まずは目次でstepを確認しましょう。そして要点を掴み、記事に目を通せば効率よく学べます。
Step1:DX組織づくりの基礎
新型コロナを機にこれからはDX推進だ!と、社長はじめ全社的な機運が高くなってきています。しかし、組織づくり、データ整備統合など考えることは山積みで、実際のところデータドリブンとか言われても何から手をつけたらいいのかわからない…。そんな方に向けたステップ1。
ここではDXを実際にすすめるための基礎知識やノウハウをインプットできる記事をまとめています。
■1-1 まずはここ!DX組織づくりとは?基礎編
デジタルトランスフォーメーションの定義や意味、なぜ日本はDX後進国と呼ばれているのか、またその課題について学べる記事です。DXの効果や単なるIT化にとどまらず、革新的な変化を起こす点を理解することがポイントです。
<記事内ポイントをピックアップ>
- ここ数十年、デジタル技術が目覚ましく進歩。それにともない企業は既存のビジネスから脱却して、デジタル技術を使って新たな価値を生み出していくことが求められている。
- 世界的に注目を集めているDXですが、実は日本はDX後進国とも言われている。日本企業のIT戦略は短期的視点・近視眼的に立案されることが多く、全社最適の観点から実施されることが少ないなどの例が挙げられる。つまりIT技術を単なる業務効率向上にしか活かせておらず、新たな価値創造につなげられていない。
- 日本と海外のDX成功事例の紹介:コマツのDX事例、DXにAWS(アマゾンウェブサービス)を活用
- デジタルフォーメーションの本質は、デジタル技術で業務効率を上げることだけにとどまらない。既存の枠を超えて、新たな事業を創出することが一番のポイント。
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デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?事例と日本の課題を解説
https://manamina.valuesccg.com/articles/730デジタル技術の進化にともない、ビジネス環境にも変化がみられます。ここ数年注目を集めている概念「デジタルトランスフォーメーション(DX)」もそのひとつです。 デジタルトランスフォーメーションの定義や意味、日本の現状を解説します。具体的な企業事例も紹介しながら、DXの効果や単なるIT化にとどまらず、革新的な変化を起こす点を理解しましょう。
■1-2 より理解を深めよう!国内DX事例から学ぶ
デジタル技術でビジネスに変革をもたらすDX。概念はわかるものの、日本ではどのようなDX事例があるのでしょうか?身近な企業の取り組み事例をまとめ、デジタルトランスフォーメーションをより理解していきましょう。
<記事内ポイントをピックアップ>
- DXの事例集
例1 資生堂:自分の肌に合わせた化粧品を提案してくれるアプリを開発
例2 SOMPOホールディングス:保険にまつわる様々なDXに挑戦
例3 グンゼ:ユーザーデータを収集し、新たな事業に活用
例4 大塚製薬:IoTで服用者の悩みを解決
例5 Uber:アプリを通じて社会的課題を解決 - ポイントも掲載:資生堂のDXポイント
①これまで美容部員がやっていたスキンケアのアドバイスをIT技術で再現
②ユーザーは自分に合ったケアがわかり、企業にとってもユーザーとの継続的な接点を持てる
③オプチューンを通じて、直接ユーザーのデータを得られる - デジタルトランスフォーメーションの肝は、技術を活用して新規ビジネスを開拓していく点にある。これまで蓄積してきたノウハウとIT技術を掛け合わせて、顧客に新たな価値を提供していくことが求められる。
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【DX事例集】これでデジタルトランスフォーメーションを理解しよう!
