いなく続いていくのではないかと編集部は考えました。そこで、データマーケティングを大きなテーマに掲げるマナミナは、2020年のキャッシュレス決済動向を予測します。
決済の仕方が変わっていくことで、経済の流れも間違いなく変わっていくでしょう。データ活用の文脈においても変化は起こるはずです。
日常消費に浸透するキャッシュレス決済の一層の普及推進へ向けたヒントを探ってみます。
増税を機に定着するキャッシュレス決済 実態そして普及推進のキー (1)データで振り返る増税とキャッシュレス
https://manamina.valuesccg.com/articles/7922019年10月に消費税が10%に上がり、2020年6月末までの消費対策としてキャッシュレス・ポイント還元事業が始まりました。マナミナでは2018年12月のPayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」からスマホ決済アプリの利用動向に注目してきましたが、増税後そして今後の利用状況やいかに。eMark+の決済アプリ利用ログから、日常消費に浸透するキャッシュレス決済の動向、そして一層の普及推進へ向けたヒントを探ってみます。
春に高輪ゲートウェイが開業
2020年に話題になるトピックの1つとして、春頃に開業予定の山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」があるのではないかと考えています。
2019年11月、高輪ゲートウェイ駅の工事のため山手線が運休しました。この際にSNSなどで高輪ゲートウェイの話題が盛り上がっていたのは記憶に新しいところです。
既にその独特な駅名でも注目を集めている高輪ゲートウェイ。今後は周辺の都市開発も進み、浜松町と田町の間、高輪地区の顔立ちも変わっていくのではないでしょうか。
JR山手線の新駅がいよいよ開業。再開発で日本の「ゲートウェイ」となるか【2020年トレンド予測】
https://manamina.valuesccg.com/articles/786マナミナ編集部が2020年のトレンドをデータで予測する企画。今回は、3月14日にいよいよ開業するJR山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」を取り上げます。公開された新駅では無人コンビニやロボット清掃などのテクノロジーも活用。世界への玄関口を目指す「高輪ゲートウェイ」の姿に迫りました。
まとめ
最後に本記事で紹介した、マナミナの2020トレンド予測7トピックをまとめます。
1.東京オリンピックと地域活性
2.東京オリンピックで伸びるサービス
3.ポストオリンピック後の経済予測
4.嵐活動休止、次のジャニーズ予測
5.原宿駅前の都市型イケア
6.2020年キャッシュレス決済予測
7.春開業の高輪ゲートウェイ
東京オリンピックもある2020年、節目の年になるのではないでしょうか。
マナミナ編集部でデスクを担当しています。新卒でメディア系企業に入社後、フリーランスの編集者・ライターとして独立。マナミナでは主にデータを活用した取り組み事例の取材記事を執筆しています。