https://manamina.valuesccg.com/articles/762デジタル技術でビジネスに変革をもたらすDX(デジタルトランスフォーメーション)。概念はわかるものの海外の華々しい事例のほかに、日本ではどのようなDX事例があるでしょうか?身近な企業の取り組み事例を元に、デジタルトランスフォーメーションを理解していきましょう。
■1-3 ここは押さえておきたい!DXの課題と解決策
DXをいざ企業戦略として取り入れようとするが、DXを実現するのは簡単ではありません。DXに取り組む上で想定される課題を洗い出し、解決のための糸口をおさえましょう。
<記事内ポイントをピックアップ>
- 日本のDXの取り組みは先進国に比べて後れをとっている状況。日本企業のIT投資の8割が現行システムの維持管理に向けられている。一方、IT先進国であるアメリカでは、企業価値を上げるためのIT投資に重きが置かれ、戦略的な投資の部分で差が。
- DX推進の4つの課題:DXの適切な目標設定が難しい、DXを現場で推し進める人材の不足、DXの費用対効果、既存システムとの調整コスト
- DXの課題を解決するためのプロセス:まず最も欠かせない要素は、経営陣のDXへの本気度。まずトップ自らが、自社が抱えるリスクを洗い出し、DXのビジョンを掲げる必要がある。そしてロードマップを考える際に、役立つのがDX推進システムガイドライン。(DX推進システムガイドラインに盛り込む内容の一例も掲載アリ)
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デジタルトランスフォーメーション(DX)の課題とそれに対する解決策
https://manamina.valuesccg.com/articles/767既存のビジネスをデジタル技術を活用して変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)を、企業戦略として取り入れる企業が増えています。しかしDXを実現するのは簡単ではありません。この記事ではDXに取り組む上で想定される課題を洗い出し、解決のための糸口をご紹介します。
課題を整理し、目標との差分を測れば次にやるべきことも見えてくるはずです。DXとは大きな変革である、と定義されていますが、どんな大きな変化もまずは小さな一歩から始まります。必ずやらなければいけないことから優先順位を立てて、一歩ずつ進めていくべきでしょう。
Step2:データに強い組織とは?
DXは全社的な取り組みになるべきだが、実現も難しい。データマーケティングは事業単位の取り組みでも可能です。データを活用して事業を改善する取り組みと、仕組み化としての組織づくりはどう行うべきかが重要になってきます。
■2-1 データマーケティングのできる組織づくり
Webアクセスのログなど大量のデータが取れる今「データマーケティング」に取り組む企業が増えています。データマーケティングに取り組むには、データを扱える人材を組織的に育成する努力が必要です。データマーケティングできる組織づくりを事例も参考にしながら見ていきましょう。
<記事内ポイントをピックアップ>
- データマーケティング組織とは:大量かつ複雑な情報を扱うビッグデータを、マーケティングの意思決定に活用する組織
- 組織強化は経営者がキー:経営者が意思決定すれば、どんな企業でもデータマーケティングできる人材・組織づくりができるはず。
- 費用や効率を考えると、いきなり大規模なデータ収集やシステム開発を行うのはリスク。まずは散在している社内データを一箇所に集め、利用可能な状態にするのもデータドリブンな組織の第一歩。
- Nikeの事例:データ分析に基づくマーケティング戦略で70%成長。現在はさらに細分化して顧客ごとにパーソナライズしたマーケティング戦略「コンシューマーダイレクトオフェンス」を採用。そのほか日経の事例もアリ
Webアクセスのログなど大量のデータが取れる今「データマーケティング」に取り組む企業が増えています。データマーケティングに取り組むには、データを扱える人材を組織的に育成する努力が必要です。データマーケティングできる組織づくりを事例も参考にしながら見ていきます。
■2-2 インタビューから読み解くデータに強い組織
三井住友海上さんと花王さんのインタビュー事例からより深掘りしていきます。ビジネスとデータの橋をつなぐ「ビジネストランスレーター」の役割や、コミュニケーション量の重要性といったポイントが明らかに。
○三井住友海上の木田さん|精鋭データ組織を支える「ビジネストランスレーター」
「データ人材を目指す道はいま、より簡単になっている」。そう語るのは、三井住友海上火災保険株式会社でデータ分析を率いる、木田浩理さん。意外にも木田さんがデータ分析を学び始めたのは30歳になってから。現在、第一線で活躍するデータサイエンティストに、必要なスキルや身に付け方についてお聞きした記事です。
<インタビュー内容をピックアップ>
- デパートのお客さんの買い回りパターンを分析し、可視化して販売員に見せると、共感を得ることができた。お客さんのニーズ、つまり「なぜ買うか」の理解につながったから。そしてこれはジョブ理論の考え方と一緒。
- 現場サイドとデータ分析者をつなげる「ビジネストランスレーター」がこれから重要。ジョブ理論やビジネス創出のノウハウを熟知しつつ、データも触れる人材の重要性がますます高くなっていく。
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文系30歳からデータ人材に。三井住友海上の精鋭データ組織を支える「ビジネストランスレーター」のキャリア
https://manamina.valuesccg.com/articles/757「データ人材を目指す道はいま、より簡単になっている」。そう語るのは、三井住友海上火災保険株式会社でデータ分析を率いる、木田浩理さんです。意外にも木田さんがデータ分析を学び始めたのは30歳になってから。現在、第一線で活躍するデータサイエンティストに、必要なスキルや身に付け方について、ヴァリューズの後藤がお話しを聞きました。
○花王の佐藤さん|なぜ強力なデータ分析チームを作れたのか?
データ分析チームを社内で組織化していきたいという動きは多くの企業で高まっていますが、人材は社内で育成すべきか、あるいは外部パートナーの手を借りるべきかといった人手の悩みや、そもそも何から始めたらいいのかと課題を抱える方は多い状況です。そんな中、早くからデータ分析組織の内製化を進めていた花王さんは、どのような取り組みをされているのでしょうか。
<インタビュー記事の目次>
- 花王のデータ分析組織とは
- データ分析は「チームでやるもの」
- 強い組織の秘訣は「会話量」
- データ分析は業務プロセスを変えるため
↓さらに詳しく学ぶ!
なぜ花王は強力なデータ分析チームを作れたのか? リスクを取るリーダーが率いる総勢20名の組織とは
https://manamina.valuesccg.com/articles/753データ分析チームを社内で組織化していきたいという動きは多くの企業で高まっていますが、人材は社内で育成すべきか、あるいは外部パートナーの手を借りるべきかといった人手の悩みや、そもそも何から始めたらいいのかと課題を抱える方は多い状況です。そんな中、早くからデータ分析組織の内製化を進めていた花王さんは、どのような取り組みをされているのでしょうか。データ活用コンサルタントであるヴァリューズの岩村がその秘訣を聞きました。
Step3:データ活用組織の事例
システムとしての組織は、具体的にどのようなアウトプットを目指して運営されるべきなのでしょうか?次の3社の事例では、DMP構築や顧客情報のダッシュボード化といった取り組みがなされていました。各社のアウトプット事例を見て、自社で着手すべき取り組みを考えるヒントにしてみてください。
■事例1:サントリーはDMPで「お客様ともう一度つながる」。Quick-Winで進めるデータ活用とは
サントリーのプライベートDMP活用までの道のりとこれからをテーマにお話をうかがいました。まずはDMPの整備を進め、また顧客データを再活用し、マーケティングの促進を図っています。DMPはそもそも導入で足踏みしてしまったり、導入自体がゴールとなって手段が目的化してしまったりすることも多い状況です。サントリーさんの事例から、データドリブンなマーケティングの文化を浸透させていく方法を探ります。
<インタビュー記事の目次>
- DMPは再度接点を持てるツール
- 分析チームはマーケ部署内に
- 「お客様理解」につなげるために
↓さらに詳しく学ぶ!
サントリーはDMPで「お客様ともう一度つながる」。Quick-Winで進めるデータ活用とは
https://manamina.valuesccg.com/articles/723プライベートDMP活用までの道のりとこれからをテーマに、ヴァリューズの岩村がサントリーさんにお話しを聞きました。DMPはそもそも導入で足踏みしてしまったり、導入自体がゴールとなって手段が目的化してしまったりすることも多い状況です。サントリーさんの事例から、データドリブンなマーケティングの文化を浸透させていく方法を探ります。
■事例2:GDOがTableauで顧客情報をダッシュボード化。裏側にはデータドリブンな組織の4つの要素が
GDOのマーケティングにおけるデータ活用について、GDOとTableau Japan、ヴァリューズの3社鼎談を企画。GDOのデータ戦略の枠組みやデータの整理方法・アウトプットの事例から、データドリブン組織の秘訣を探りました。Tableauを使った営業改善で、BtoB事業においてもデータドリブンは欠かせないということがわかるインタビューです。
<インタビュー記事の目次>
- GDOのデータ戦略の枠組み
- なぜGDOはTableauを導入したのか
- 「ゴルフ場カルテ」でデータ可視化
- データ活用で変わったGDO営業組織
- データドリブン組織の4つの要素とは
↓さらに詳しく学ぶ!
GDOがTableauで顧客情報をダッシュボード化。裏側にはデータドリブンな組織の4つの要素が
https://manamina.valuesccg.com/articles/745国内最大級のゴルフ関連総合サイト「ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)」は、BIツール「Tableau(タブロー)」を用いたデータの利活用を行っています。今回、マナミナ編集部はGDOのマーケティングにおけるデータ活用について、GDOとTableau Japan、ヴァリューズの3社鼎談を企画。GDOのデータ戦略の枠組みやデータの整理方法・アウトプットの事例から、データドリブン組織の秘訣を探りました。
■事例3:JA全農が実践したデータドリブン運営につながる可視化・分析とは|MarkeZine Day 2020 Springレポート
テクノロジーの発達により大量のデータを取得できるようになり、そのデータを活用したマーケティングの重要性に気づいたものの、具体的な進め方や運用に悩みを抱えている方も少なくないでしょう。今回はそんな方にも参考になるような事例として、「MarkeZine Day 2020 Spring」で語られたJA全農の事例をもとに、セミナーレポートをお送りしています。
顧客分析のためのデータ基盤構築について学べる内容となっています。
<レポート記事の目次>
- 「JAタウン」のデータソース、データ活用先とは?
- データ分析を意思決定につなげる進め方
- JA全農側データの整備で重視したこと
- データマーケティングを成功に導くために
- まとめ
↓さらに詳しく学ぶ!
JA全農が実践したデータドリブン運営につながる可視化・分析とは|MarkeZine Day 2020 Springレポート
https://manamina.valuesccg.com/articles/820テクノロジーの発達により大量のデータを取得できるようになり、そのデータを活用したマーケティングの重要性に気づいたものの、具体的な進め方や運用に悩みを抱えている方も少なくないでしょう。今回はそんな方にも参考になるような事例として、「MarkeZine Day 2020 Spring」で語られたJA全農の事例をもとに、セミナーレポートをお送りします。
まとめ
データ活用やDX組織づくりを強化する3つのステップ、いかがでしたでしょうか?
データマーケティングで目指すのは、PR・販促といったマーケティング活動のさらなる精緻化です。データで事実を踏まえ、改善点を明確にした上でステップを積み上げていき、ナレッジを溜めていくためにも組織化が重要になります。全社的に広がっていけばDXの取り組みとも自然につながっていくのではないでしょうか。
まずは自社に眠っているデータの整理、活用を考えてみてください。また、ヴァリューズでは蓄積された社内データをプロのアナリストが可視化するデータ活用支援サービス「CDM(Customer Data Management)」も提供しています。データの整理・活用でお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
CDM | ビッグデータ×マーケティングで事業の成長を支援|株式会社ヴァリューズ
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2018年MRT株式会社に新卒入社。オンライン診療サービス新規事業部に所属し、医師患者医療業界の方の声からオンライン診療情報サイトの重要性を感じ「MedionLife」を立ち上げる。リアルな声を大事にした"web上にいきるbookづくり"を目指し日々奮闘中。料理したり植物を育てたりすることがすきです。マナミナ編集部元ライター。